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超漢字3の新機能・変更点

2001年2月8日(木)
「超漢字2」(R2.500)から「超漢字3」(R3.000)で追加および修正された内容を説明します。

† R2.501〜R2.506 の各バージョンで追加および修正された内容も含みます。
† ここで説明した以外にも、数多くの修正が行われています。

1.システム
  1. GT書体フォント、大漢和辞典収録文字、iモード絵文字のサポート
    GT書体フォントの66,756文字、大漢和辞典収録の51,053文字、 iモード絵文字の166文字が新たに利用可能となりました。 この結果、超漢字3で使える文字数は171,500文字に拡大しました。

  2. 今昔文字鏡の非サポート化
    超漢字3では今昔文字鏡の文字を使用しないため、 今昔文字鏡の文字はシステムに登録されません。 また、 区点入力パネルや文字検索小物でも、 今昔文字鏡の文字や文字情報はサポートされません。 超漢字、および超漢字2からシステムを消去せずに更新するなどして 超漢字3の区画に今昔文字鏡の書体実身が残っている場合は、 今昔文字鏡の文字は画面に表示されます。 それ以外の場合は今昔文字鏡の文字は網かけの■の文字として表示されま す。

  3. 画面の配色・書体の変更機能
    画面に現れるパネルやウィンドウの配色や書体を、 ユーザ自身がカスタマイズできる機能を追加しました。

  4. USB機器からのシステム起動に対応
    パソコン本体が対応している場合は、 USB フロッピーディスクドライブや USB CD-ROM ドライブからシステムを起動して、 システム登録ができます。

  5. Windows区画に登録用ファイルをコピーしてシステム登録する場合に、 Windows区画の4GB以内にシステム登録ファイルを置かなければならないという制限を廃止しました。

  6. システム起動時に、システムメッセージパネルが先に表示されていたのを廃止し、 初期ウィンドウと同時に表示するようにしました。

  7. 初期画面を変更しました

  8. 背景画面を変更しました
2.ハードウェア対応
  1. USB 接続機器の対応
    以下の USB 接続機器に対応しました。
  2. プリンタの新規対応
    以下のプリンタに対応しました。
  3. 汎用ESC/Pプリンタの指定を、以下のように変更しました。
  4. 最小印刷用紙サイズを 30mm × 30mm に変更し、 レイアウト用紙サイズとあわせました。

  5. IBM ThinkPad 760E でフロッピーディスクドライブを使うとエラーが発生する症状を改善しました [R2.502]。

  6. Canon INNOVA NOTE の BIOS 設定で、 Power Savings を Enabled に設定すると動作しない問題を改善しました [R2.503]。

  7. System Selector を使ってハードディスクの区画分割をしたとき、 既に使用されている Windows 基本区画が「Windows 基本区画:未使用」 と表示されることがある問題を修正しました [R2.503]。

  8. PC カード接続の MO ドライブ I/O DATA MOA-AX1300W/CBIDE に対応しました [R2.505]。
3.文字入力
  1. 区点入力パネルのGT書体フォント、大漢和辞典収録文字、 およびiモード絵文字に対応しました。
    GT書体フォント、大漢和辞典収録文字、 およびiモード絵文字を区点入力パネルから入力できるようにしました。
4.書体
  1. GT書体フォント、大漢和辞典収録文字、およびiモード絵文字フォントを追加しました。

  2. 非漢字ドットフォント[基本英数-明朝固定]の修正/追加

  3. 韓国ドットフォント[韓国-明朝固定]の修正
    KS X 1001 16ドットビットマップフォントで9区の左上付き数字 /左下付き数字の位置が誤っていたのを修正しました。

  4. 以下の書体で明朝体のときドットフォントが拡大されていたのを改善しました。
  5. フォントファミリ名の変更と追加
    基本-SSゴシック可変と、補助-SSゴシック可変のフォントファミリ名を [SSゴシック体]から[ゴシック体]に変更しました。 このため JIS X 0208 の英数字をゴシック体で使う場合、 [ゴシック体](JIS X 0208フォント・固定ピッチでの使用を想定したもの) と[SSゴシック体](Unicodeフォント・欧文(比例ピッチ)での使用を想定したもの) の2種類から選択できるようになりました。

  6. SS明朝体等の約物類を半角かつ縦書きで表示したときに、明朝体と同様に90度回転して表示されるようになりました。

  7. 指定された書体名の書体が存在しない場合は、 見た目(フォントクラス)が似ている書体が使われるようになりました。
5.アプリケーション
○基本文章編集
  1. 縦書きに対応しました。 超漢字2の「縦書き文章編集」の機能を含んでいます。
  2. 座標パネルにページ数や行数を入力することにより、 そこへジャンプできる機能を追加しました。
  3. 検索/置換パネルでトレーを利用できるようになりました。
  4. 改行コードをサポートしました。[Shift]+[Enter]で入力できます。
  5. ルビに対応しました。
  6. 縦中横に対応しました。
  7. 文字の回転に対応しました。
  8. ウィンドウ幅(高さ)で折り返す表示モードを追加しました。

○縦書き文章編集
  1. 基本文章編集に統合されました。
    「縦書き文章編集」 の実行機能付せんを貼り付けてある文章実身は、 そのまま超漢字3の「基本文章編集」で開くことができます。
  2. 原紙箱から[原稿用紙−縦]を削除しました。
    縦書きの文章を作成する場合は「原稿用紙」を取り出して、 メニューの[書式/印刷]-[縦書き]を選択します。

○基本印刷
  1. 階調表示に対応しました。
    画面表示時に[Shift]+[Alt] を押しながら画面表示のパネルをクリックすることで、 階調表示になります。
  2. ドラッグスクロールに対応しました。
  3. ルビの印刷に対応しました。
  4. 縦中横の印刷に対応しました。
  5. 回転した文字の印刷に対応しました。

○電子手帳
  1. 2002年の春分の日(2002年3月21日)を追加しました。

○基本表計算
  1. 階調表示に対応しました。
  2. 任意のセル単位で書体および比例ピッチのオン・ オフを設定できるようになりました。
  3. トレーへの入出力でCSV形式での入出力をサポートしました。
  4. トレーへの出力で清書形式での出力をサポートしました。文字列は" で囲まれず、数値はセルでの表示形式を生かしたまま出力されます。
  5. 消去パネルと並び替えパネルのスイッチ名称を [設定]から[実行]に変更しました。
  6. [終了]メニューが不能になる場合があったのを改善しました。
  7. ドラッグスクロールに対応しました。

○マイクロカード
  1. カード画面と一覧画面で、 それぞれ設定できる文字サイズの種類を増しました。
  2. カード画面と一覧画面で、 それぞれ文字階調表示のオン・オフと比例ピッチのオン・ オフが指定できるようになりました。
  3. 文字の項目に対して、書体を設定できるようになりました。 カード画面、検索条件画面、一覧ウィンドウで反映されます。
  4. ドラッグスクロールに対応しました。

○基本ブラウザ
  1. テキスト形式(&T 形式)のTRONコードを解釈して、 対応するトロンコードの一文字を表示する機能に対応しました。
  2. フォームのテキストボックスやテキストエリアに入力された多漢字を、 サーバに送信する時点でテキスト形式(&T 形式) のTRONコードに変換して送信する機能に対応しました。
  3. 文字階調表示に対応しました。
  4. iモード絵文字を使ったWebページの表示に対応しました。
  5. & 表記による実体参照の全角・半角の取り扱いを変更し、 テキスト形式(&T 形式)のTRONコード、およびiモード絵文字の場合は 全角、それ以外は半角とするように変更しました。
  6. 常に比例ピッチフォントを使用する設定に対応しました。
  7. 画像の表示方法を改善しました。

○原紙一覧
  1. ユーザ原紙の属性および表示モードの設定が有効になるようにしました。
6.小物
○郵便番号辞書
  1. 新規に郵便番号辞書小物を追加しました。 平成12年11月現在の情報に基づく郵便番号と住所の相互検索が可能です。
  2. 小物箱に郵便番号辞書を追加しました。
  3. 小物メニューに郵便番号辞書を追加しました。

○システム環境設定
  1. 〈機器〉の見出しの〈機器情報〉に[USB接続機器]を追加しました。
  2. 〈画面〉の見出しに〈配色〉の見出しを追加しました。
  3. 〈画面〉の見出しに〈書体〉の見出しを追加しました。

○フォント設定
  1. 〈個別〉の見出しに表示される文字コードの定義範囲の表記方法を改善しました。
  2. Windows用の今昔文字鏡フォントを登録できないようにしました。

○ダイヤルアップ接続
  1. 接続できなかったいくつかのケースを改善しました。
  2. モデムが数値で応答を返す場合や、 CARRIER, PROTOCOL, COMPRESSION 等の結果を返す場合にも対応しました。

○仮身検索
  1. ドラッグスクロールに対応しました。

○ディスク修復
  1. ドラッグスクロールに対応しました。

○ファイル変換
  1. 変換先文字セット、変換元文字セットにおいて Shift_JISX0213、EUC-JISX0213、ISO-20220-JP-2、ISO-20220-JP-3、 ISO-8859-1、UTF-8 のサポートを追加しました。
  2. 文章実身を出力するときに、 半角および比例ピッチの文字を半角に変換するオプションを追加しました。
  3. 文章実身を出力するときに、 改行コードを任意に選べるオプションを追加しました。
  4. テキストファイルから入力するときに、 1バイト文字を半角のままで変換するオプションを追加しました。
  5. テキストファイルから入力するときに、 テキスト形式(&T 形式) のTRONコードを解釈するオプションを追加しました。

○ディスク設定
  1. 従来の[起動処理登録]という表記を[OS起動メニュー]に変更し、 関連するパネルやスイッチの表記を変更しました。
  2. 「CHS番号が不正です」と表示されるケースを減らしました。

○文字検索
  1. GT書体フォント、大漢和辞典収録文字、iモード絵文字に対応しました。
  2. 文字の一覧表示を改善しました。[拡大表示]スイッチを廃止し、 [表示]メニューから文字サイズや縦長ウィンドウの ON/OFF を選べるようになりました。
  3. 〈文字情報〉の見出しの表示内容や関連字の表示方法を強化しました。
  4. 〈コード一覧〉の見出しからテキスト形式(&T 形式) のTRONコードをドラッグできるようになりました。
  5. 〈コード一覧〉の見出しの文字種を、 ポップアップセレクタで選べるようにしました。
  6. 〈コード一覧〉〈検索〉〈文字情報〉の見出し相互間で、 見出し移動時の動作を改善しました。

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