文字情報
文字情報エリア
選択した文字に対して、いろいろな文字情報(文字種、区点番号、大漢和番号、GT書体番号、部首、画数、よみ、同定字、関連字などの情報)を見ることができます。
親字の拡大表示
画面上部に表示された親字をタップすると、文字を拡大して表示します。利用目的にあわせて拡大した文字の書体を切り替えられます。さらに、Proでは画像の保存や他のアプリケーションとの共有ができます。
※ 画面例はPro版です。丸ゴシック体で表示しています。
- 書体
- 利用可能な書体を一覧から選択できます。
※ 表示可能な書体は文字セットによって異なります。明朝体、ゴシック体、教科書体、丸ゴシック体は、JIS第1、第2水準漢字の範囲、GT書体、T明朝体、Tゴシック体、T楷書体は、JIS漢字およびGT書体フォントの範囲に適用されます。文字セットの種類については検索できる文字の種類をご覧ください。 - 共有
- 拡大した文字を画像イメージとして他のアプリケーションと共有できます。
- 保存
- 拡大した文字を画像イメージとして保存します。
親字をWEBで検索
アイコンをタップすると、親字をインターネット上の辞書サイトに送信して検索結果を表示します。
† [文字の操作]ダイアログの「文字をWEBで検索」で最後に実行した辞書サイトが開きます。
† アイコンはUNICODE文字を選択した場合にのみ表示されます。
凡例
文字コードを区別するために、文字コードの情報には以下の略称が使われます。
略称 | 意味 |
---|---|
S | Shift JIS(日本) |
E | EUC(日中韓台) |
U | UNICODE(存在する場合) |
B | Big5(台湾) |
法令等で定められた漢字表に収録されている漢字は、その属性が表示されます。
- 常用漢字
- 常用漢字表に収録されている漢字。
2010年11月30日に平成22年内閣告示第2号「常用漢字表」(文化庁)として内閣告示された。従来の常用漢字表から196字を追加、5字を削除し、2136字からなっている。 - 康煕字典体
- 常用漢字に対して、明治以来行われてきた活字の字体とのつながりを示すために参考として添えられている「いわゆる康煕字典体」。
- 教育漢字 (学習漢字)
- 常用漢字のうち小学校6年間のうちに学習することが文部科学省によって定められている漢字の総称。
文部科学省による学習指導要領の付録『学年別漢字配当表』によって、学年別に合計1006字が定められている。 - 人名用漢字
- 日本における戸籍に子の名として記載できる漢字のうち、常用漢字に含まれないもの。法務省により「戸籍法施行規則別表第二」として指定されている。別表第二は「一」と「二」に分類されている。
常用漢字表の改正にともない、2010年11月30日に改正され、常用漢字表に追加された129字を削除(うち3字の異体字が別表第二の二へ移動)、常用漢字表から削除された5字を追加し、合計861字となった。 - 印刷標準字体
- 2000年12月8日に国語審議会が常用漢字表外の漢字について「字体選択のよりどころ」として一定の方針を示した答申「表外漢字字体表」(文部科学省)において、康煕字典に掲げる字体そのものではないが、康煕字典を典拠として作られてきた明治以来の活字字体である「いわゆる康煕字典体」として位置づけられた字体。
- 簡易慣用字体
- 「表外漢字字体表」(文部科学省) において、印刷標準字体の簡易字体として印刷標準字体と入れ替えて使用しても支障ないと判断し得る印刷文字字体。
- 許容字体
- 「しんにゅう/しめすへん/しょくへん」に関係する字のうち、「//」の字形が印刷標準字体(通用字体)の場合に併記された「//」の字形(3部首許容)。印刷文字として許容字体が用いられている場合には通用字体に改める必要はない。
常用漢字表では、////の5字が許容字体とされている。
同定字エリア
文字情報の1段目には同定字の一覧が現れます。
† 同定字とは、みかけ上おなじ形をした文字のことです。
† 一覧にある文字をタップすると、その文字について新規に文字情報を検索します。
文字情報には、それぞれの文字情報の意味を示す、以下のようなピクトグラムが使われます。
文字色 | 文字の種類 |
---|---|
日本基本(JIS第1・第2・第3・第4水準) | |
日本補助 | |
GT | |
大漢和 | |
中国 | |
韓国 | |
台湾 | |
各国 | |
その他非漢字など |
関連字エリア
文字情報の2段目以降には関連字の情報が現れます。
† 関連字とは、意味や字体などが互いに関連している文字のことです。
† 一覧にある文字をタップすると、その文字について新規に文字情報を検索します。
文字情報には、それぞれの文字情報の意味を示す、以下のようなピクトグラムが使われます。
ピクトグラム | 文字の種類 |
---|---|
異形字:特定のパターンで変形した漢字と、その元になったとされる漢字 | |
略字:点画を省いて簡略にした字体と、その元になったとされる漢字 | |
古字:魯の恭王が孔子の旧宅を壊したときに出てきたとされる字体と、そこから派生した漢字 | |
本字:漢和辞典で親字として掲載される字体と、現在一般的に使われている字体 | |
篆字:てんじ。前三世紀ごろに中国で使われていた字体と、そこから派生した漢字 | |
籀字:ちゅうじ。周王朝の史官が作ったとされる字体と、そこから派生した漢字 | |
隷字:れいじ。篆字を省略した字体と、その元になったとされる漢字 | |
通用字:意味や読み上で交換が行われる漢字どうしの関係。また、日常的に使われている漢字や誤って定着した字体とその元になったとされる漢字 | |
異体字:意味や字体、発音などが関連する漢字・文字どうしの関係 | |
関連字:意味や字体が広く関連する文字・記号類どうしの関係 | |
日本漢字:中国・韓国・台湾の漢字に対する日本の漢字 | |
中国漢字:日本・韓国・台湾の漢字に対する中国の漢字(簡体字など) | |
韓国漢字:日本・中国・台湾の漢字に対する韓国の漢字 | |
台湾漢字:日本・中国・韓国の漢字に対する台湾の漢字(伝統字など) | |
大文字:アルファベットの大文字と小文字の関係における、大文字 | |
小文字:アルファベットの小文字と大文字の関係における、小文字 |
† 右向きのピクトグラムは親字(文字表示エリアの文字)に対してその関係で派生した文字をあらわし、左向きのピクトグラムは、その関係で派生した結果が親字となるような、派生元の文字を表します。たとえば、親字Aに対してBと表示される文字は、親字Aの異形字として文字Bがあるという意味であり、親字Aに対してCと表示される文字は、文字Cの異形字が親字Aとなるという意味です。