2009年7月24日

パーソナルメディア株式会社
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E-mail:sales@personal-media.co.jp
(超漢字ウェブサイト)http://www.chokanji.com/

「超漢字V英語対応キット」の無償提供を開始

海外ユーザへの対応により超漢字のさらなる普及を促進

ソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:松為彰、本社:東京、電話:03-5759-8305、資本金 1,000万円)は、パソコン用トロン仕様OS(*1)の最新版である「超漢字V(ブイ)」の英語対応キットの開発を完了し、7月30日より超漢字ウェブサイト(http://www.chokanji.com/)にて無償提供を開始いたします(*2)。超漢字V英語対応キットのご利用により、超漢字Vのメニューやメッセージの表示が英語となり、日本語の読めない海外のパソコンユーザも容易に超漢字を操作できるようになります。

超漢字V英語対応キットの特長は、同一のOS環境下で、日本語、英語など(*3)の言語環境を簡単に切り替えて実行できることです。超漢字の場合、OSやアプリケーションの実行環境は使用言語に依らず同一であり、OSやアプリケーションの表示するメニューやメッセージのみを言語に依存して切り替える方式を採っています。このため、アプリケーションの追加インストールやシステム環境の設定変更などは、どの言語環境に対してもすべて共通に反映されます (*4)。これは、設計時から多言語機能を意識していたトロン仕様OSのメリットの1つです(*5)。

「超漢字」は、TRONプロジェクト(http://www.tron.org/) の成果の1つとして開発された、日本生まれのパソコン用OSです。大漢和辞典(*6)を含む日本や中国の15万字以上の漢字、世界各国の文字など、合わせて18万字以上の漢字や文字を自由に扱える多漢字・多文字機能を持つほか、実身仮身と呼ばれるハイパーメディア構造を使って文書を管理することができ、コンパクトでリアルタイム制御も得意(*7)といった特長があります。

超漢字の多漢字・多文字機能は、文学、歴史、言語の研究、中国、台湾、韓国などアジア諸国の文献のデータベース化、海外赴任地での現地語と日本語の混在利用など、多言語を扱う様々な場面で活用されています。このうち特に、海外で日本語の読めない現地の方にも使っていただくケースでは、今回ご提供する超漢字V英語対応キットが有用です。

また、最近ではTRONプロジェクトの組込み向けの成果であるT-EngineやT-Kernelに対して、海外からも注目が集まっており、海外におけるT-Kernel応用システムの開発例も増えています。超漢字Vは、T-Kernel上で動くGUIミドルウェアの開発環境として利用される場合があり、日本語の読めない海外の技術者からは、英語で操作できる超漢字への需要が高まっていました。超漢字V英語対応キットのご提供は、このようなご要望にもお応えしたものです。

パーソナルメディアでは、「超漢字V英語対応キット」のご提供を通じて、漢字というアジアの文化と、トロンという日本のオリジナル技術を世界に向けて発信しつつ、超漢字のさらなる普及を図っていきたいと考えております。

(*1)
OSとはオペレーティングシステムの略で、「基本ソフト」とも呼ばれます。その上でいろいろなアプリケーションを動かすための土台となるソフトウェアです。
(*2)
超漢字V英語対応キットは無償で提供いたしますが、ご利用には「超漢字V」(標準価格/税込18,900円 本体価格18,000円) が別途必要です。
(*3)
日本語および英語のほか、エスペラント語での操作が可能となる「超漢字Vエスペラント対応キット」も同時にご提供します(「超漢字Vエスペラント対応キット」プレスリリース)。
(*4)
たとえば、日本語環境で使用中の超漢字でネットワーク接続の設定変更(IPアドレスやDNSサーバーの変更など)を行うと、その設定変更は英語環境での使用時にも反映されます。
(*5)
Windowsの場合、同一のOS環境下で言語切り替えを行うには、Multi User Interface (MUI)のパッケージを導入する必要があります。しかし、Windows XP用のMUIを入手するには、ボリュームライセンスプログラム契約が必要であり、Windows XPの一般個人ユーザがこの機能を利用することは困難です。Windows Vistaでは、UltimateおよびEnterpriseのユーザのみがMUIの機能を利用できます。
(*6)
『大漢和辞典』諸橋轍次著 大修館書店刊(修訂第二版に完全準拠)
(*7)
超漢字と同じトロン仕様OSであるITRONおよびT-Kernelは、デジタルカメラ、業務用端末、カーナビ、プリンタ等を含む多くの組込み機器の制御用OSとして利用されています。

画面写真

超漢字V英語対応キットの画面 (PNG画像, 1280x1024px)

補足資料

「超漢字」とは

「超漢字」とはTRONプロジェクト(http://www.tron.org/) の成果の1つとして開発された、日本製としては唯一のパソコン用のOSです。「超漢字」の最大の特長は、日本生まれの強味を最大限に活かして、漢字や文字の扱いが得意なことです。多数の人名用異体字や住基ネット統一文字、旧字体、トンパ文字、変体仮名などを含む18万の漢字や世界各国の文字をどこでも自由に使える多漢字・多文字機能、簡単な操作で漢字や文字の検索や入力ができる文字検索ツール、異体字を含めたあいまい検索が可能な異形字ゆらぎ検索機能などを備えており、顧客名簿の作成、図書館などの蔵書の管理、中国、台湾、韓国などアジア諸国の文献のデータベース化、海外赴任地での現地語と日本語の混在利用、国文学の研究など、多くの用途があります。文字検索ツールでは、漢字の読み方、部首、文字コード、画数はもちろん、異体字、関連字からの検索が可能であり、強力な字典ソフトとしても活用できます。

「超漢字」は1999年に発売された後、「超漢字2」「超漢字3」「超漢字4」とバージョンアップを重ねながら、多くのお客様にご利用いただき、高い評価をいただいてきました。最新版の「超漢字V」は、Windows用のアプリケーションと一緒に動作させることができ、より多くの環境で気軽に使えるようになっています。また、WordやExcel、Internet ExplorerなどのWindow用アプリケーションと、超漢字上で動く文字検索ツールとの間で、漢字や文字の切り貼り(Copy & Paste)を行うことができます。読み方の分からない漢字や、人名、地名の異体字をWordやExcelに入力する際にも、超漢字Vの強力な文字検索ツールをご利用いただけます。

超漢字のアプリケーションには、ブラウザ、メール、ワープロ、図形編集、表計算、カード型データベースなどが標準添付されているほか、超漢字の機能により正確な字形で辞書コンテンツを表示できる「超漢字統合辞書」、執筆のリズムを崩さず、推敲や校正の作業を支援する原稿執筆ソフト「超漢字原稿プロセッサ2」など多数の超漢字用別売アプリケーションソフトが発売されています。


  • TRON は "The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
  • BTRON は "Business TRON" の略称です。
  • BTRON, ITRON, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
  • B-right はパーソナルメディア株式会社の登録商標です。超漢字はパーソナルメディア株式会社の商標です。
  • Windows, Word, Excel, Internet Explorer は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • 本資料に記載された製品の仕様、画面イメージ、価格などは、発表日現在のものです。最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。ご購入の際は、最新情報をご確認ください。

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