超漢字における BTRON3 仕様書の修正
最終更新日:2005年8月31日 (水)
はじめに
超漢字(B-right/V R4)では、BTRON3 仕様書に対して、
「超漢字(B-right/V R4)仕様書」に示す変更に加えて、
さらにいくつかの修正を行って実装しています。
以下、修正の内容を説明します。
修正内容
以下の修正は、全て「BTRON3 仕様書」の「第2編 OS仕様」に関する修正です。
2.3.1 描画環境の生成/削除
- gget_spc
gget_dsp
- DEVSPEC を DEV_SPEC に修正します。
- gget_dev,
gget_dsp,
gget_csp
- 描画環境ID gid の型
W を GID に修正します。
- gget_col
- COLORVAL を COLOR に修正します。
2.4.9 ビットマップの操作
- grst_mbm
- vr.c.left を br.c.left に修正します。
3.1.2.2 ウィンドウイベント
- EV_MSGの説明の第2文
- 「…type の後にメッセージの先頭4バイトが設定されている」を
「…type の後にメッセージの先頭8バイト(タイプとサイズ)が設定されている」
に修正します。
3.1.4 ウィンドウマネージャの関数
- wrsz_drg
- RECT *limit の説明において、
「limit->lefttop はウィンドウの最小サイズ
( lefttop.c.v が縦、lefttop.c.h が横の大きさ )
を示し、limit->rightbot は同様に最大サイズを示す。」を
「limit->p.lefttop はウィンドウの最小サイズ
( lefttop.y が縦、lefttop.x が横の大きさ )
を示し、limit->p.rightbot は同様に最大サイズを示す。」
に修正します。
- wopn_iwd
- パラメータの説明で W gid 描画環境とあるのを、
GID gid に修正します。
- wget_inf
- wget_infが2つあるので、後者を wset_inf に修正します。
3.2.1.2 標準メニュー
- 冒頭の1文
- 「1 レベルのポップアップメニューを標準メニューとしているが、
特殊な場合として 1 レベルのポップアップメニューも存在する。」を
「 2 レベルのポップアップメニューを標準メニューとしている。
最大 4レベルまで可能である。」
に修正します。
3.2.1.4 標準メニューのデータ構造
- メニューの表示属性、および、項目リストの構造の説明
- COLORVAL を COLOR に修正します。
3.2.1.7 汎用メニューのデータ構造
- 冒頭の第2文
- 「メニューの項目は最大 128 個までである。」を
「メニューの項目は最大64 個までである。」に修正します。
3.3.1.3 パーツのデータ構造
- パーツの定義構造の説明
- COLORVALをCOLORに修正します。
3.3.2 パーツの種類
- 3.3.2.1 テキストボックス ,
3.3.2.2 シークレットテキストボックス ,
3.3.2.3 数値ボックス ,
3.3.2.4 シリアルボックス
- 各々のの説明文において、COLORVAL を COLOR に修正します。
- 3.3.2.9 スイッチセレクタ
- 状態/属性の説明において、P_PARTDISP が重複しているので、
前者を P_HALIGN に修正します。
3.6.2.2 標準データ形式
- パターンイメージ (PAT_DATA)
- タイプ0 の型がおかしいので、以下のように修正します。
W kind;
UH hsize;
UH vsize;
COLOR fgcol;
COLOR bgcol;
W off_mask;
W mask[*];
3.8.5 実身/仮身マネージャの関数
- odsp_vob
- パラメータの V_ERAS を V_ERASEに修正します。
解説の項にある Wffff vid -- 仮身 ID を W vid -- 仮身IDに修正します。
- osta_prc
- 解説の最後の文「付箋の場合は、EX_VOBJ のエラーとなる。」を削除します。
エラーコードの最後にある「EX_VOBJ : 仮身の状態/属性が不適当(付箋)」
の 「(付箋)」を削除します。
- oget_fsn
- エラーコードの EX_VOBJ にある「処理中状態でない」の記述は削除します。
- ofmt_vob
- 【解説】の最後の行にある X_VOBJ を EX_VOBJ に修正します。
3.10 TCP/IPマネージャ
- so_gethostbyaddr
- 引数の順番を修正します。つまり、
ERR so_gethostbyaddr (B *addr, W type, W len, HOSTENT *hp, B *buf) を
ERR so_gethostbyaddr (B *addr, W len, W type, HOSTENT *hp, B *buf) に修正します。
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