br_barbar

ハードウェア/周辺機器に関するご質問

最終更新日 2006年12月27日(水)

Q.251 USB接続のマウスやキーボードが使用できません。
Q.252 シリアルATA及びSCSIボードを搭載した機種でも超漢字は動作するのでしょうか?
Q.253 SOTECのWinBook Birdで、超漢字の起動後にポインタが勝手に動いてしまう。
Q.254 「電源管理機能」はすべてのノートパソコンで使えるのでしょうか?
Q.255 内蔵モデムが使えません。
Q.256 超漢字でPCカードのモデムを使うことはできますか?
Q.257 PCカードの拡張COMポート互換ISDNカードが認識されません。超漢字からは、通常のCOMポートとして認識できないのでしょうか?
Q.258 マザーボードに内蔵のシリアルポートの他に、モデムカードを増設し合計3ポートにしたのち [システム環境設定]−[シリアルポート]で確認すると、PCカード用のポートを含めて3つのポートしか表示されません。シリアルポートは最大3つまでしか使用できないのでしょうか?
Q.259 ワコム社製の電子ペンタブレットFAVOなどを「超漢字4」で使うにはどのように設定すればよいでしょうか?
Q.260 「ISO 9660形式のCD-ROMを読む機能」とありますが、これは何ですか?
Q.261 Zipディスク(メディア)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.262 SuperDiskのメディアを超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.263 ノートパソコンにマウスを外付けしたところ、ポインタが飛ぶように勝手に動いてしまいます。
Q.264 MOディスク(メディア)を利用できますか?
Q.265 Windowsでは使用できるPCカード型モデムが、超漢字では認識されず使用できません。
Q.266 CASIO CASSIOPEIA FIVAでサスペンド、レジュームが使えません。
Q.267 PCカードが認識される場合とされない場合があります。
Q.268 Hagiwara Sys-Com製 FlashGate Dual HBC-UD2000 を利用するようになってから、日本語の入力時に勝手に読みが確定してしまいます。
Q.269 内蔵のネットワークアダプタを超漢字から利用できません。
Q.270 他のPCカード機器は正常に利用できるのですが、無線LANカードが超漢字から利用できません。
Q.271 BUFFALO MCR-SD(SD/MMCカードリーダー/ライター)/BUFFALO MCR-CF2(コンパクトフラッシュカードリーダー/ライター) が上手く動作するパソコンと動作しないパソコンがあります。
Q.272 ATA PCカード(コンパクトフラッシュ、SDカードなど)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
Q.273 SONY VAIO PCG-U1で、PCカードスロットにセットしたATA PCカードが利用できません。なお通信カードなどは正常に動作しています。
Q.274 最近コンパクトフラッシュカードタイプの通信カードや無線LANカードが発売されていますが、超漢字から利用できますか?
Q.275 SiS(Silicon Integrated Systems)製チップセットSiS740を搭載したパソコンでUSB機器が利用できません。
Q.276 PLANEX FNW-3900-TXやBUFFALO LPC-PCM-CLXを利用するには、どうすればよいのでしょうか?
Q.277 PCカード型のハードディスクを超漢字用にフォーマットして利用していたのですが、Windows用にフォーマットするにはどうすればよいのでしょうか?
Q.278 USBメモリを超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?

Q.251 USB接続のマウスやキーボードが使用できません。
BIOSの設定を以下のようにすると問題が解決する場合があります。
BIOSの設定画面を出す方法はパソコンごとに違いますので、パソコンに付属しているマニュアルをご覧ください。
パソコンの電源を入れた直後に、[F2]キーや[Delete]キーを押すことで呼び出せる場合があります。
「Plug & play O/S:」という項目があれば「No」に設定します。(項目名が「OSタイプ:」等となっている場合もあります。「その他」などWindows以外の設定にします。)
「Legacy USB Support:」という項目があれば「Enabled」に設定します。(項目名が「USB Keyboard Legacy Support:」等となっている場合があります。)

なお以上の設定を行っても、すべてのUSB接続機器が使えるわけではありません。また、SONY VAIO PCG-505のように本体内蔵のUSBコントローラが認識できない機種もあります。
  
Q.252 シリアルATA及びSCSIボードを搭載した機種でも超漢字は動作するのでしょうか?
超漢字はシリアルATA及びSCSIをサポートしていません。また、SCSIボードを搭載したパソコンで超漢字が動作しないということはあり得ます。多くの場合、割込みの処理が入出力を取り合ったり、衝突したりすることが原因です。この場合、ボードの設定を変更することで超漢字が動作することもあります。
  
Q.253 SOTECのWinBook Birdで、超漢字の起動後にポインタが勝手に動いてしまう。
BIOSの設定でIrDAを無効にしてください。
  
Q.254 「電源管理機能」はすべてのノートパソコンで使えるのでしょうか?
超漢字に搭載されている「電源管理機能」は、パソコンの機種に大きく依存するため、すべての機種に対して動作を無条件に保証することができません。以下の機種で問題点が見つかっています。原因の多くはAPM BIOS側の不具合であることがわかっております。
  IBM ThinkPad 600:サスペンド後の復帰でフリーズ
  IBM ThinkPad 570:ディスク系のPCカードを入れるとサスペンドできない
  IBM ThinkPad 310E:アイドル時省電力でフリーズ
  SOTEC WinBook Slim 133:見出し〈電源管理〉をクリックするとフリーズ
  SOTEC WinBook Quattro:アイドル時省電力でフリーズ
  SONY VAIO PCG-505:自動スタンバイでサスペンド後の復帰でフリーズ
  SONY VAIO PCG-QR1/BP:サスペンド、レジュームが正常に復帰しない
  CASIO CASSIOPEIA FIVA:サスペンド、レジュームが正常に復帰しない
  NEC LaVie G:サスペンド、レジュームが正常に復帰しない
「電源管理機能」を使うことで不具合が発生するような場合には、[システム環境設定]→[機器]→[電源管理]の画面にて、「電源管理機能」を「対応しない」に設定してご使用ください。

なお機種によっては以下の設定をするとフリーズしなくなる場合があります。(効果が無かった場合は元の設定に戻しておいてください。)

  1. システム環境設定ウィンドウの〈機器〉/〈機器情報〉画面で、[フロッピーディスク]を選択します。
  2. [表示]スイッチをクリックします。「フロッピーディスク」のパネルが現れます。
  3. [ドライブ動作モード:]に"512"と入力して、右下の[設定]スイッチをクリックします。

  
Q.255 内蔵モデムが使えません。
超漢字では、ハード的にモデムと認識される機器に対応しています。Windows専用モデムのように、デバイスドライバなしではモデムとして動作しない機器は利用できません。最近の内蔵モデムはWindowsの環境でセットアップしてドライバをインストールすることで、初めてモデムとして機能する機器であることが多いようです。この種類の内蔵モデムは、超漢字では機器特有のドライバが無いために使用することができません。

Windows専用かどうか判断するには、Windowsのデスクトップの「マイコンピュータ」を右クリックして現れたメニューで「プロパティ」を選び、デバイスマネージャの画面で内蔵モデムの「プロパティ」を見てください。

「リソース」の画面に「I/Oの範囲」と「割込み要求」(もしくは「I/Oポートアドレス」と「IRQ」)の2つだけなら、ハードウェアモデムと思われますので、超漢字で使える可能性が大きいです。3つ以上のリソースがある場合は、ハードウェア的にモデムでない可能性が高く、超漢字で認識できない場合がほとんどです。

リソースが2つだけの場合は、表示の内容を記録しておき、超漢字上で、システム環境設定のシリアルポートの画面で、記録しておいたWindowsと同じ値を設定して動作を確認してみてください。

  1. システム環境設定ウィンドウの〈機器〉/〈機器情報〉画面で、[シリアルポート]を選択します。
  2. [表示]スイッチをクリックします。「シリアルボート」のパネルが現れます。
  3. 内蔵モデムに対応するポート番号(#1の場合が多いようです)の[アドレス]、[割り込み]に、Windowsで調べた値を入力して、右下の[設定]スイッチをクリックします。
  
Q.256 超漢字でPCカードのモデムを使うことはできますか?
超漢字ではノートパソコンのPCカードスロット、およびデスクトップタイプに増設するPCカードアダプタをサポートしています。モデムカード/ATAカードなどが動作しますが、全てのモデムカード/ATAカードの利用を保証するものではありません。
  
Q.257 PCカードの拡張COMポート互換ISDNカードが認識されません。超漢字からは、通常のCOMポートとして認識できないのでしょうか?
まず、システム環境設定小物の見出し〈PCカード〉を選び、セットしたPCカードの情報が正しく表示されていることを確認してください。

未サポートと表示されている場合は、そのPCカードはサポートしていませんので利用することはできません。

何も表示されない場合や、正しく表示されているのにかかわらず動作しない場合は、PCカードアダプタの設定が正しくない可能性があります。システム環境設定小物の〈機器〉→〈機器情報〉→[PCカードアダプタ]を選び、[表示]スイッチをクリックして、PCカードアダプタの設定が正しく行われているか確認してください。
  
Q.258 マザーボードに内蔵のシリアルポートの他に、モデムカードを増設し合計3ポートにしたのち [システム環境設定]−[シリアルポート]で確認すると、PCカード用のポートを含めて3つのポートしか表示されません。シリアルポートは最大3つまでしか使用できないのでしょうか?
超漢字では、PCカードを含めて最大4個のシリアルポートが使用可能です。通常、[システム環境設定]−[シリアルポート]での表示は以下のようになっています。

シルアルポート
ポート番号 シリアルポート
#0 <本体>
#1 <本体>または<使用不可>
#2 PCカード#2用または<使用不可>
#3 PCカード#1用または<使用不可>

増設シリアルポート(モデムカード)を利用する場合は、PCカード用、または<使用不可>と表示されているポートに対して、増設シリアルポートのI/Oアドレスと割り込みを設定して、システムを再起動してください。設定したポートが<本体>と表示されれば正しく設定できたことになります。I/O アドレスや割り込みの設定が他と重複していると正しく設定されませんので注意してください。

以下に具体的な例を示します。

ポート #2 のI/Oアドレスは空白、割り込みは ---- となっていますので、ここに増設シリアルポートのI/Oアドレス(3E8)と割り込み(IRQ5)を設定します。

シルアルポート
ポート番号 シリアルポート アドレス 割り込み
#0 <本体> 03F8 IRQ4
#1 <本体> 02F8 IRQ3
#2 PCカード#2用 3E8 IRQ5
#3 PCカード#1用   ----

システムを再起動すると以下の表示となり、ポート #2 は<本体>となって正しく設定されたことになります。

シルアルポート
ポート番号 シリアルポート アドレス 割り込み
#0 <本体> 03F8 IRQ4
#1 <本体> 02F8 IRQ3
#2 <本体> 03E8 IRQ5
#3 PCカード用   ----
  
Q.259 ワコム社製の電子ペンタブレットFAVOなどを「超漢字4」で使うにはどのように設定すればよいでしょうか?
「超漢字4」側にFAVOなどに対応する機能が含まれており、以下の機種が使用できます。
  • WACOM FAVO USB
    • F-410USBシリーズ(R4.017以降対応)
    • F-510USBシリーズ(R4.017以降対応)
    • F-400U-x
    • F-401U-x
  • WACOM FAVO Serial
  • WACOM ArtPad Serial
  • WACOM ArtPad II Serial
  • WACOM ArtPad fan Serial

FAVO USBについては、パソコン本体にタブレットをUSBで接続するだけで超漢字上から使用できます。

FAVO Serial、ArtPad Serialについては以下の手順を参考にしてください。
  1. システム環境設定小物を起動し、〈機器〉→〈機器情報〉→「拡張入力機器」を選択し、[表示]スイッチを押してください。
  2. 通常は拡張入力機器の欄は(使用しない)と表示されています。FAVOを接続しているポート番号の右側にある(使用しない)をプレスすると、「超漢字4」が対応している拡張入力機器の一覧が表示されます。
  3. この一覧の中にある[ArtPad]を選択すると、表示が(使用しない)からArtPadに変わります。これでFAVO Serial、ArtPad Serialが利用できます。

なお各タブレットの持つ筆圧機能、消しゴム機能には対応しておりません。
  
Q.260 「ISO 9660形式のCD-ROMを読む機能」とありますが、これは何ですか?
ISO 9660形式のCD-ROMを読む機能とは、主にISO 9660形式のCD-ROMにあるファイルをファイル変換用ユーティリティを使って、超漢字上から読む機能です。ISO 9660形式とは、CD-ROMに対する業界標準のフォーマット形式です。
  
Q.261 Zipディスク(メディア)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
超漢字では、IDE接続する内蔵型のドライブか、USB接続する内蔵/外付けZipドライブが利用できます。
市販のZipディスクは、Windowsフォーマットされている場合が多いようです。以下の操作を行うことで、超漢字からリムーバブルハードディスクとして使用できます。なおZipディスクにWindowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. Zipドライブにディスクをセットして、ディスク設定小物を起動します。
  2. ディスク設定小物の画面で[←]または[→]キーを押して、ディスクをZipドライブに変更します。また[ディスク選択]メニューで選んでもかまいません。Zipドライブは接続したコネクタによって以下のように表示されます。
    • プライマリーのスレーブに接続:「ハードディスク#2」
    • セカンダリーのマスターに接続:「ハードディスク#3」
    • セカンダリーのスレーブに接続:「ハードディスク#4」
    • USBに接続:「USBディスク#1」など

  3. 区画番号4に「Windows基本区画」と表示されますので、これを区画削除します。
  4. 1つの空き区画になります。これを選択して区画作成します。
  5. ディスク設定小物を終了します。
以上の操作が正常に終了すると、Zipディスクに対応するデバイス仮身が初期ウィンドウに現れます。この仮身からウィンドウを開いてご利用ください。
  
Q.262 SuperDiskのメディアを超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
SuperDiskについては当社で直接動作確認を行っていませんが、ユーザーの方からPanasonic LKM-F934-1(内蔵ATAPI接続仕様)について以下の報告がありましたのでご紹介します。なおSuperDiskのメディアにWindowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. SuperDiskのメディアをセットして、ディスク設定小物を起動します。
  2. ディスク設定小物の画面で[←]または[→]キーを押して、ディスクをSuperDiskドライブに変更します。「CHS情報が取得できない」旨の警告パネルが4回ほど表示されますが、そのまま処理を進めると「他システム区画」が4つ表示されます。容量も実際と異なる情報が表示されます。
  3. 「他システム区画」をすべて区画削除すると、1つの空き区画になります。ただしまだ容量は実際と異なる値となっています。
  4. 一旦ディスク設定小物を終了した後、再度ディスク設定小物起動して、[←]または[→]キーを押して、ディスクをSuperDiskドライブに変更します。ここで空き区画120MBと正しい値が表示されます。
  5. 空き区画を選択して区画作成します。
  6. ディスク設定小物を終了します。
以上の操作が正常に終了すると、SuperDiskのメディアに対応するデバイス仮身が初期ウィンドウに現れます。この仮身からウィンドウを開いてご利用ください。

なおSuperDiskは、超漢字からはリムーバブルハードディスクとしてのみ利用可能です。3.5インチ2HD/2DDのフロッピーディスクを読み書きすることはできません。
  
Q.263 ノートパソコンにマウスを外付けしたところ、ポインタが飛ぶように勝手に動いてしまいます。
ノートパソコンの機種によっては、マウスを外付けした状態でもタッチパッドなど内蔵するポインティングデバイスが利用できる場合があります。このような機種ではご質問の症状が発生することがあるようです。

この場合は、パソコン本体のBIOS設定画面で、内蔵ポインティングデバイスを使用不可に設定してください。BIOS設定画面の操作につきましてはパソコン本体の取扱説明書をご覧ください。
  
Q.264 MOディスク(メディア)を利用できますか?
超漢字はMOドライブに対応しています。当社が動作確認した製品は、Logitec LMO-D1300AK(内蔵タイプ,ATAPI接続,1.3GB)とI/O DATA MOA-AX 1300W/CBIDE(外付け,PCカード接続,1.3GB)、Buffalo MO-C640U2(外付け,USB接続,640MB)です。

MOディスクは、フロッピーディスクと同様に取り扱われます。 市販のMOディスクは、Windowsフォーマットされている場合が多いようです。以下の操作を行うことで、超漢字から大容量のフロッピーディスクとして使用できます。なおMOディスクにWindowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. MOドライブにディスクをセットします。DOS形式のディスクをどうするか尋ねるパネルが現れます。
  2. [フォーマット]スイッチをクリックします。ディスクフォーマットの詳細を設定するパネルが現れます。
  3. ディスク名を入力して[フォーマット]スイッチをクリックします。容量はメディアにあわせて自動的に決定され、変更できません。
  4. フォーマットを実行します。フォーマット終了後、初期ウィンドウにデバイス仮身が現れます。
以降は、フロッピーディスクと同様に超漢字から使用できます。
  
Q.265 Windowsでは使用できるPCカード型モデムが、超漢字では認識されず使用できません。
以下の手順を参考に、PCカードアダプタ関連の設定を確認し、その設定を超漢字に反映させることで、カード型モデムが認識されます。

  1. BIOS設定画面にて、PCカードアダプタ関連の設定を確認します。
    パソコンの機種によってBIOSの具体的な設定方法は異なりますので、パソコンに付属のマニュアル(「BIOSの設定」というような項目)をご覧ください。
    例えば、PCカードアダプタの設定が「CardBus(カードバス)」になっていれば、「互換」に変更してみてください。また、電力の設定があれば、「5V」を「3.3V」へ変更してみてください。
  2. Windowsの[システムのプロパティ]画面で、PCカードアダプタのIRQ番号とI/Oアドレスを確認します。
    Windowsで[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]と順にマウスで操作をし、[システム]アイコンを開いて[システムのプロパティ]画面から[デバイスマネージャー]の画面にします。
    ここで、PCカードソケットと表示される左側の「+」マークをクリックして、その下に表示される項目に対して[プロパティ]ボタンを押すと、IRQ番号やI/Oアドレスなどの情報を確認できます。

    注:IRQとは、Interrupt Requestの略で、周辺機器からパソコン本体のCPUに対して、処理を依頼するための信号のことです。IRQ番号とはIRQの信号をパソコンで区別するための名前といえます。
    注:I/Oポートアドレスとは、CPUと周辺機器とがデータをやりとりするための番地(アドレス)のことです。

  3. Windowsで調べたPCカードアダプタのコントローラアドレス、IRQ、I/Oアドレスを超漢字で設定します。

    超漢字は「CardBus(カードバス)」には対応しておりませんので、Windows環境でPCカードスロットの設定が「CardBus(カードバス)」のモードになっていますと、「CardBus(カードバス)」の設定がリセットされないため、 超漢字からPCカードを使用することができない場合がございます。そのため、Windowsを終了して、超漢字を起動する場合には、再起動ではなく、一度パソコンの電源を切ってから 超漢字を起動してみてください。
    超漢字の小物メニューから[システム環境設定]-[機器]- [機器情報]-[PCカードアダプタ]の画面を表示し、Windowsで設定されていたPCカードアダプタのコントローラアドレス、IRQ、I/Oアドレスと同じ値を設定します。
    なお、標準設定で内蔵モデムのI/Oアドレスと重なっていて、モデムカードが動作しない場合があります。その場合、Windowsで内蔵モデムを使用不可にするか、超漢字でPCカード用シリアルポートの I/Oアドレスを02F8以外の値に設定することで動作するようになります。
    超漢字でPCカード用シリアルポートのI/Oアドレスを変更方法するには、[システム環境設定]-[機器]-[機器情報]-[シリアルポート]の画面でアドレスを変更してください。
  
Q.266 CASIO CASSIOPEIA FIVAでサスペンド、レジュームが使えません。
「超漢字4」では一部のUSB機器に対応したことにより、BIOSの設定によってはサスペンド機能の動作が異なる事があるようですが、現状ではBIOS固有の問題も考えられ、超漢字側だけで対処するのは非常に難しい状況です。
大変恐れ入りますが、現状では、サスペンドから正常に復帰(レジューム)できないような場合には、サスペンド機能はご利用になられないようお願い申し上げます。
超漢字の電源管理機能に関してのご注意事項等につきましては、小物メニューから[取扱説明書]を起動して、索引モードで「さ」の「サスペンド」をご覧くださいますようお願い申し上げます。
  
Q.267 PCカードが認識される場合とされない場合があります。
CardBus(カードバス)対応のPCカードスロットを内蔵する機種で、パソコンの電源を一旦切らずにWindowsから超漢字を起動したときに、この症状が発生する場合があります。Windowsを終了してパソコンの電源を一旦切った後、超漢字を起動してください。

超漢字はCardBusモードに対応していないため、電源を切らずにWindowsから超漢字を起動した場合に、BIOSがPCカードコントローラを初期化していないのが影響して、超漢字からはPCカードを認識できません。
  
Q.268 Hagiwara Sys-Com製 FlashGate Dual HBC-UD2000 を利用するようになってから、日本語の入力時に勝手に読みが確定してしまいます。
USB接続スマートメディア & PCカードリーダ Hagiwara Sys-Com製FlashGate Dual HBC-UD2000 を接続した状態で、ご質問の症状が発生することを確認しております。この症状は以下の設定を行なうことで回避できますので、お試しください。

  1. [小物]メニューの[システム環境設定]を選びます。
    「システム環境設定」ウィンドウが現れます。
  2. 〈機器〉/〈機器情報〉画面で項目「ハードディスク/CD−ROM」を選択し、左にある[表示]スイッチをクリックします。
    「ハードディスク/CD−ROM」パネルが現れます。
  3. 「ディスクの検出方法」で「[Insert]キーを押す」を選択し、[設定]スイッチをクリックします。
    パネルが消えます。
  4. 「システム環境設定」ウィンドウを閉じます。
なおこの設定を行なった後は、CD-ROMをドライブにセットした時[Insert]キーを押して超漢字から検出できるようにしてください。
  
Q.269 内蔵のネットワークアダプタを超漢字から利用できません。
「超漢字4」は「動作確認周辺機器:LANアダプタ」に掲載している機器について動作を確認しております。まずご利用のネットワークアダプタが含まれているかご確認ください。
また、ご利用の超漢字4が最新版かどうかご確認ください。超漢字4が最新版でない場合は、最新版にバージョンアップしてください。超漢字4の最新版につきましては、超漢字4 最新バージョン情報をご参照ください。

動作確認周辺機器:LANアダプタ」に含まれていて、超漢字4が最新版にも関わらず利用できない場合は、次の操作をお試しください。

  • 完全にパソコンの電源が切れた状態から「超漢字4」を起動してください。Windowsからシステムの再起動で電源を切らずに「超漢字4」を起動した場合に、まれにWindowsのシステム環境が影響して、「超漢字4」では周辺機器が正常に認識できない場合があります。
  • BIOSの設定を確認します。BIOSの画面を呼び出す方法はパソコンによってことなりますので、パソコンに付属するマニュアルを参照してください。多くの機種では、電源を入れた直後に[F2]や[Delete]キーを押すことで呼び出せるようです。
    BIOSの画面で以下と同じまたは類似した項目があれば設定を変更してください。

    プラグ&プレイOS いいえ
    設定値の初期化 する
    PCI設定
    PCI IRQ Line 1 自動選択
    PCI IRQ Line 2 自動選択
    PCI IRQ Line 3 自動選択
    PCI IRQ Line 4 自動選択

  • ネットワークアダプタを取り付けているスロットを変更してみてください。また、ネットワークボード以外に増設しているものがあれば、外して試してみてください。
  
Q.270 他のPCカード機器は正常に利用できるのですが、無線LANカードが超漢字から利用できません。
有線LANカードやモデムカードが正常に利用できている機種でも、無線LANカードをセットすると超漢字が操作を受け付けなくなったり、超漢字から無線LANカードが利用できない場合があり、TOSHIBA Libretto 50 や FUJITSU FMV-5133 NA5/W などの機種で症状が確認されています。この原因として、内蔵音源チップが使うI/Oポートアドレスと、超漢字上で無線LANカードが使用するI/Oポートアドレスが衝突していることが考えられます。次の操作をすることで、この症状が避けられる可能性がありますのでお試しください。

  1. PCカード等を全て外してから超漢字を起動します。
  2. システム環境設定小物を起動します。
  3. 機器情報の一覧の下の方にある「システム資源:I/Oアドレス」をクリックして選択した後、[表示]スイッチをクリックします。
  4. 現れた「システム資源:I/Oアドレス」のパネルで、スクロールして[330〜33F:-未使用-]を探し、クリックして選択した後、[予約]スイッチをクリックします。表示が[330〜33F:<予約>]に変わります。
  5. [設定]スイッチをクリックして「システム資源:I/Oアドレス」のパネルを閉じます。
  6. 無線LANカードを挿して、システム環境設定小物の「ネットワークアダプタ」の画面で無線LANカードの設定を行って動作を確認してみてください。
  
Q.271 BUFFALO MCR-SD(SD/MMCカードリーダー/ライター)/BUFFALO MCR-CF2(コンパクトフラッシュカードリーダー/ライター) が上手く動作するパソコンと動作しないパソコンがあります。
BUFFALO MCR-SDやBUFFALO MCR-CF2は、パソコンが搭載してているUSBコントローラの種類によって、超漢字上での動作が異なる場合があります。USBコントローラの種類は以下の操作で確認できます。

  1. [小物]メニューの[システム環境設定]を選びます。
    「システム環境設定」ウィンドウが現れます。
  2. 〈機器〉/〈機器情報〉画面で項目「USB接続機器」を選択し、左にある[表示]スイッチをクリックします。
    「USB接続機器」パネルが現れます。
  3. パネルの中には1行目に「[HUB]**** Root Hub」と記述されています。この「****」には OHCI または UHCI が入り、これがパソコンに搭載されているUSBコントローラの種類になります。
USBコントローラの種類が UHCI のパソコンで、上記カードリーダ/ライタにセットしたメディアが超漢字から認識できない場合、次の手順をお試しください。

  1. メディアをセットしない状態で、カードリーダ/ライタをパソコンに接続します。
  2. メディアをカードリーダ/ライタにセットします。
  3. 40秒程待つと、メディアがBTRON形式の場合は初期ウィンドウにデバイス仮身が、Windows形式の場合はファイル変換小物のウィンドウの中にメディアの仮身が現れます。
  
Q.272 ATA PCカード(コンパクトフラッシュ、SDカードなど)を超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
市販のATA PCカード(コンパクトフラッシュ、SDカードなど)は、Windowsフォーマットされている場合が多いようです。そのままの形式で利用する場合は、ファイル変換小物を使って超漢字とデータのやり取りを行ないます。
  1. ATA PCカードをPCカードスロットまたはUSB接続カードリーダ/ライタにセットして、ファイル変換小物を起動します。
  2. ファイル変換小物ウィンドウにATA PCカードを示す仮身が現れます。Windowsフォーマット済みの場合は「Win基本区画(***MB)」(***にはATA PCカードの容量の数字が入ります)と仮身に表示されます。
  3. ATA PCカードを示す仮身をダブルクリックすると、ファイル変換小物ウィンドウにATA PCカードの内容が表示されます。超漢字のウィンドウとの間で変換してデータをやり取りします。
  4. データの交換が終了したら、ファイル変換小物を閉じます。

また以下の操作によりATA PCカードをBTRON形式でフォーマットすることで、超漢字からリムーバブルハードディスクとして使用できます。なおATA PCカードにWindowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

  1. ATA PCカードをPCカードスロットまたはUSB接続カードリーダ/ライタにセットして、ディスク設定小物を起動します。
  2. ディスク設定小物の画面で[←]または[→]キーを押して、ディスクをATA PCカードに変更します。また[ディスク選択]メニューで選んでもかまいません。ATA PCカードは接続方式によって以下のように表示されます。
    • PCカードスロットにセット: 「PCカード#1または#2」
    • USB接続カードリーダ/ライタにセット: 「USBディスク#1または#2」

  3. 「Windows基本区画」と表示されますので、これを区画削除します。
  4. 1つの空き区画になります。これを選択して区画作成します。
  5. ディスク設定小物を終了します。
以上の操作が正常に終了すると、ATA PCカードに対応するデバイス仮身が初期ウィンドウに現れます。この仮身からウィンドウを開いてご利用ください。
  
Q.273 SONY VAIO PCG-U1で、PCカードスロットにセットしたATA PCカードが利用できません。なお通信カードなどは正常に動作しています。
SONY VAIO PCG-U1 や SONY VAIO PCG-SRX3 などの VAIO シリーズの一部の機種では、R4.000, R4010 でATA PCカードが利用できない障害が発生しています。
この障害にR4.017で対応しましたので、最新版にバージョンアップをしてください。
  
Q.274 最近コンパクトフラッシュカードタイプの通信カードや無線LANカードが発売されていますが、超漢字から利用できますか?
超漢字4 R4.017では、TOSHIBA、RICOH および TI 製の PC カードコントローラを搭載している機種で、3.3V 専用 PC カードを利用できるように改善しました。
コンパクトフラッシュカードタイプの通信カードや無線LANカードをお持ちの方はお試しください。
なお R4.017 は、これらのコントローラを搭載したすべてのパソコンでの動作を保障するものではありません。
  
Q.275 SiS(Silicon Integrated Systems)製チップセットSiS740を搭載したパソコンでUSB機器が利用できません。
SiS製チップセットSiS740を搭載したパソコンで、超漢字4からUSBが使用できない場合があります。 現在以下の機種でこの症状が報告されています。
  • FUJITSU FMV DESKPOWER CE50E7
  • HITACHI Prius Air 670G(670G5LVA)
超漢字4からUSB接続機器をご使用になる場合は、SiS740チップセットを搭載したパソコンを避けていただけますようお願いします。

なお、USBで接続する機器の中でもキーボードは利用できる場合があります。
  
Q.276 PLANEX FNW-3900-TXやBUFFALO LPC-PCM-CLXを利用するには、どうすればよいのでしょうか?
超漢字4 R4.017以降で、PLANEX FNW-3900-TXやBUFFALO LPC-PCM-CLXがサポートされました。
PLANEX FNW-3900-TXやBUFFALO LPC-PCM-CLXをご利用の際は、[システム環境設定]-[ネットワークアダプタ]で「NE2000互換-100 [PCカード]」を選択してください。

●「取扱説明書」小物からの検索
「索引」から「ね」-「ネットワークアダプタ(機器)」
  
Q.277 PCカード型のハードディスクを超漢字用にフォーマットして利用していたのですが、Windows用にフォーマットするにはどうすればよいのでしょうか?
超漢字用にフォーマットしていたPCカード型のハードディスクをWindowsで使用する場合は、まず区画情報を初期化し、その上でフォーマットする必要があります。

<区画の作成方法(Windows XPの場合)>

手順
  1. Windowsの[スタート|コントロール パネル]をクリックします。
  2. [パフォーマンスとメンテナンス]をクリックします。
  3. [管理ツール]をクリックします。
  4. [コンピュータの管理]をダブルクリックします。
  5. 「コンピュータの管理」のウィンドウから[記憶域]の[ディスクの管理]をクリックします。
  6. 右側に接続されているディスクの一覧が表示されますので、PCカード型のハードディスクがリストにあるか確認します。
  7. PCカード型のハードディスク内にある「不明なパーティション」と表記されている区画をクリックします。
  8. マウスの右ボタンをクリックしメニューから「パーティションの削除」を選択します。

これで超漢字の区画は空き区画になりましたので、マウスの右ボタンをクリックしメニューから「新しいパーティション」を選択し、Windows用の区画を作成します。
  
Q.278 USBメモリを超漢字から利用するにはどうしたらよいでしょうか?
市販のUSBメモリは、Windowsフォーマットされている場合が多いようです。そのままの形式で利用する場合は、ファイル変換小物を使って超漢字とデータのやり取りを行ないます。

<Windowsフォーマットでの利用方法>

手順
  1. USBメモリをUSBポートにセットして、ファイル変換小物を起動します。
  2. ファイル変換小物ウィンドウにUSBメモリを示す仮身が現れます。Windowsフォーマット済みの場合は「Win基本区画(***MB)」(***にはUSBメモリの容量の数字が入ります)と仮身に表示されます。
  3. USBメモリを示す仮身をダブルクリックすると、ファイル変換小物ウィンドウにUSBメモリの内容が表示されます。超漢字のウィンドウとの間で変換してデータをやり取りします。
  4. データの交換が終了したら、ファイル変換小物を閉じます。

また以下の操作によりUSBメモリをBTRON形式でフォーマットすることで、超漢字からリムーバブルハードディスクとして使用できます。なおUSBメモリにWindowsのデータが入っている場合は、すべて削除されますので、必要なデータのバックアップを取ってから作業を進めてください。

<BTRONフォーマットでの利用方法>

手順
  1. USBメモリをUSBポートにセットして、ディスク設定小物を起動します。
  2. ディスク設定小物の画面で[←]または[→]キーを押して、ディスクをUSBメモリに変更します。また[ディスク選択]メニューで選んでもかまいません。USBメモリは「USBディスク#1または#2」のように表示されます。
  3. 「Windows基本区画」と表示されますので、これを区画削除します。
  4. 1つの空き区画になります。これを選択して区画作成します。
  5. ディスク設定小物を終了します。

以上の操作が正常に終了すると、USBメモリに対応するデバイス仮身が初期ウィンドウに現れます。この仮身からウィンドウを開いてご利用ください。
  

戻る
Copyright 1999-2007 Personal Media Corporation.  All rights reserved.