第25回 仮身はいくつでも、どこにでも作れます

超漢字では、ファイル(実身)を閲覧したり編集したりするときには、操作の入り口であるアイコン(仮身)をダブルクリックして起動します。

仮身がWindowsのアイコンやショートカットと大きく違う点は、仮身は文章や図形など、実身の中に自由に置くことができるという点です。また、同じファイルにアクセスするための仮身を、いくつでも作ることができます。

「実身/仮身システム」のイメージ

図1 「実身/仮身システム」のイメージ

ここでは、実身と仮身の関係を、一軒の家にたとえてみたいと思います。
実身は部屋で、仮身は部屋に入るためのドアです。一般的な家のリビングルームには、玄関からも、キッチンからも、和室からも、自由に出入りできるドアがあります。また、それぞれの個室は廊下のドアから入ります。

しかし、この家のすごいところは、住む人の思うままに、自由自在に改築可能な点なのです。

もし、冷蔵庫が全部の部屋にあったら、便利だと思いませんか。でも、各部屋に1台ずつ冷蔵庫を買うのは大変ですし、置く場所がないかもしれません。
超漢字Vの家なら、冷蔵庫はキッチンに1台あれば十分です。冷蔵庫のドアを部屋の壁に貼り付けておくだけで、どこにいても冷蔵庫から冷たい飲み物を取り出すことができるのです。また、納戸は普段はあまり使わないので、家の隅にあってもかまいません。しかし大掃除や衣替えの季節には、なにかと利用する機会が増えるでしょう。そういうときは、掃除の前に納戸のドアを部屋に作っておいて、掃除が終わったらドアを消す。これだけで、掃除が格段に楽になるはずです。

上記のたとえでは、リビングルーム、キッチン、和室、個室、納戸が実身にあたります。そして冷蔵庫のドアや納戸のドアが仮身にあたります。仮身はまさに「どこでもドア」なのです。
そして、このどこにでもドアを作って自由に部屋に入れる仕組みが、ハイパーリンク型の情報管理機能、すなわち「実身/仮身システム」なのです。

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