補足資料4:入稿用出力のマークアップ形式

プレーンテキスト形式

原稿に現れる以下の要素について、簡易的なマークアップを付けて出力します。出力形式は以下のとおりです。

  • ルビ

    【⌒ルビ‖...】ルビ対象文字列【⌒】

    《例》

    プレーンテキスト形式・ルビ

    超漢字の【⌒ルビ‖かしん】仮身【⌒】を開く

  • 圏点

    【¨圏点‖通用名称】圏点対象文字列【¨】
    圏点の種類は以下の通用名称で示します。

    圏点の種類 通用名称
    ゴマ
    白ゴマ
    黒丸
    白丸
    黒三角
    白三角
    2重丸
    蛇の目
    《例》

    プレーンテキスト形式・圏点

    推敲作業を【¨圏点‖ゴマ】強力に【¨】支援する

  • 見出し

    【|大見出し】大見出し
    【|中見出し】中見出し
    【|小見出し】小見出し

    《例》

    プレーンテキスト形式・見出し

    【|大見出し】メモ機能を使う
    【|中見出し】メモの挿入
    【|小見出し】範囲付きメモを挿入する

  • 改ページ

    【|改ページ】

    《例》

    プレーンテキスト形式・改ページ

    新機能を次章で紹介します。【|改ページ】

  • 字下げ

    【|字下げ】

    《例》

    プレーンテキスト形式・字下げ

    1 【|字下げ】新しくなった超漢字原稿プロセッサ2を徹底紹介

  • 範囲付きメモ

    【#メモ‖...】メモ対象文字列【#】

    《例》

    プレーンテキスト形式・範囲付きメモ

    漢字に強い【#メモ‖ゴシック】超漢字【#】を紹介

  • 範囲なしメモ

    【*メモ‖...】

    《例》

    プレーンテキスト形式・範囲なしメモ

    紹介する【*メモ‖書名は?】参考文献

  • 仮身

    【*仮身‖...】

    《例》

    プレーンテキスト形式・仮身

    超漢字【*仮身‖超漢字4収録文字リスト】が持つ豊かで多彩な

  • 追加

    【▲ツイカ】追加文字列【▲】

    《例》

    プレーンテキスト形式・追加

    原稿を【▲ツイカ】快適に【▲】書くための

  • 削除

    【△トル】削除文字列【△】

    《例》

    プレーンテキスト形式・削除

    書くための【△トル】執筆【△】環境

  • 変換可能な文字

    TRONコード(黒色で表示)

    《例》

    プレーンテキスト形式・変換可能な文字

    森鴎外

  • 変換できない文字(TRON多国語文字)

    TRONコード(赤色で表示)

    《例》

    プレーンテキスト形式・変換できない文字(TRON多国語文字)

XML形式

原稿に現れる以下の要素について、タグを付けて出力します。出力形式は以下のとおりです。

† XHTMLで表現できない情報は、超漢字原稿プロセッサが独自に定義したボキャブラリで表現します。

  • 段落
    <div>1段落分の文字列</div>
    	
    《例》

    XML形式・段落

    <div>超漢字原稿プロセッサは、豊かで多彩な文字表現を実現します。
    <gp:br /></div>
    	
  • ルビ
    <ruby>
    	<rb>ルビ対象文字列</rb>
    	<rp>【ルビ‖</rp>
    	<rt>ルビ文字列</rt>
    	<rp>】</rp>
    </ruby>
    	
    《例》

    XML形式・ルビ

    超漢字の<ruby><rb>仮身</rb><rp>【ルビ‖</rp><rt>かしん</rt><rp>】
    </rp></ruby>を開く
    	
  • 圏点
    <strong class="class 属性">圏点対象文字列</strong>
    	

    † 圏点の種類はclass属性の内容で示します。

    圏点の種類 class属性
    ゴマ class = "SESAME_DOT"
    白ゴマ class = "WHITE_SESAME_DOT"
    黒丸 class = "BLACK_CIRCLE"
    白丸 class = "WHITE_CIRCLE"
    黒三角 class = "BLACK_UP-POINTING_TRIANGLE"
    三角 class = "WHITE_UO_POINTING_TRIANGLE"
    二重丸 class = "BULLSEYE"
    蛇の目 class = "FISHEYE"
    《例》

    XML形式・圏点

    推敲作業を<strong class="SESAME_DOT">強力に</strong>支援する
    	
  • 見出し
    大見出し	<h1>大見出しの付いた段落の文字列</h1>
    中見出し	<h2>中見出しの付いた段落の文字列</h2>
    小見出し	<h3>小見出しの付いた段落の文字列</h3>
    	
    《例》

    XML形式・見出し

    <h1>メモ機能を使う<gp:br /></h1>
    <h2>メモの挿入<gp:br /></h2>
    <h3>範囲付きメモを挿入する<gp:br /></h3>
    	
  • 比例ピッチ開始…終了
    <gp:prop-rotate>比例ピッチ対象文字列</gp:prop-rotate>
    	
    《例》

    XML形式・比例ピッチ開始…終了

    超漢字は<gp:prop-rotate>BTRON</gp:prop-rotate>仕様の
    	
  • 改段落
    <gp:br />
    	
    《例》

    XML形式・改段落

    自由にメモを貼り込めます。<gp:br />
    	
  • 改ページ
    <gp:newpage />
    	
    《例》

    XML形式・改ページ

    新機能を次章で紹介します。<gp:newpage />
    	
  • 字下げ
    <gp:indent />
    	
    《例》

    XML形式・字下げ

    1 <gp:indent //>新しくなった超漢字原稿プロセッサ2を徹底紹介
    	
  • タブ
    <gp:tab />
    	
    《例》

    XML形式・タブ

    参考資料<gp:tab />53ページ
    	
  • 範囲付きメモ
    <gp:memo-range>
    	<gp:memo-base>メモ対象文字列</gp:memo-base>
    	<gp:memo-parenthesis>【範囲付きメモ‖
    	</gp:memo-parenthesis>
    	<gp:memo-text>メモ文字列</gp:memo-text>
    	<gp:memo-parenthesis>】</gp:memo-parenthesis>
    </gp:memo-range>
    	
    《例》

    XML形式・範囲付きメモ

    漢字に強い<gp:memo-range><gp:memo-base>超漢字</gp:memo-base>
    <gp:memo-parenthesis>【範囲付きメモ‖</gp:memo-parenthesis>
    <gp:memo-text>ゴシック</gp:memo-text><gp:memo-parenthesis>】
    </gp:memo-parenthesis></gp:memo-range>を紹介
    	
  • 範囲なしメモ
    <gp:memo-single>
    	<gp:memo-parenthesis>【範囲なしメモ‖
    	</gp:memo-parenthesis>
    	メモ文字列
    	<gp:memo-parenthesis>】</gp:memo-parenthesis>
    </gp:memo-single>
    	
    《例》

    XML形式・範囲なしメモ

    紹介する<gp:memo-single><gp:memo-parenthesis>【範囲なしメモ‖
    </gp:memo-parenthesis>書名は?<gp:memo-parenthesis>】
    </gp:memo-parenthesis></gp:memo-single>参考文献
    	
  • 仮身
    <gp:memo-vobj>
    	<gp:memo-parenthesis>【仮身‖</gp:memo-parenthesis>
    	<gp:file-name>実身名</gp:file-name>
    	<gp:memo-parenthesis>】</gp:memo-parenthesis>
    </gp:memo-vobj>
    	
    《例》

    XML形式・仮身

    超漢字<gp:memo-vobj><gp:memo-parenthesis>【仮身‖
    </gp:memo-parenthesis><gp:file-name>超漢字4収録文字リスト
    </gp:file-name><gp:memo-parenthesis>】</gp:memo-parenthesis>
    </gp:memo-vobj>が持つ豊かで多彩な
    	
  • 追加(追加開始…追加終了)
    <ins>追加文字列</ins>
    	
    《例》

    XML形式・追加(追加開始…追加終了)

    原稿を<ins>快適に</ins>書くための執筆環境
    	
  • 削除(削除開始…削除終了)
    <del>削除文字列</del>
     	
    《例》

    XML形式・追加(追加開始…追加終了)

    快適に書くための<del>執筆</del>環境
    	
  • 変換可能な文字

    UTF-8 または Shift_JIS の文字コード

    《例》

    XML形式・変換可能な文字

    森鴎外
    	
  • 変換できない文字(TRON多国語文字)
    <gp:tc code = "TRONコード数値列(&T形式の16進数部分)">
    〓(代替表記)</gp:tc>
    	
    《例》

    XML形式・変換できない文字(TRON多国語文字)

    森<gp:tc code="217E65">〓</gp:tc>外
    	

† XMLの性質上、タグを交差させて表記することができません。複数の範囲を示す要素(挿入、削除、ルビ、範囲付きメモなど)が交差する場合は、ネスト構造に分解して出力されます。

《例》

XML形式・要素が交差する場合


	これは
		<gp:memo-range>
			<gp:memo-base>メモ</gp:memo-base>
			<gp:memo-parenthesis>【範囲付きメモ‖
			</gp:memo-parenthesis>
			<gp:memo-text>ゴシック</gp:memo-text>
			<gp:memo-parenthesis>】</gp:memo-parenthesis>
		</gp:memo-range>
		<ins>
			<gp:memo-range>
				<gp:memo-base>と挿入枠</gp:memo-base>
				<gp:memo-parenthesis>【範囲付きメモ‖
				</gp:memo-parenthesis>
				<gp:memo-text>ゴシック</gp:memo-text>
				<gp:memo-parenthesis>】
				</gp:memo-parenthesis>
			</gp:memo-range>
		の文字
		</ins>
	が交差する例です。

上記の例では、挿入の情報が優先されるため、範囲付きメモが分解されて、"メモ"にかかるものと"と挿入枠"にかかるものの2つの範囲付きメモがあるかのように出力されています。範囲付きメモは分解されましたが、"メモ"と"と挿入枠"のどちらにも「ゴシック」という修飾情報は示されています。

† 要素が分解されたXML形式の出力結果からは、元のデータの状態を完全に復元できない場合がありますのでご了承ください。

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