総合パッケージソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京都品川区、電話:03-5702-7858、資本金1,000万円)は、最大3840×2400ピクセル、920万画素、204dpi(dot per inch)の高精細・大画面TFT液晶モニターに対応した多漢字BTRON仕様OS(※1)「超漢字4高精細版」の開発に成功し、6月25日よりシステム商品として発売開始いたします
「超漢字4」は、PC/AT互換機(DOS/Vパソコン)上で動作するBTRON仕様OSの最新版です。インターネットブラウザやメールソフト、ワープロソフト、表計算ソフト、カード型データベースなど、基本的なアプリケーション類が標準添付されており、このすべてにおいて世界各国の文字や漢字17万字以上を自由に混在して扱えます。また、読めない漢字をすばやく入力できる「文字検索」や多言語を入力するための「世界文字入力」、異体字を含めたあいまい検索が可能な「異形字ゆらぎ検索」など、多漢字・多文字を支援する各種の機能も充実しています。
今回発売する「高精細版超漢字システム/2048」は、Pentium4 2.2GHzのCPU、256MBメモリ、40GBのハードディスクを実装したPC本体に、20.8型TFT液晶ハイブリッド・カラー・モニターおよび本モニターに対応した「超漢字4高精細版」をバンドルし、OSとして超漢字4およびWindows 2000をインストール済で出荷するシステム商品です。本液晶モニターは、XGAモニター4台分、QXGA(2048×1536)の高解像度と、1670万色フルカラーをサポートしており、医療機関、製造業におけるコンピュータ設計のCAD、印刷・出版業界のDTPなど、プロフェッショナルな用途に最適な液晶ディスプレイです。本システムの価格は1,200,000円(税別)で、6月25日よりパーソナルメディアからの直販でお求めいただけます。
また、パーソナルメディアでは、22.2型TFT液晶デジタル・カラー・モニターを採用した「高精細版超漢字システム/3840」の開発にも成功しており、7月中旬より発売する予定です。本システムの液晶モニターは、画素ピッチ0.1245mm(204dpi)の超高精細TFTパネルを使用したものであり、UXGAモニター4台分を上回るQUXGA-W(3840×2400)の超高解像度と、1670万色フルカラーをサポートしています。本システムでは、A4サイズの紙2枚をそのまま表示したり、業務用の高解像度デジタルカメラで撮影した写真をそのままの画質で表現することができ、超漢字の新たな応用の可能性を拡げます。
超高精細表示の可能なコンピュータシステムは、CAD業務、DTP業務、博物館の展示システムなどに大きな需要があります。特に、DTP業務の場合、文字に対するお客様の要求には多くのバリエーションがありますので、超漢字のような文字に強いOSを活用することは、有力なソリューションになります。今回、多漢字機能を持つOS「超漢字4」が超高精細表示に対応したことにより、「超漢字4」および超高精細液晶モニターの活用の幅が大きく拡がりました。
※1 | OSとはオペレーティングシステムの略で、「基本ソフト」とも呼ばれます。その上でいろいろなアプリケーションを動かすための土台となるソフトウェアです。一方、BTRONとは、トロンプロジェクトの1つとしてパソコン向けに仕様設計されたOSであり、高性能かつコンパクト、ハイパーメディア機能(実身仮身モデル)、多漢字・多言語といった特長があります。 |
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