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基本図形編集に関するご質問

最終更新日 2001年03月16日(金)

Q.951 単純に図形を重ねると、下にある図形が隠れてしまいます。隠れないようにして重ねるにはどうすればよいでしょうか?
Q.952 基本図形編集で、文字セグメントを垂直に並べてグループ化しました。これを[図形操作]メニューを使って90度回転させたら、90度ではないおかしな角度に回転してしまいました。なぜでしょうか。
Q.953 基本図形編集で、ピクセルマップに対して1677万色の画像形式を指定する方法を教えてください。
Q.954 基本図形編集で、1677万色から任意の色を指定して塗り潰す方法を教えてください。
Q.955 基本図形編集でパターン編集ウィンドウから呼び出す色の選択パネルには「色相」、「彩度」、「明度」があって、それぞれ上限の値が239、240、240となっていますが、この値は何を意味するのでしょうか?

Q.951 単純に図形を重ねると、下にある図形が隠れてしまいます。隠れないようにして重ねるにはどうすればよいでしょうか?
描画パターンに「透明」を指定すれば下にある図形も見えますが、今度は「透明」にしたほうの図形が見えなくなってしまいます。

部分的に透明を含んだパターンを使うことにより、図形を重ね合わせた効果を得ることができます。パターンの透明のドットに対して、下にある図形が透けて見えるからです。1ドットおきに交互に透明色が現れるような非常に細かいパターンを作ると、ちょっと見た目には単色のように見えるため、面白い効果を得ることができます。
 
Q.952 基本図形編集で、文字セグメントを垂直に並べてグループ化しました。これを[図形操作]メニューを使って90度回転させたら、90度ではないおかしな角度に回転してしまいました。なぜでしょうか。
文字セグメントを回転させた場合、理想的には、文字の方向や幅などの情報を含めて、他の図形と一緒に回転できればよいのですが、基本図形編集にはその機能がありません。

しかし、文字セグメントがあるときに全く回転できないのも変なので、文字セグメントが含まれている場合には、その位置情報だけを回転させて、できるだけ近い位置になるように配置します。ただし、文字セグメントには、文字列の幅という情報があるため、単純に位置を変更すると、グループ化したセグメントの大きさが変化してしまう場合があります。この場合には、全体の大きさが変化しないように、位置を補正しようとするため、みかけ上おかしな角度回転したかのような結果になることがあります。
 
Q.953 基本図形編集で、ピクセルマップに対して1677万色の画像形式を指定する方法を教えてください。
  1. 画像形式を指定したいピクセルマップを選択します。
  2. [図形操作]メニューの[画像形式変更]を選びます。
  3. スクロールセレクタのある16色、256色、65536色、1677万色のうち、変更したい色形式、たとえば1677万色を選択し、[確認]スイッチをクリックします。
画像形式の変更は、その直後であれば[編集]メニュー[取り消し]を選んで、変更を取り消すことができます。
 
Q.954 基本図形編集で、1677万色から任意の色を指定して塗り潰す方法を教えてください。
1677万色から任意の色を指定して塗り潰しを行なう場合、以下の4つの手順を踏みます。
  1. 1677万色から任意の色を指定する
  2. その色で100%塗り潰しパターンを作成する
  3. そのパターンをパレットにのせる
  4. パレットからその色を選んで塗り潰す
以下に詳細を示します。
  1. 道具パネルの描画パレットをダブルクリックします。
    パターン編集ウィンドウが表示されます。
  2. パターン編集ウィンドウの選択色表示領域をダブルクリックします。選択色表示領域は、パターン編集ウィンドウの中央、回転パーツ(曲がった矢印)の下にある矩形部分です。
    色の選択パネルが表示されます。
  3. 色の選択パネルで、RGB値、またはHSL値を指定して任意の色を指定し[確認]スイッチをクリックします。
    パターン編集ウィンドウにもどります。
    選択色表示領域に、色の選択パネルで指定した色が表示されます。
  4. パターン編集ウィンドウで矩形塗り潰しパーツをダブルクリックします。矩形塗り潰しパーツは、パターン編集ウィンドウの中央、鉛筆の真下にある矩形部分です。
    選択色で100%塗り潰しパターンが作成されます。
  5. パターン編集ウィンドウで[入替]スイッチをプレスし、前ステップで作成したパターンと、パレットの上のある色とを入れ替えます。
    パレット上に、作成した色がのります。
あとは、描画パレット、または線パレットのプレスによりパレットを表示し、パレットから作成した色を選択して利用することになります。
 
Q.955 基本図形編集でパターン編集ウィンドウから呼び出す色の選択パネルには「色相」、「彩度」、「明度」があって、それぞれ上限の値が239、240、240となっていますが、この値は何を意味するのでしょうか?
超漢字では、HLS(Hue, Lightness, Saturation)カラーモデルを使用しています。それぞれの値は以下に示す範囲の数値で表現しています。

HLS(Hue, Lightness, Saturation)カラーモデル
名称 範囲 超漢字での値の範囲
Hue 色相 0〜359度 0〜239
Lightness 明度 0〜100% 0〜240
Saturation 彩度 0〜100% 0〜240
注:色相は角度ですので、360度は0度と同じとなります。超漢字での色相では240と0は同じとなります。

以下の計算式により、相互の数値の変換ができます。
色相(0〜359度)=(超漢字の色相)÷240×360
明度(0〜100%)=(超漢字の明度)÷240×100
彩度(0〜100%)=(超漢字の彩度)÷240×100

(超漢字の色相)=色相(0〜360度)÷360×240
(超漢字の明度)=明度(0〜100%)÷100×240
(超漢字の彩度)=彩度(0〜100%)÷100×240
 

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