今回は、超漢字Vの文字検索の使い方のご紹介を兼ねて、ちょっと面白い漢字の探検に出かけてみることにします。まず、「魚」を2つ以上含む漢字を文字検索で検索してみましょう。この場合、検索キーに「魚」を2回書いてもよいのですが、「魚*2」のように、数式風に書くこともできます。検索結果は次の通りです。
掛け算ができるのであれば、さらに数を増やしてみたくなるのが人情というもの。「口」「木」を5つ含む漢字を検索してみた結果を示します。(この検索には時間がかかります)
ところで、漢字を検索する際、漢字の一部の部首を検索キーとして使いたいことがよくあります。たとえば、「迋」を検索しようとした場合、「王」は簡単に入力できますが、「辶(しんにょう)」は簡単には入力できません。
このような場合、部首一覧の画面を出して、そこから「辶(しんにょう)」を入力する方法もありますが、漢字の掛け算ならぬ引き算を使う方法もあるのです。すなわち、よく知っている漢字の引き算で「辶(しんにょう)」を作り出せばよいわけで、たとえば検索キーに「辻 - 十」と書けば、「辶(しんにょう)」を書いたのと同じ意味になります。結局、「迋」を検索するには、検索キーに「王 辻 - 十」と書けばよいわけです。
超漢字の文字検索では、漢字の読み方や画数から漢字を検索することもできます。たとえば、検索キーに「=30」と書くと、総画数が30画の漢字を検索できますし、検索キーに「「=30~35」と書くと、総画数が30画から35画までの漢字を検索できます。画数、読み方、構成部品(部首)を組み合わせた検索も可能です。
さて、超漢字に収録されている漢字の中で、最も複雑な漢字は何でしょう? 総画数の多い漢字が複雑な漢字だと考え、たとえば検索キーに「=40~300」と書いて、40画以上の総画数を持つ漢字を検索してみます。結果は以下の通りですが、この画面の右上に表示されている漢字が超漢字最大の画数を持つ、総画数84の漢字です。この漢字は「雲」を3つと「龍」を3つ組み合わせたもので、「おとど」「たいと」という読み方があります。