System Selector 3によるNTFSパーティションのリサイズ処理の障害について
2006年6月7日(水)更新
2005年6月10日(金)
- 【症状と発生条件】
- System Selector 3にて、Windows XP のCドライブをリサイズすると Windows XP が正常に起動できなくなる場合があります。
具体的な症状としては、Windows のロゴマークが表示された後にエラーが表示され、システムの再起動を繰り返します。
本障害の発生条件としては、System Selector 3にてサイズ変更後のNTFSのパーティションサイズが49GB程度以上になるようにリサイズした場合に発生する可能性があります。
- 本障害が発生するのはファイルシステムがNTFSのパーティションの場合に限ります。FAT/FAT32のパーティションの場合には、この障害は発生しません。
- Windowsが起動できたとしても、リサイズ後のNTFSのパーティションの空き容量が極端に減少し容量不足となってしまう場合があります。この症状については、Windows XP のほか Windows 2000 でも発生する場合があります。なお、この障害は System Selector 3の販売元であったキヤノンシステムソリューションズ株式会社のサポートページ(FAQ))に記載がございますので、そちらをご参照ください。
- 【対処法】
- Windows XP のCドライブでファイルシステムがNTFSのパーティションをリサイズする場合、リサイズ後のNTFSのパーティションのサイズは49GB未満になるように操作してください。
もし、リサイズ処理後のNTFSパーティションのサイズを49GB以上に設定したい場合には、大変恐縮ですが、パーティションコマンダー8(株式会社ライフボート)等、他のディスクユーティリティソフトをご利用いただきますようお願い申し上げます。
- 【Windowsが正常に起動できなくなった場合の対処法】
-
以下の操作により回復できる場合があります。
- Windows XP セットアップ用CD-ROMか起動用FDより、パソコンを起動します。
Windows XP のセットアップ用CD-ROMをお持ちでない場合には、以下のページにて配布しているプログラムから起動用FDを作成することができます。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;880422
- Windows Setup 画面となり、しばらくすると、
セットアップの開始
- Windows XP のセットアップを開始するには、Enterキーを押してください。
- インストール済みのWindows XPを回復コンソールを使って修復するには、Rキーを押してください。
- Windows XPをインストールしないでセットアップを終了するには、F3キーを押してください。
と表示されますので、[R]キーを押してください。
- キーボードの選択画面が表示されますので、[半角/全角]キーを押してください。確認画面が表示されますので[Y]キーを押してください。
- 回復コンソールが起動します。この時、
「1. C:\WINDOWS
どのWindowsにログオンしますか?」
と表示された場合は、[1],[Enter]キーと順に押します。
- 「Administratorのパスワードを入力してください:」
と表示されますので、パスワードを入れ、[Enter]キーを押してください。
- C:\>(または、C:\WINDOWS>)という表示につづけて
chkdsk c: /r
注意:「c:」は、ドライブ名。通常Cドライブを指定。
と入力し[Enter]キーを押してください。
なお、autochk.exeが見つからないとメッセージが表示された場合は
C:\WINDOWS\SYSTEM32\AUTOCHK.EXE
と入力してください。
- ハードディスクへの修復作業が始まります。
- 修復作業終了後、
exit
と入力し[Enter]キーを押してください。パソコンが再起動しますのでWindows XPを起動します。
- Windows XP再起動後、マイコンピュータにてサイズ変更後の容量が正しく認識されていることを確認してください。
お客様にはご迷惑をお掛け致しまして大変申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。
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