以下の説明では、
開発環境をインストールしたディレクトリを $BD
と略記します。
例えば、開発環境を /usr/local/brightv
にインストールしたのであれば、
$BD
を /usr/local/brightv
と読み換えてください。
開発環境が正常にインストールされたかどうかを、 サンプルプログラムの make を行なうことで確認します。
アプリケーションプログラムとデバイスドライバのサンプルが下記のディレクトリにあります。
$BD/appl/sample1 | アプリケーションサンプル(1) |
$BD/appl/sample2 | アプリケーションサンプル(2) |
$BD/appl/tagsamp1 | 見出しパネルサンプル(1) |
$BD/appl/tagsamp2 | 見出しパネルサンプル(2) |
$BD/driver/sample | デバイスドライバサンプル |
$BD/util/sample | 実機用ツールサンプル |
make の方法は各ディレクトリの ReadMe に記述があります。
ここでは、$BD/appl/sample1 にある アプリケーションサンプル(1)を例にとって、
具体的な make の方法から動作確認までの手順を示します。
サンプルアプリケーション(1) は、簡単な「線描画」プログラムです。
../../../etc/mymake clean -- クリーンアップ ../../../etc/mymake -- 作成 ../../../etc/mymake install -- 作成 & インストール
make clean -- クリーンアップ make -- 作成 make install -- 作成 & インストール
gmake
という名前でインストールされていることがあります
(FreeBSD で GNU make を別途インストールした場合など)。
この場合は、make
を gmake
と読みかえてください。
sample.out 実行オブジェクト sample.map マップ sample.fsn 付箋 sample.bz 実行アーカイブファイルインストールを指示した場合は、さらに bin/pcat ディレクトリに以下のファイルが作成されます。
sample.map マップ sample.bz 実行アーカイブファイル
xxxx/ 特定のアプリケーション用のディレクトリ ├─ src/ ソース用ディレクトリ └─ pcat/ オブジェクト用ディレクトリ
ホスト側で gterm を起動するか、ターゲット側で[コンソール]小物を起動します。
CLI の fget
コマンドを使用してネットワーク経由で、
必要なファイルをターゲットにロードします。
例 : [/SYS/WORK]% fget myhost:$BD/bin/pcat/sample.bz
上の例で、myhost
は開発環境のあるホストのホスト名$BD
は、開発環境をインストールしたディレクトリ(例 :/usr/local/brightv/
)に それぞれ置き換えて入力してください。
ftp によるファイル転送ができない場合は、gterm を使って、 CLI の recv コマンドにより、 シリアル経由で実行アーカイブファイルをターゲットにロードすることも可能です。
[/SYS]% cd WORK [/SYS/WORK]% recv -d $BD/bin/pcat/sample.bz
上の例で、$BD
は、開発環境をインストールしたディレクトリ
(例 : /usr/local/brightv/
)
に置き換えて入力してください。
以下の手順で、ターゲット上で実行ファイルを作成し、 アプリケーション登録を行います。
例 : [/SYS/WORK]% expf -v sample.bz
これにより /SYS/WORK/SAMPLE が生成されます。
例 : [/SYS/WORK]% vup -t SAMPLE /SYS
これにより SAMPLE が小物アプリケーションとして登録されます。
例 : [/SYS/WORK]% rm -r sample.bz SAMPLE
アプリケーション登録が完了したので、不要なファイルを削除します。
小物箱を開くと、「サンプルプログラム」があるので、 それをダブルクリックして実行します。
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