Lesson4 Step3 計算式を入力しよう(補足事項) ~「計算式を入力しよう」の操作手順~

計算式を入力して計算結果を表示させる

「還元率」の計算式は、以下のような考え方に基づいて入力されています。

1. 初夢宝くじ(1枚200円)を30枚購入して、そのうち7等(200円)が3枚当たったものとします。
計算式は以下のようになります。

購入金額=200*30
当せん金額=200*3
2. 「還元率」には、一つ左のセル「当せん金額」を、3つ左のセル「購入金額」で割った値を表示します。
計算式で表すと、以下のようになります。

還元率=[,-1]/[,-3]
[,-1]は一つ左のセル「当せん金額」を、[,-3]は3つ左のセル「購入金額」を示します。
3. ただし、「還元率」の一つ左のセル「当せん金額」に値が入力されていない場合は、「---.-%」と表示することとします。
「還元率」は、1つ左のセルに値が入力されているかどうかで、表示する内容が変わることになります。
ある条件によって結果が変わるときには関数IFを使います。

IF(〈条件〉,〈値A〉,〈値B〉)
条件が正しいとき(TRUE)は〈値A〉、間違いのとき(FALSE)は〈値B〉になります。

ここでの〈条件〉は、「「還元率」の一つ左のセル「当せん金額」に値が入力されていない場合」つまり、「一つ左のセルが空セルかどうか」ということになります。
セルの値が空セルかどうかを判断するには、関数ISBLANKを使います。

ISBLANK(〈値〉)
〈値〉が空セルを指定していれば正しい(TRUE)、空セルでない場合は間違い(FALSE)となります。
ここでの〈値〉は[,-1]になります。

したがって、〈条件〉、〈値A〉、〈値B〉に当てはまる値は以下のようになります。

〈条件〉ISBLANK([,-1])
〈値A〉(空セルの場合)”---.-%”
「” ”」で挟んだ値は文字列として認識されます。
〈値B〉(空セルではない場合)[,-1]/[,-3]
4. 2と3を組み合わせて関数IFに当てはめると、計算式は以下のようになります。

=IF(ISBLANK([,-1]),”---.-%”,[,-1]/[,-3])

※( )や[ ]が正しく対になっているか注意して入力しましょう。

計算式を一度に入力する

2行目に入力した還元率の計算式を、ほかの行にも反映させます。

  1. [2,6]のセルを選択して、[編集]メニューの[トレーへ複写]を選びます。
    [2,6]のセルを選択
  2. 複写する形式を確認するパネルが現れるので、[表形式]を選びます。
    [実行]スイッチをクリックすると、[2,6]のセルに入力した計算式がトレーへ複写されます。
    [表形式]を選択
  3. コンソールの選択ボックスに「[3,6:31,6]」と入力し、[Enter]キーを押します。
    選択した範囲が選択枠で囲まれます。
    [3,6:31,6]を選択
  4. [編集]メニューの[トレーから複写]を選びます。
    選択した範囲のすべてのセルに計算式が複写されます。
    まだ当せん金額が入力されていないので、計算結果は「---.-%」と表示されます。
    計算式が複写された

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