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文字入力に関するご質問

最終更新日 2001年03月16日(金)

Q.751 かな漢字変換で逆変換をすると、変換時に表示されていた候補の一部が飛ばされることがあります。
Q.752 かな漢字変換でよみを一杯に入れて変換すると、よみの末尾が切れてしまうことがあります。
Q.753 101/104英語キーボードで欧州文字を入力する際に、スペースキーで変換できません。
Q.754 ウムラウトやアクセント記号の付いたアルファベットの入力はどうすればよいのでしょうか。
Q.755 右[Ctrl]キーの無いキーボードで「確定」の操作をするにはどうすればよいのですか?
Q.756 ユーザ辞書を変更することによって生じる違いは何ですか?
Q.757 いわゆる「外字(がいじ)」は使えないのですか。
Q.758 アラビア語やデヴァナガリ語など特別な入力手段がない言語は、どうやって入力したらよいのでしょうか?
Q.759 アラビア語などでletter同士を繋げて表示するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.760 Windows上のワープロソフトで、超漢字に含まれる難しい漢字を入力したいのですが。
Q.761 縦書きの文章を編集・印刷できると聞いたのですが。
Q.762 かな漢字変換時に使用するキーの割当てを自由に変更できますか?
Q.763 「世界文字入力」小物を使って欧州文字が半角で入力できません。
Q.764 数式の入力はどのようにするのですか。

Q.751 かな漢字変換で逆変換をすると、変換時に表示されていた候補の一部が飛ばされることがあります。
逆変換で候補一覧を逆順に辿るときは、先頭1ブロック目(1ブロックは10候補)の候補一覧の末尾に移動します。

たとえば、あるよみに対して16個の候補が存在する場合、順に[変換]および[逆変換]を行った場合の候補の移動を図に表すと、以下のようになります。
       変換
       -----------------------------------------------------
      ↓                                                   ↑
       → → → → → → → → →  →  →  →  →  →  →
      1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  候補
       ← ← ← ← ← ← ← ← ←  ←  ←  ←  ←  ←  ←  ←
      ↓                           ↑
       -----------------------------
      逆変換
    

1番目の候補で逆変換を行った場合、10番目ではなく16番目に戻る方が変換機能と対称な動作になり、操作上も自然ではありますが、超漢字が使用しているかな漢字変換エンジンの仕様から生じる制限により、現状では10番目に戻るようになっています。

 
Q.752 かな漢字変換でよみを一杯に入れて変換すると、よみの末尾が切れてしまうことがあります。
「超漢字」製品版(R2.000)では、かな漢字変換での変換文字列は80文字までとなっていますが、半角幅の文字を含む場合には、表示には現れない切替コード(通常の文字5文字分に相当)が挿入され、変換文字列が80文字の長さから溢れてしまった場合、末尾の溢れた部分が警告なしに切捨てられてしまう、という問題があることを確認いたしました。

そのため「超漢字」の最新バージョン R2.030 では変換文字列の最大長を160文字に増やすことで、この症状を緩和しました。「超漢字」 R2.030 の詳細やバージョンアップ方法につきましては、当社ホームページの「超漢字 R2.030 バージョンアップ版」に掲載しておりますので、ご覧ください。

また、「ユーザ環境設定」小物の「かな漢字変換設定」の「ローマ字」を「VJE」に変更すると、半角モードにして読みを入力するとひらがなが半角にならずに入力でき、英数文字だけが半角になるように入力できるようにもなりますのでお試しください。

なお、「超漢字2」では、上記バージョンアップ版の内容も反映されていますので、ご質問の症状は起きません。
 
Q.753 101/104英語キーボードで欧州文字を入力する際に、スペースキーで変換できません。
「超漢字」に添付の「欧州文字入力」小物を起動した場合に限り、スペースバーで変換できない不具合があります。大変恐れ入りますが、キー配列変更小物を使ってスペースキーのコード「001E」を他のキーに割り当てていただければ、その割り当てたキーを押すことで変換ができるようになります。

たとえば、104英語キーボードであれば、ウィンドウズキーに変換のコードである「001E」を割り当ててください。

なお、「超漢字2」で、この不具合を修正いたしました。また、「超漢字」に添付されていた「欧州文字入力」小物は、「世界文字入力」小物へと統合されました。
 
Q.754 ウムラウトやアクセント記号の付いたアルファベットの入力はどうすればよいのでしょうか。
「世界文字入力」小物 (「超漢字」では「欧州文字入力」小物)を使えば、変換操作でウムラウトやアクセント記号の付いたアルファベットを入力できます。
 
Q.755 右[Ctrl]キーの無いキーボードで「確定」の操作をするにはどうすればよいのですか?
右[Ctrl](○:入力終)キーは[F10]キーで代用できます。

また、かな漢字変換設定ウィンドウの見出し〈キー割当〉の画面で[VJE-Delta-SP]に設定すると、[Enter]キーを[○:入力終]キーとして使えます。
 
Q.756 ユーザ辞書を変更することによって生じる違いは何ですか?
辞書の学習結果はユーザ辞書に保存される仕様になっているため、ユーザ辞書を変更すると、それまでの学習結果も含めて変更することになります。
 
Q.757 いわゆる「外字(がいじ)」は使えないのですか。
登録したシステムだけで使えるようにする、文字コードにない文字を「外字」といいます。

必要な文字がシステムにない時に有効ですが、外字を使った文章はネットワークなどでやりとりすることができません。TRONでは難しい漢字や特殊な文字も扱えるようにTRONコードを用意しています。

「超漢字」では、このTRONコードを採用しているため、これまでに活字化された文字は網羅的に含まれています。そのため、外字を扱う領域はございません。

一方、文字ではなく何かのマークやロゴを文章に混ぜたい場合があると思います。そのようなときには、基本図形編集で作った図形を文章に埋め込んでください。埋め込み図形は、文字と同じようにレイアウト、印刷可能です。また埋め込み図形をいったん最小に変形すると、回りの文字サイズに合わせて大きさが自動で調節されます。
 
Q.758 アラビア語やデヴァナガリ語など特別な入力手段がない言語は、どうやって入力したらよいのでしょうか?
文字コード表から文字を拾って使っていただく必要があります。必要とされる文字を、文字検索小物や以下のサンプル文書に用意したコード一覧から複写してください。

○「超漢字」の場合

サンプル文書「超漢字サンプル集」→「超漢字・文字コード一覧」→「各種言語[Unicode]一覧」

○「超漢字2」の場合

サンプル文書「超漢字サンプル集」→「お役立ちデータ集」→「超漢字2収録文字リスト」
なお、超漢字に添付されている基本文章編集などのソフトウェアは、アラビア語やデヴァナガリ語などの言語固有の表記規則に対応しておりません。
 
Q.759 アラビア語などでletter同士を繋げて表示するにはどうしたらよいでしょうか?
次の操作により文字を連結させることができます。

○基本文章編集(ワープロソフト)
  1. [文字修飾]メニューの[比例ピッチ]を選びます。

○基本図形編集(図形編集ソフト)
  1. 道具パネルにある[字]のプルダウンメニューで[書式]を選びます。
  2. 書式設定のパネルで[比例ピッチ]をオンにします。
 
Q.760 Windows上のワープロソフトで、超漢字に含まれる難しい漢字を入力したいのですが。
超漢字はWindows上で動作するソフトではなく独立したOSとなりますので、Windows上のワープロソフトを使いながら超漢字を起動して、超漢字に含まれる難しい漢字をワープロソフトに入力する操作はできません。そこで、超漢字に含まれるWindows上では使えない文字をWindows上のソフトで利用したい場合には、以下の2つの方法が考えられますので、お試しください。

一つ目は、画用紙(基本図形編集)を使う方法です。画用紙には、[図形操作]メニューの中に[焼き付け]という機能があります。この[焼き付け]の機能を使うことで、文字データを図形データ(ピクセルマップ)にすることができます。このピクセルマップのデータ(図形実身)をファイル変換小物を使い、変換方法を「画像(BMP)」と指定して変換することで、Windows上の図形データを表示できるソフトで見ることができます。
なお、図形実身中に複数のピクセルマップがある場合には、画用紙の中でいちばん後ろになっているピクセルマップだけが変換されます。Windows上で文字を一つ一つ別の図形データとして扱いたい場合には、別々の図形実身として作成します。
文字データをピクセルマップにするための詳細は、取扱説明書小物を起動して、索引で「や」の「焼き付け」を表示してご覧ください。

二つ目は、画面印刷の機能を使う方法です。操作はこちらの方が簡単です。原稿用紙(基本文章編集)に該当の文字を入力した後、画面印刷小物を起動して「図形実身へ保存」を選択します。設定された時間が過ぎると、画面に表示されている内容全体がそのまま図形実身に保存され、初期ウィンドウにその実身を指す仮身が現れます。これを一つ目の方法と同様に、ファイル変換小物を使ってWindows上の図形データ(BMP)に変換することで、Windows上の図形データを表示できるソフトで見ることができます。
 
Q.761 縦書きの文章を編集・印刷できると聞いたのですが。
「超漢字2」からの新機能として、縦書きワープロソフトの「縦書き文章編集」が登場しました。同ソフトを使うことで縦書き文章の編集・印刷が可能です。

なお、「超漢字」をお使いの場合は、当社発行TRONWARE VOL.62(本体価格 1,200円)に付録として提供されている「文書表示ソフトウェア」をご利用いただくことで、文章を縦書き表示することが可能となります(ただし、機能は縦書き文章の表示に限定されています)。

また長音(ー)や括弧などの縦書き用の書体は「超漢字」に標準で添付されています。以下の手順で書体の文字を探すことができます。

  1. [小物]メニューの[文字検索]を選び、文字検索小物を起動します。
  2. 左上の「日本基本」が「各国」と表示されるまで繰り返しクリックします。
  3. 「各国」の右にある「0000」と表示されたテキストボックスをクリックして、「fe32」と入力します。
  4. [Tab]キーを押すと、ウィンドウの下半分の表示が変わり、右上には縦書き用の長音(ー)が表示されます。
  5. これを文章中にドラッグします。また縦書き用の括弧もウィンドウの下半分に表示された中から選んでドラッグしてください。
なお、これらの文字はユーザ辞書に登録することで、かな漢字変換でその文字を表示させることが可能です。
 
Q.762 かな漢字変換時に使用するキーの割当てを自由に変更できますか?
標準ではキー割当てを変更する機能は提供しておりません。しかしながら、ユーザ様からのご要望もあり、個人の責任において、キー割当てを変更できるように情報を公開しています。詳細につきましては、取扱説明書小物の見出し<索引>から「き」を選び、「キーの記述方法(キー割り当て程度ファ…」の項目をご覧ください。なお定義ファイルの変更は、原則としてサポート対象外となります。またシステムが不安定になる恐れもありますので、十分注意して操作してください。
 
Q.763 「世界文字入力」小物を使って欧州文字が半角で入力できません。
「世界文字入力」小物では半角文字の入力ができません。

欧州文字を半角にする場合は、お手数ですが、入力後に範囲を選択し、[文字サイズ]-[半角]を指定してください。また「基本サンプル集」-「『超漢字2』提供データ」-「多国語入力小物」に収録されている「欧州文字入力」小物(旧版の「超漢字」に搭載されていた小物)は半角の文字入力をサポートしておりますので、こちらをご利用ください。

なお全角文字のままでも、[文字修飾]メニューより[比例ピッチ]を、[書体]メニューより[SS明朝体]などを選ぶことで、半角に近い表示となりますのでお試しください。またこの場合、[表示]メニューより[文字階調表示]を選ぶことで、文字の表示品質が上がります。
 
Q.764 数式の入力はどのようにするのですか。
「超漢字」には各種の数学記号が搭載されています。数学記号の入力と表示については、標準添付のワープロソフト「基本文章編集」には数式入力の機能がございませんが、標準添付の図形編集ソフト「基本図形編集」をお使いいただくことで、各記号を図形として自由に組み合わせて、数式を作成することが可能です。

なお「基本図形編集」のみで数式の作成や印刷が可能ですが、たとえば、「基本図形編集」を使って、数式を画像データとして作成し、これをワープロソフトで作成した文章の中に貼り付けることも可能です。
 

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