「超漢字」と一部のマシンとの組み合わせでの障害対策(過去の告知)
最終更新日 : 2000年3月31日(金)
SONY VAIOなどの一部の機種で「超漢字」を利用した場合に、トラブルが報告されています。
この件につきましては、トラブルの発生頻度が低く、確実に再現することが困難な状況のため、原因の断定までにはいたっておりません。しかし、可能性が高いと推測される要因が判明しましたので、その要因に対応した「R2.021 バージョンアップ版」を用意しました。
下記のAやBの症状がある場合には、1〜4の手順で、R2.021 へのバージョンアップをしていただけますようお願い申し上げます。1〜3は、異常のあるシステムファイルを復旧するために必要な処置です。
- 不慮の事故に備えるため、超漢字を登録しているハードディスクの区画のデータをバックアップしてください。
- 超漢字を登録しているハードディスクの区画を、ディスク修復小物を使って修復してください。このとき、処理方式に[修復][完全]を選択します。
- ディスク修復小物を起動するには、初期ウィンドウ以外のウィンドウをすべて閉じ、小物箱をウィンドウに開いて、下の方にある「ディスク修復」をダブルクリックします。
- 超漢字を「消去せずに更新」により再登録してください。
- 再登録手順の詳細は、製品に付属の取扱説明書『お使いになるまえに』(P.57)の『「超漢字」が起動しなくなった』の項をご覧ください。
- 超漢字の再登録後、ただちにR2.021 へバージョンアップを行ってください。
なお、このトラブルに遭われたお客様におかれましては、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
この件につきまして報告されているトラブルの内容は次のとおりです。
- SONY VAIOの一部の機種(VAIO PCG-F37/BP, PCG-F57/BP, PCG-C1XF)、またはフロンティア神代“デルタノート”において、しばらく「超漢字」を利用していると、起動が遅くなる、フォント(文字)が汚くなる等の症状が出ることがある。
- その状態で「ディスク修復」をかけると、「超漢字」のシステムファイルである $$FONT.BOX 実身に対してエラーが報告される。ディスク修復をした後で、超漢字のシステムを「消去せずに更新」により再登録すると、一応復旧できるが、しばらくすると再度同じ症状が出る。
ただし、いままでのところ報告された症状は超漢字のフォント関連のシステム部分にのみ不具合が発生しているようであり、データがおかしくなるといった症状は報告されていない。
今のところ、これに関連すると思われるトラブルの報告は、上記SONY VAIOシリーズの3機種(3件)、およびフロンティア神代製パソコンの1件です。そのほか、若干症状は違いますが、関連の可能性が考えられる報告が1件ありました。また、当社でこれまで検証している VAIO PCG-505では、この症状は起きていません。
このトラブルの原因として可能性が高いと推測される要因、および対応内容についての技術解説を以下にまとめましたので、ご覧ください。
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