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ファイル変換に関するご質問

最終更新日 2001年11月7日(水)

Q.1851 ファイル変換では、Windows95以降のロングファイルネームはどのような実身名に変換されますか?
Q.1852 たとえばWindows対応のファイルをMac OSでダウンロードした場合、それをWindowsに持ってくればそのまま使えます。ところが、超漢字対応のファイルを超漢字以外の環境でダウンロードした場合、ファイル変換という処理を行い、たとえば書庫という項目を指定するという作業が必要です。なぜ超漢字ではこのような項目を指定しなければならないのでしょうか?
Q.1853 ファイル変換で、DOS/Windowsの拡張領域に割り当てられているDドライブとEドライブのうち、Dドライブはアクセスできるのですが、Eドライブが認識されていません。
Q.1854 ファイル変換小物でWindows区画のWindowsフォルダーとProgram Filesフォルダー内のファイルを参照できません。
Q.1855 ファイル変換小物でWindows区画を参照できません。
Q.1856 ファイル変換小物の「UTF8対応[Unicode非CJK部分]」は、どのような文字を対象にした機能でしょうか。

Q.1851 ファイル変換では、Windows 95以降のロングファイルネームはどのような実身名に変換されますか?
ロングファイルネームを持つファイルをファイル変換を使い超漢字の実身に変換する場合、ロングファイルネームの先頭 16 文字までが実身名となります。

逆に、超漢字のファイルを Windowsのファイルに変換する場合には、従来通り8+3文字のファイル名に変換されます。
  
Q.1852 たとえばWindows対応のファイルをMac OSでダウンロードした場合、それをWindowsに持ってくればそのまま使えます。ところが、超漢字対応のファイルを超漢字以外の環境でダウンロードした場合、ファイル変換という処理を行い、たとえば書庫という項目を指定するという作業が必要です。なぜ超漢字ではこのような項目を指定しなければならないのでしょうか?
超漢字ではファイルのことを実身と呼んでいますが、実身の内部構造は、さらにレコードという単位に分かれています。それぞれのレコードは、レコードタイプという情報によって管理されています。

ファイル変換を使って超漢字の環境にファイルをコピーする場合、変換方法を指定するパネルが表示されます。たとえば、変換方法に「書庫」と指定するということは、実はデータそのものをコピーするのとは別に、機能付せんタイプのレコードが作成され、そこに書庫を起動するためのアプリケーション情報が追加する、という操作を指定したことになるのです。

実身の中にこのような情報が含まれているので、超漢字上にコピーして表示されている仮身をダブルクリックすると、超漢字のシステムは自動的に書庫を起動させることができるのです。機能付せんレコードが存在しない場合は、超漢字は何を起動してよいか判断することができないので、実行しようとしてもエラーになります。実際にこの情報が存在することは、コピーしたデータに対して[実身操作]メニューの[管理情報]選んで管理情報ウィンドウを開き、〈付せん指定〉の画面を表示すると、書庫管理の付せんが登録されていることで確認できます。

どのような種類のレコードタイプがあるかを調べるには、ファイル変換を行うときに、無変換(詳細)を選択してみるとわかります。レコードタイプのところに選択できる種類が表示されています。無変換(詳細)を指定してファイル変換を実行した場合は、ここで指定したタイプのレコードタイプが1つだけ存在する状態の実身が作成されます。

超漢字では1つの実身に複数のレコードが入っています。したがって、ファイル変換で超漢字からDOS形式に変換するときに、どのレコードを変換対象にするかという問題が生じます。基本的には、TADレコードというレコードがデータそのものであることが多いので、そこを変換することになりますが、特に無変換(詳細)を指定すれば、結果として複数のファイルが生成されることがわかります。この場合、生成された各ファイルがそれぞれのレコードに対応しています。DOSの環境にはレコードという概念がないので、それぞれのレコードを独立したファイルとして変換する結果になるためです。
  
Q.1853 ファイル変換で、DOS/Windowsの拡張領域に割り当てられているDドライブとEドライブのうち、Dドライブはアクセスできるのですが、Eドライブが認識されていません。
ファイル変換は、DOS拡張区画に対しては最初の論理区画のみアクセスできます。たとえば、基本区画がCドライブ、拡張区画に先頭からDドライブとEドライブがある場合、ファイル変換からC/Dドライブはアクセスできますが、Eドライブはアクセスできません。
  
Q.1854 ファイル変換小物でWindows区画のWindowsフォルダーとProgram Filesフォルダー内のファイルを参照できません。
[小物]メニューの[ファイル変換]を選ぶと、Windowsの区画やフロッピーディスクとの間でデータのやり取りができます。

ただし、System Selectorをインストールされていると、標準の設定では超漢字からWindowsフォルダーとProgram Filesフォルダー内を参照できません。これを回避する方法として、System Selectorのユーザーズガイド(CD-ROMに収録されたファイルSSMANUAL)の71ページに手順が記載されていますが、この操作は「特別な事情がある場合を除いて変更しないでください。」と記載されておりお薦めできません。
ファイル変換対象のファイルを Windows上で別のフォルダーにコピーした後、超漢字上でファイル変換を行ってください。
  
Q.1855 ファイル変換小物でWindows区画を参照できません。
[小物]メニューの[ファイル変換]を選ぶと、Windowsの区画やフロッピーディスクとの間でデータのやり取りができます。

ただし、システムコマンダーや、PartitionMagicに付属のBootMagicなどのOS切り替えソフトがインストールされていると、標準の設定では超漢字からWindowsの区画を参照できない場合があります。上記ソフトをお使いの場合は以下の手順で、Windowsの区画を参照できるように設定を変更してみてください。

【システムコマンダー 2000の場合】

  1. パソコン起動時のシステムコマンダーの画面で、超漢字の区画を選び、[Alt]キーを押しながら[S]キーを押します。
  2. Setup Optionsの画面で、[↓]キーを使い“Local special options menu”を選び、[Enter]キーを押します。
  3. Local special options の画面で、[↓]キーを使い“Primary partitions visible”を選び、[Enter]キーを押します。
  4. Access control の画面で、Windowsの区画を[←][→]キーを使い、“hidden” から“visible” に変更します。

【BootMagicの場合】

  1. Windowsを起動し、[スタート]-[プログラム]-[PowerQuest BootMagic]-[BootMagic環境設定]で「BootMagic環境設定」ウィンドウを開きます。
  2. 超漢字が登録されている区画をマウスの左ボタンでクリックして選択します。
  3. 「プロパティ」ボタンをマウスの左ボタンでクリックします。
  4. 「メニュー項目のプロパティ」というウィンドウが現れるので[表示パーティション]を選択します。
  5. 「規定の選択を無視する(D)」の左にあるチェック欄を、マウスの左ボタンでクリックしてチェックを入れます。
  6. Windowsの区画にチェックを入れられるようになるので、超漢字から参照したいWindowsの区画にチェックを入れ、[OK]ボタンをマウスの左ボタンでクリックします。
  7. [×]ボタンをマウスの左ボタンでクリックして、「BootMagic環境設定」ウィンドウを閉じます。
  
Q.1856 ファイル変換小物の「UTF-8対応[Unicode非CJK部分]」は、どのような文字を対象にした機能でしょうか。
超漢字の実身の中の日本語で記述された英数記号文字、および各国スクリプト面の文字で記述された部分だけを超漢字からUTF-8でエンコードされたDOSファイルへ変換します。
また、DOSファイルをUTF-8形式のUnicode 2.0でエンコードされたテキストデータとみなして超漢字へ変換します。超漢字では 0x7E以下は、JIS X 0208 の該当する文字として、それ以外は各国スクリプト面の該当する文字として扱われます。但し「Unicode CJK」部分(Unicodeの漢字部分)には、対応しておりませんので変換できません。

なおUnicodeでは、中国語(Chinese)日本語(Japanese)韓国語(Korean)で使われる字形の似た漢字に同じコードが割り当てられ、このようにまとめられた文字コードをUnicode CJK(CJK統合漢字)などといいます。
  

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