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ハードウェア/周辺機器に関するご質問

最終更新日 2001年03月16日(金)

Q.251 シリアルATA及びSCSIボードを搭載した機種でも超漢字は動作するのでしょうか。
Q.252 SOTECのWinBook Birdで、超漢字の起動後にポインタが勝手に動いてしまう。
Q.253 「電源管理機能」はすべてのノートパソコンで使えるのでしょうか?
Q.254 内蔵モデムが使えません。
Q.255 超漢字でPCカードのモデムを使うことはできますか。
Q.256 PCカードの拡張COMポート互換ISDNカードが認識されません。超漢字からは、通常のCOMポートとして認識できないのでしょうか?
Q.257 マザーボードに内蔵のシリアルポートの他に、モデムカードを増設し合計3ポートにしたのち[システム環境設定]−[シリアルポート]で確認すると、PCカード用のポートを含めて3つのポートしか表示されません。シリアルポートは最大3つまでしか使用できないのでしょうか?
Q.258 ワコム社製の電子ペンタブレット(ArtPad fan Serial、ArtPad II Serialなど)を超漢字で使うにはどのように設定すればよいでしょうか?
Q.259 「ISO 9660形式のCD-ROMを読む機能」とありますが、これは何ですか?
Q.260 Zipディスク(メディア)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.261 SuperDiskのメディアを超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.262 ノートパソコンにマウスを外付けしたところ、ポインタが飛ぶように勝手に動いてしまいます。
Q.263 MOディスク(メディア)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.264 外付けCD-ROMドライブ Panasonic KXL-830AN-S が「超漢字」から認識できません。
Q.265 Windowsでは使用できるPCカード型モデムが、超漢字では認識されず使用できません。

Q.251 シリアルATA及びSCSIボードを搭載した機種でも超漢字は動作するのでしょうか。
超漢字はシリアルATA及びSCSIをサポートしていません。また、SCSIボードを搭載したパソコンで超漢字が動作しないということはあり得ます。多くの場合、割込みの処理が入出力を取り合ったり、衝突したりすることが原因です。この場合、ボードの設定を変更することで超漢字が動作することもあります。
 
Q.252 SOTECのWinBook Birdで、超漢字の起動後にポインタが勝手に動いてしまう。
BIOSの設定でIrDAを無効にしてください。
 
Q.253 「電源管理機能」はすべてのノートパソコンで使えるのでしょうか?
超漢字に搭載されている「電源管理機能」は、パソコンの機種に大きく依存するため、すべての機種に対して動作を無条件に保証することができません。以下の機種で問題点が見つかっています。原因の多くはAPM BIOS側の不具合であることがわかっております。
  IBM ThinkPad 600:サスペンド後の復帰でフリーズ
  IBM ThinkPad 310E:アイドル時省電力でフリーズ
  SOTEC WinBook Slim 133:見出し〈電源管理〉をクリックするとフリーズ
  SOTEC WinBook Quattro:アイドル時省電力でフリーズ
  SONY VAIO 505:自動スタンバイでサスペンド後の復帰でフリーズ
「電源管理機能」を使うことで不具合が発生するような場合には、[システム環境設定]→[機器]→[電源管理]の画面にて、「電源管理機能」を「対応しない」に設定してご使用ください。

なお機種によっては以下の設定をするとフリーズしなくなる場合があります。

  1. システム環境設定ウィンドウの〈機器〉/〈機器情報〉画面で、[フロッピーディスク]を選択します。
  2. [表示]スイッチをクリックします。「フロッピーディスク」のパネルが現れます。
  3. [ドライブ動作モード:]に"512"と入力して、右下の[設定]スイッチをクリックします。

 
Q.254 内蔵モデムが使えません。
超漢字では、ハード的にモデムと認識される機器に対応しています。Windows専用モデムのように、デバイスドライバなしではモデムとして動作しない機器は利用できません。最近の内蔵モデムはWindowsの環境でセットアップしてドライバをインストールすることで、初めてモデムとして機能する機器であることが多いようです。この種類の内蔵モデムは、超漢字では機器特有のドライバが無いために使用することができません。

Windows専用かどうか判断するには、Windowsのデスクトップの「マイコンピュータ」を右クリックして現れたメニューで「プロパティ」を選び、デバイスマネージャの画面で内蔵モデムの「プロパティ」を見てください。

「リソース」の画面に「I/Oの範囲」と「割込み要求」(もしくは「I/Oポートアドレス」と「IRQ」)の2つだけなら、ハードウェアモデムと思われますので、超漢字で使える可能性が大きいです。3つ以上のリソースがある場合は、ハードウェア的にモデムでない可能性が高く、超漢字で認識できない場合がほとんどです。

リソースが2つだけの場合は、表示の内容を記録しておき、超漢字上で、システム環境設定のシリアルポートの画面で、記録しておいたWindowsと同じ値を設定して動作を確認してみてください。

  1. システム環境設定ウィンドウの〈機器〉/〈機器情報〉画面で、[シリアルポート]を選択します。
  2. [表示]スイッチをクリックします。「シリアルボート」のパネルが現れます。
  3. 内蔵モデムに対応するポート番号(#1の場合が多いようです)の[アドレス]、[割り込み]に、Windowsで調べた値を入力して、右下の[設定]スイッチをクリックします。
 
Q.255 超漢字でPCカードのモデムを使うことはできますか。
超漢字ではノートパソコンのPCカードスロット、およびデスクトップタイプに増設するPCカードアダプタをサポートしています。モデムカード/ATAカードなどが動作しますが、全てのモデムカード/ATAカードの利用を保証するものではありません。
 
Q.256 PCカードの拡張COMポート互換ISDNカードが認識されません。超漢字からは、通常のCOMポートとして認識できないのでしょうか?
まず、システム環境設定小物の見出し〈PCカード〉を選び、セットしたPCカードの情報が正しく表示されていることを確認してください。

未サポートと表示されている場合は、そのPCカードはサポートしていませんので利用することはできません。

何も表示されない場合や、正しく表示されているのにかかわらず動作しない場合は、PCカードアダプタの設定が正しくない可能性があります。システム環境設定小物の〈機器〉→〈機器情報〉→[PCカードアダプタ]を選び、[表示]スイッチをクリックして、PCカードアダプタの設定が正しく行われているか確認してください。
 
Q.257 マザーボードに内蔵のシリアルポートの他に、モデムカードを増設し合計3ポートにしたのち[システム環境設定]−[シリアルポート]で確認すると、PCカード用のポートを含めて3つのポートしか表示されません。シリアルポートは最大3つまでしか使用できないのでしょうか?
超漢字では、PCカードを含めて最大4個のシリアルポートが使用可能です。通常、[システム環境設定]−[シリアルポート]での表示は以下のようになっています。

シルアルポート
ポート番号 シリアルポート
#0 <本体>
#1 <本体>または<使用不可>
#2 PCカード#2用または<使用不可>
#3 PCカード#1用または<使用不可>

増設シリアルポート(モデムカード)を利用する場合は、PCカード用、または<使用不可>と表示されているポートに対して、増設シリアルポートのI/Oアドレスと割り込みを設定して、システムを再起動してください。設定したポートが<本体>と表示されれば正しく設定できたことになります。I/O アドレスや割り込みの設定が他と重複していると正しく設定されませんので注意してください。

以下に具体的な例を示します。

ポート #2 のI/Oアドレスは空白、割り込みは ---- となっていますので、ここに増設シリアルポートのI/Oアドレス(3E8)と割り込み(IRQ5)を設定します。

シルアルポート
ポート番号 シリアルポート アドレス 割り込み
#0 <本体> 03F8 IRQ4
#1 <本体> 02F8 IRQ3
#2 PCカード#2用 3E8 IRQ5
#3 PCカード#1用   ----

システムを再起動すると以下の表示となり、ポート #2 は<本体>となって正しく設定されたことになります。

シルアルポート
ポート番号 シリアルポート アドレス 割り込み
#0 <本体> 03F8 IRQ4
#1 <本体> 02F8 IRQ3
#2 <本体> 03E8 IRQ5
#3 PCカード用   ----

 
Q.258 ワコム社製の電子ペンタブレット(ArtPad fan Serial、ArtPad II Serialなど)を超漢字で使うにはどのように設定すればよいでしょうか?
超漢字側にArt Padに対応する機能が含まれています。

システム環境設定小物を起動し、〈機器〉→〈機器情報〉→「拡張入力機器」を選択し、[表示]スイッチを押してください。

通常は拡張入力機器の欄は(使用しない)と表示されています。ArtPadを接続しているポート番号の右側にある(使用しない)をプレスすると、超漢字が対応している拡張入力機器の一覧が表示されます。この一覧の中にある[ArtPad]を選択すると、表示が(使用しない)からArtPadに変わります。これでArtPadが利用できます。

超漢字の取扱説明書小物の索引から引ける「ArtPad」の項に、詳細な解説が掲載されていますのでご参照ください。

なお、「超漢字2」からは、同社のFAVO(シリアルポート接続)も使用可能となりました。
 
Q.259 「ISO 9660形式のCD-ROMを読む機能」とありますが、これは何ですか?
ISO 9660形式のCD-ROMを読む機能とは、主にISO 9660形式のCD-ROMにあるファイルをファイル変換用ユーティリティを使って、超漢字上から読む機能です。ISO 9660形式とは、CD-ROMに対する業界標準のフォーマット形式です。
 
Q.260 Zipディスク(メディア)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
市販のZipディスクは、DOSフォーマットされている場合が多いようです。以下の操作を行うことで、超漢字からリムーバブルハードディスクとして使用できます。なおZipディスクにDOS/Windowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. Zipドライブにディスクをセットして、ディスク設定小物を起動します。
  2. ディスク設定小物の画面で[←]または[→]キーを押して、ディスクをZipドライブに変更します。また[ディスク選択]メニューで選んでもかまいません。Zipドライブは接続したコネクタによって以下のように表示されます。
    • プライマリーのスレーブに接続: 「ハードディスク#2」
    • セカンダリーのマスターに接続: 「ハードディスク#3」
    • セカンダリーのスレーブに接続: 「ハードディスク#4」

  3. 区画番号4に「Windows基本区画」(「超漢字」の場合は「DOS基本区画」)と表示されますので、これを区画削除します。
  4. 1つの空き区画になります。これを選択して区画作成します。
  5. ディスク設定小物を終了します。
以上の操作が正常に終了すると、Zipディスクに対応するデバイス仮身が初期ウィンドウに現れます。この仮身からウィンドウを開いてご利用ください。
 
Q.261 SuperDiskのメディアを超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
SuperDiskについては当社で直接動作確認を行っていませんが、ユーザの方からPanasonic LKM-F934-1(内蔵ATAPI接続仕様)について以下の報告がありましたのでご紹介します。なおSuperDiskのメディアにDOS/Windowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. SuperDiskのメディアをセットして、ディスク設定小物を起動します。
  2. ディスク設定小物の画面で[←]または[→]キーを押して、ディスクをSuperDiskドライブに変更します。「CHS情報が取得できない」旨の警告パネルが4回ほど表示されますが、そのまま処理を進めると「他システム区画」が4つ表示されます。容量も実際と異なる情報が表示されます。
  3. 「他システム区画」をすべて区画削除すると、1つの空き区画になります。ただしまだ容量は実際と異なる値となっています。
  4. 一旦ディスク設定小物を終了した後、再度ディスク設定小物起動して、[←]または[→]キーを押して、ディスクをSuperDiskドライブに変更します。ここで空き区画120MBと正しい値が表示されます。
  5. 空き区画を選択して区画作成します。
  6. ディスク設定小物を終了します。
以上の操作が正常に終了すると、SuperDiskのメディアに対応するデバイス仮身が初期ウィンドウに現れます。この仮身からウィンドウを開いてご利用ください。

なおSuperDiskは、超漢字からはリムーバブルハードディスクとしてのみ利用可能です。3.5インチ2HD/2DDのフロッピーディスクを読み書きすることはできません。
 
Q.262 ノートパソコンにマウスを外付けしたところ、ポインタが飛ぶように勝手に動いてしまいます。
ノートパソコンの機種によっては、マウスを外付けした状態でもタッチパッドなど内蔵するポインティングデバイスが利用できる場合があります。このような機種ではご質問の症状が発生することがあるようです。

この場合は、パソコン本体のBIOS設定画面で、内蔵ポインティングデバイスを使用不可に設定してください。BIOS設定画面の操作につきましてはパソコン本体の取扱説明書をご覧ください。
 
Q.263 MOディスク(メディア)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
R2.020よりATAPI接続の内蔵MOドライブに対応しました。現在当社が動作確認した製品はLogitec LMO-D1300AK(内蔵タイプ,ATAPI接続,1.3GB) です。またユーザ様からアルファデータAD-IDE640(内蔵タイプ,ATAPI接続,640MB)で動作したとの報告があります。

MOディスクは、フロッピーディスクと同様に取り扱われます。 市販のMOディスクは、DOSフォーマットされている場合が多いようです。以下の操作を行うことで、超漢字から大容量のフロッピーディスクとして使用できます。なおMOディスクにDOS/Windowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. MOドライブにディスクをセットします。DOS形式のディスクをどうするか尋ねるパネルが現れます。
  2. [フォーマット]スイッチをクリックします。ディスクフォーマットの詳細を設定するパネルが現れます。
  3. ディスク名を入力して[フォーマット]スイッチをクリックします。容量はメディアにあわせて自動的に決定され、変更できません。
  4. フォーマットを実行します。フォーマット終了後、初期ウィンドウにデバイス仮身が現れます。
以降は、フロッピーディスクと同様に超漢字から使用できます。
 
Q.264 外付けCD-ROMドライブ Panasonic KXL-830AN-S が「超漢字」から認識できません。
KXL-830AN-S 本体の個体差のためか、「超漢字」から1回で認識できないドライブがあるようです。この場合、何度かインタフェースカードを抜き差ししてみてください。2回目以降に認識されるケースがあります。
また、この症状に対応した超漢字 R2.030 起動ディスクをご提供しております。
なお、「超漢字2」では、上記症状に対策済みです。
 
Q.265 Windowsでは使用できるPCカード型モデムが、超漢字では認識されず使用できません。
以下の手順を参考に、PCカードアダプタ関連の設定を確認し、その設定を超漢字に反映させることで、カード型モデムが認識されます。

  1. BIOS設定画面にて、PCカードアダプタ関連の設定を確認します。
    パソコンの機種によってBIOSの具体的な設定方法は異なりますので、パソコンに付属のマニュアル(「BIOSの設定」というような項目)をご覧ください。
    例えば、PCカードアダプタの設定が「CardBus(カードバス)」になっていれば、「互換」に変更してみてください。また、電力の設定があれば、「5V」を「3.3V」へ変更してみてください。
  2. Windowsの[システムのプロパティ]画面で、PCカードアダプタのIRQ番号とI/Oアドレスを確認します。
    Windowsで[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]と順にマウスで操作をし、[システム]アイコンを開いて[システムのプロパティ]画面から[デバイスマネージャー]の画面にします。
    ここで、PCカードソケットと表示される左側の「+」マークをクリックして、その下に表示される項目に対して[プロパティ]ボタンを押すと、IRQ番号やI/Oアドレスなどの情報を確認できます。

    注:IRQとは、Interrupt Requestの略で、周辺機器からパソコン本体のCPUに対して、処理を依頼するための信号のことです。IRQ番号とはIRQの信号をパソコンで区別するための名前といえます。
    注:I/Oポートアドレスとは、CPUと周辺機器とがデータをやりとりするための番地(アドレス)のことです。

  3. Windowsで調べたPCカードアダプタのコントローラアドレス、IRQ、I/Oアドレスを超漢字で設定します。

    超漢字は「CardBus(カードバス)」には対応しておりませんので、Windows環境でPCカードスロットの設定が「CardBus(カードバス)」のモードになっていますと、「CardBus(カードバス)」の設定がリセットされないため、 超漢字からPCカードを使用することができない場合がございます。そのため、Windowsを終了して、超漢字を起動する場合には、再起動ではなく、一度パソコンの電源を切ってから 超漢字を起動してみてください。
    超漢字の小物メニューから[システム環境設定]-[機器]- [機器情報]-[PCカードアダプタ]の画面を表示し、Windowsで設定されていたPCカードアダプタのコントローラアドレス、IRQ、I/Oアドレスと同じ値を設定します。
    なお、標準設定で内蔵モデムのI/Oアドレスと重なっていて、モデムカードが動作しない場合があります。その場合、Windowsで内蔵モデムを使用不可にするか、超漢字でPCカード用シリアルポートの I/Oアドレスを02F8以外の値に設定することで動作するようになります。
    超漢字でPCカード用シリアルポートのI/Oアドレスを変更方法するには、[システム環境設定]-[機器]-[機器情報]-[シリアルポート]の画面でアドレスを変更してください。
 

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