文字検索の文字情報の追加・改訂

2011年6月8日(水)

文字検索 R4.541から、以下の法令等に対応し、文字情報画面の属性表示を追加・改訂しました。

  • 「常用漢字表」(平成22年内閣告示第2号)
    2010年11月30日に平成22年内閣告示第2号「常用漢字表」として内閣告示された。従来の常用漢字表から196字を追加、5字を削除し、2136字からなっている。

    • 常用漢字
      常用漢字表に収録されている漢字。

      例:「亜」「医」

    • 康煕字典体
      常用漢字に対して、明治以来行われてきた活字の字体とのつながりを示すために参考として添えられている「いわゆる康煕字典体」。

      例:「亞」「醫」

    注意:常用漢字のうち、JIS X 0208の字形が常用漢字表と異なる場合は、JIS X 0208の漢字の文字情報は「常用漢字※」と表示します。常用漢字表の字形は、文字情報が「常用漢字」と表示される異形字をご参照ください。例えば「はし」(JIS X 0208 第1水準40区4点)の場合は、「はし」(GT 33848番)が常用漢字表の字形です。

  • 「戸籍法施行規則 別表第二 漢字の表(第六十条関係)」(平成22年法令省令第四十号)
    日本における戸籍に子の名として記載できる漢字のうち、常用漢字に含まれないもの。法務省により「戸籍法施行規則別表第二」として指定されている。別表第二は「一」と「二」に分類されている。
    常用漢字表の改正にともない、2010年11月30日に改正され、常用漢字表に追加された129字を削除(うち3字の異体字が別表第二の二へ移動)、常用漢字表から削除された5字を追加し、合計861字となった。

    • 人名用漢字(別表第二の一)
      別表第二の「一」に掲載された漢字。

      例:「丑」「茜」

    • 人名用漢字(別表第二の二)
      別表第二の「二」に掲載された漢字。常用漢字の異体字でもある。

      例:「榮」「眞」

  • 「表外漢字字体表」(平成12年国語審議会答申)
    2000年12月8日に国語審議会が常用漢字表外の漢字について「字体選択のよりどころ」として一定の方針を示した答申。

    • 印刷標準字体
      康煕字典に掲げる字体そのものではないが、康煕字典を典拠として作られてきた明治以来の活字字体である「いわゆる康煕字典体」として位置づけられた字体。

      例:「繡」「鷗」

    • 簡易慣用字体
      表外漢字字体表において、印刷標準字体の簡易字体として印刷標準字体と入れ替えて使用しても支障ないと判断し得る印刷文字字体。

      例:「繍」「鴎」

    • 許容字体
      「しんにゅう/しめすへん/しょくへん」に関係する字のうち、「辶/示/しょく」の字形が印刷標準字体(通用字体)の場合に併記された「しんにょう/礻/しょく」の字形(3部首許容)。印刷文字として許容字体が用いられている場合には通用字体に改める必要はない。
      常用漢字表では、

      • えさ」(JIS X 0208 第1水準17区34点)
      • そ」(JIS X 0208 第1水準33区44点)
      • そん」(JIS X 0208 第1水準34区29点)
      • なぞ」(JIS X 0208 第1水準38区70点)
      • もち」(JIS X 0208 第1水準44区63点)
      の5字が許容字体とされている。


      う」(JIS X 0208 第1水準17区10点)
      ぎ」(JIS X 0208 第1水準21区32点)
      あめ」(JIS X 0208 第1水準16区27点)
  • 「小学校指導要領 第1節 国語 学年別漢字配当表」(平成10年文部省告示第175号)
    文部科学省による学習指導要領の付録『学年別漢字配当表』によって、常用漢字のうち小学校6年間のうちに学習する漢字合計1006字が学年別に定められている。

    • 教育漢字小学校1年生~6年生
      学年別漢字配当表に収録されている漢字と学習年。


      「字」=教育漢字小学校1年生
      「優」=教育漢字小学校6年生

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