トラブルシューティング

超漢字ウェブコンバータがうまく動作しない場合は、以下の点を確認してみてください。

データがうまく変換されない

変換結果をウェブブラウザで確認すると、文字化けしたり、超漢字での表示と違ったり、空白のページが表示されるような場合です。

  • HTMLに変換できない表現を使用している

    以下のデータは、HTMLに変換できないため、発信されません :

    タブ 書体 袋文字 影付き文字 比例ピッチ 網掛け 反転 半角(ASCIIとカタカナは可) 禁則 ワードラップ 縦書き 回転 縦中横 ルビ タブ書式 字下げ 行間隔 文字間隔 用紙設定。

  • ブラウザが解釈できない文字コードを使用している

    超漢字ウェブコンバータではさまざまな文字コードを指定できますが、ブラウザによっては解釈できない文字コードもあります。別の文字コードで発信するようにしてみてください。また、「 」が解釈できないブラウザの場合には、これを使わない設定にしてみてください。設定については、変換設定の詳細をご覧ください。

  • 文章実身や図形実身以外のデータを表示しようとしている

    基本表計算・マイクロカード・マイクロスクリプト・電子手帳といったアプリケーションは、専用のデータ形式を使用しているため、超漢字ウェブコンバータではそのまま発信することができません。基本表計算と電子手帳については、開いた仮身を使用することで発信することができるようになります。

  • 文章実身が、URLやHTML文書として解釈されてしまっている

    文章実身の先頭が「http://」や<HTML>、<!DOCTYPE … >などではじまっていると、URL実身やHTML文書として認識されてしまいます。先頭に空行や空白を入れると、誤認識を回避することができます。

  • 文字色や背景色が適切でない

    文字色や背景色の設定によっては、空白のページに見えることがあります。文字色や背景色の設定を確認してみてください。

リンクが保存できない

ブックマークに登録したページが、エラーになってしまうような場合です。

  • ページ構成が変わった

    仮身の入れ換えや追加などによってページ構成が変わると、今までとリンクが変わってしまうことがあります。この場合は、ブックマークなどを登録しなおしてください。

変更した内容がうまく反映されない

対象実身の内容を変更したのに、ブラウザでみると変更内容が反映されていないような場合です。

  • 更新されたファイルが転送されていない

    変換設定の内容や対象実身の内容を変更した場合には、必ずHTML変換を再度実行してください。その結果、更新が必要なファイル数が[更新ファイル数]として表示されます。更新ファイル数が0でないときは、ファイル転送機能で再度転送の操作を行ってください。

  • キャッシュにある古い情報が読み込まれている

    ブラウザの設定によっては、ブラウザのキャッシュに保存されている内容が表示されてしまう場合があります。ブラウザの強制リロード(読み直し)機能を用いて、強制的にファイルをロードしなおしてみてください。強制リロードの操作については、お使いのブラウザのマニュアルをご覧ください(多くのブラウザでは[Shift]キーを押しながらリロードの操作を行うと強制リロードになります)。また、キャッシュの内容を全て破棄/削除する方法も有効です。

はじめから転送しなおしたい

転送先ディレクトリの内容をいったん削除して、はじめから転送しなおしたい場合です。
以下の操作を行います。

  1. [表示]メニューの[転送先ファイル操作]を選択します。
    ファイル変換小物が起動し、転送先ディレクトリの内容が表示されます。
  2. ファイル変換小物で、転送先ディレクトリの内容を全て削除します。
  3. [表示]メニューの[初期化]を選択します。
    HTML変換の結果が全て破棄されます。
  4. [HTML変換]スイッチをクリックします。
    HTML変換が行われ、HTML変換結果が作成されます。
  5. [ファイル転送]スイッチをクリックします。
    HTML変換結果が転送先ディレクトリに転送されます。

HTML変換された結果をファイルとして取り出したい

HTML変換された結果を再利用したり、超漢字以外の環境で転送したい場合です。
以下の操作を行います。

  1. ウェブコンバータ用紙の仮身をクリックして選択します。
    ウェブコンバータ用紙の仮身がちらつき枠で囲まれます。
  2. [実行]メニューの[仮身一覧]を選択します。
    ウェブコンバータ用紙が仮身一覧でウィンドウに開かれます。
    ウィンドウの中には[変換ファイル一覧]の仮身のみがあります。
  3. [変換ファイル一覧]の仮身をダブルクリックします。
    変換ファイル一覧のウィンドウが現れ、変換結果の実身が現れます。

変換結果の実身が、変換されたHTMLファイルに対応します。
変換結果の実身は、TADデータではないため、超漢字上ではそのまま見ることはできません。共有フォルダ参照小物やファイル変換小物を用いて、Win基本区画などに変換することで、HTML文書として利用できます。変換方法には[無変換(詳細)]を選択してください。
なお、[変換ファイル一覧]のウィンドウは、常に[保存しない]または[廃棄して終了]としてください。[保存]または[更新して終了]を選択してしまうと、以後正しく動作しない可能性があります。

基本ブラウザで保存したTAD-HTML文書の中の画像が表示されない

基本ブラウザで[保存]メニューを選択し、保存形式に[HTML(ソースのまま)]または[HTML(画像を保存)]を指定して保存したTAD-HTML文書において、参照されている画像が表示されない場合です。

  • BASEタグを削除する

    基本ブラウザでは、HTML形式で保存する場合、ヘッダ部分に

    <BASE HREF="http://...">

    というBASEタグを追加して保存する場合があります。このタグがあると、TAD-HTML文書の中の画像や他へのリンクが参照できなくなります。BASEタグが追加されている場合は、TAD-HTML文書を基本文章編集でウィンドウに開き、このBASEタグを削除してください。

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