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補足資料
「超漢字広辞苑」で使用される漢字

補足説明
「超漢字3」とは?

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2001年9月7日

パーソナルメディア株式会社
〒142-0051 東京都品川区平塚1-7-7 MYビル
TEL.03-5702-7858 FAX.03-5702-7857
E-mail:sales@personal-media.co.jp
http://www.personal-media.co.jp/
(超漢字のホームページ) http://www.chokanji.com/


書籍版「広辞苑」の字形をPC上でも正確に再現
〜BTRON用の電子辞書ソフトウェア「超漢字広辞苑」を新発売〜

総合パッケージソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京、電話番号03-5702-7858、資本金1,000万円)は、多漢字BTRON仕様OS「超漢字3」で動作する電子辞書ソフトウェア「超漢字広辞苑(ちょうかんじ こうじえん」を9月14日から発売いたします。 岩波書店の「広辞苑」は、1955年の初版発売以来、日本語のレファレンスとして多くの場面で引用され、多くの日本人に愛されてきた国民的な辞書です。国語辞典の形態をとりながら、百科事典の要素も取り入れた「国語+百科」辞典の最高峰として、現代生活に必要な言葉や事項を過不足なく掲載しています。また、歴史の長い辞書にもかかわらず、新しい言葉や日本語への用法にも積極的に対応しており、1998年に全面改訂された『広辞苑第五版』では、新たに1万項目の追加が行われています。「広辞苑」の詳細については、http://www.iwanami.co.jp/kojien/をご覧ください。

パーソナルメディアから今回発売される「超漢字広辞苑」は、岩波書店より『広辞苑第五版』の電子データのライセンスを受け、超漢字3上で閲覧できるようにした電子辞書ソフトウェアです。その最大の特長は、150万の文字を自由に扱えるTRONコードの利用により、書籍版「広辞苑」の字形を正確に反映していることです。辞書の閲覧時はもちろん、その内容を切り貼りしてワープロソフトやデータベースソフトなど他のウィンドウにコピーした場合でも、常に書籍版の「広辞苑」と同じ正確な字形で表現されます。超漢字3上では、すべてのアプリケーションが自由にTRONコードを扱えますので、「超漢字広辞苑」から切り貼りした文字データを他のアプリケーションで利用する場合にも、字形の変わる心配がありません。

たとえば、「森鴎の旧字外」の「鴎の旧字(カモメ)」は、JIS第1・第2水準には存在しない文字ですが、TRONコードでは「鴎の旧字」と「鴎」を区別して扱えますので、「超漢字広辞苑」の「森鴎の旧字外」の項目には「鴎の旧字」の文字を使っています。一方、Windowsなどで動作する一般的な電子辞書やウェブサイトでは、「鴎の旧字(カモメ)」の文字が使えませんので、JIS第1水準18区10点の「鴎」で代用されるケースが多く、字形の正確さという意味では疑問が残りました。ちなみに、「超漢字広辞苑」においては、JIS第1・第2水準範囲外のTRONコードの文字が2018文字利用されておりますが、その中には、書籍版の漢字の字形を忠実に再現するために、JIS第1・第2水準の漢字をJIS補助漢字やGT書体フォントで置き換えたものも含まれています(補足資料参照)。

「超漢字広辞苑」のもう1つの特長は、特に日本語を大切にする高齢者のご利用を想定し、辞書の内容や操作用ボタン等の拡大表示ができることです。BTRON仕様OSには、以前から「イネーブルウェア」と呼ばれる障害者向けの機能が備わっており、弱視や高齢者の方のために、ウィンドウのタイトルバーやメニューなどを拡大する機能がありました。「超漢字広辞苑」では、さらにこの機能を充実させ、辞書の見出し語や辞書内容の表示用文字はもちろん、操作用のボタン類(テキストスイッチやスイッチセレクタ、操作画面選択用の見出しタブなど)の拡大表示も可能とし、高齢者の方でも辞書の操作や閲覧が容易に行えるように工夫しました。

「超漢字広辞苑」には、上記の特長のほか、全文検索や品詞検索などの便利な機能も備わっています。「超漢字広辞苑」の価格は13,800円(税別)で、パーソナルメディア株式会社 http://www.personal-media.co.jp/ からの直販にてお求めいただけます。

画面写真
  ○画面写真 (GIFファイル  164KB)

補足資料:「超漢字広辞苑」で使用される漢字
表1 字形の正確さに関する比較例

表2 「広辞苑」に出てくるJIS第1・第2水準範囲外の漢字例

補足説明:「超漢字3」とは?
「超漢字3」は、トロンプロジェクトから生まれたBTRON仕様OS(※1)、超漢字シリーズの最新版です。「GT書体フォント」(※2)、大漢和辞典収録文字(※3)、iモード絵文字などを含めて、世界各国17万の文字を自由自在に扱えます。「超漢字3」は、JISやUnicodeに含まれない多数の人名用異体字を扱う自治体の情報システム、書名や著者名に多漢字、多言語を必要とする図書館の情報システム、国文学、歴史学、言語学の研究者、海外在住の日本人や日本在住の留学生の皆様などを中心に、大きな注目を集めております。

「超漢字3」は、基本的にはPC/AT互換機(DOS/Vパソコン)で動作します。インターネットブラウザやメールソフト、ワープロソフト、表計算ソフトなどの基本的なアプリケーション類に加えて、漢字の構成部品(ヘンやツクリ)や読み、画数、異体字、関連字などの情報から必要な漢字を素早く検索できる文字検索ユーティリティ、多言語を入力するための世界文字入力機能などが付属しています。ワープロなどの基本的な機能が揃っているため、これだけで統合ソフトウェアとしてご利用いただけますが、OSですので、この上で用途に応じたアプリケーションを開発することも可能です。「超漢字3」の開発環境は、超漢字上で動作するセルフ開発環境のほか、LinuxなどのUNIX系OSの上で動作するクロス開発環境も用意されており、いずれも超漢字のホームページ http://www.chokanji.com/ から無償でダウンロードできます。

「超漢字3」は、Windows 98 や Windows Me と同等以上の能力を持ちながら、はるかにコンパクトで高速です。Intel 80486DX、16MBメモリ、300MBのハードディスクといったハードウェア構成で十分実用的に動作します。さらに、多漢字機能を使用しない場合にはより少ない容量のハードディスクでも動作し、古いパソコンも無駄にはなりません。起動時間も10〜20秒程度ですから、気軽にパソコンを動かしたり、しばらく使わない間は電源を止めたりできます。その結果、電気のムダ使いを避けることができ、環境にも優しいオペレーティングシステム(OS)となっています。

「超漢字3」の関連製品や関連書籍として、超漢字3内に作成されたコンテンツをそのままウェブページとして情報発信できる「超漢字ウェブコンバータ」および「超漢字ウェブサーバ」、Oracleを用いたデータベースを多漢字化する「超漢字ソリューション for Oracle」、多漢字の送受信が可能なメールソフト「超漢字メール」、超漢字上でトンパ文字が使える「超漢字トンパ書体」、Virtual PCを用いてマッキントッシュ上で超漢字を動作させる「Macで超漢字」、超漢字3の入門書「はじめてみよう超漢字-ファーストステップ」などが発売されています。また、漢字の字体の典拠である「康煕字典」を超漢字3上で動作する電子辞書ソフトウェアとした「超漢字康煕字典」の発売も予定されています。

※1OSとはオペレーティングシステムの略で、「基本ソフト」とも呼ばれます。その上でいろいろなアプリケーションを動かすための土台となるソフトウェアです。BTRONとは、トロンプロジェクトの1つとしてパソコン向けに仕様設計されたOSです。トロンプロジェクトの詳細については、トロンプロジェクトのホームページ http://www.tron.org/ をご覧ください。
※2日本学術振興会の未来開拓学術研究推進事業「マルチメディア通信システムにおける多国語処理の研究」プロジェクトの成果。http://www.l.u-tokyo.ac.jp/GT/ でも公開されています。
※3大漢和辞典 諸橋轍次著 大修館書店刊。超漢字3に実装した大漢和辞典録文字は、ダッシュ付漢字や補巻まで含めて、修訂第二版に完全準拠しています。

「広辞苑」は株式会社岩波書店の登録商標です。
『広辞苑第五版』 (C) 1998, 2001 株式会社岩波書店
TRONは“The Real-time Operating system Nucleus” の略称です。
BTRONは“Business TRON”の略称です。
BTRON はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
超漢字ロゴはパーソナルメディア株式会社の登録商標です。
その他の社名や商品名などは各社の商標または登録商標です。
本資料に記載された製品の仕様、画面イメージ、価格などは、発表日現在のものです。最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

以上

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