トレーとは?

超漢字Vには“トレー”とよばれるデータの一時的な入れ物があります。トレーには、文章、図形、仮身など、どんなデータでも格納することができます。ちょうど Windows のクリップボートと同じ働きをします。

トレーは、文章、図形、仮身などを、移動・複写するときに使います。移動・複写元のデータを、トレーに一時的に格納し、移動・複写先でそれを取り出して貼り込みます。

また、トレーは、Windows のクリップボードと連携しており、Windows でコピーや切り取りした文字列を、トレーを使って超漢字V上に貼り込むことができます。また、その逆に、超漢字V上の文字列を、クリップボードから Windows 上のアプリケーションに貼り付けることができます。

超漢字Vでは、トレーを使わなくても、ドラッグ操作によりデータを移動・複写できます。しかしドラッグ操作では、移動先と複写先が同時に画面に出ている必要があります。トレーを使えば、離れた見えない場所への移動・複写の操作が簡単にできます。操作の概要は以下のとおりです。

1≫移動したいデータを[トレーへ移動]します。または、複写したいデータを[トレーへ複写]します。

2≫移動先・複写先で[トレーから移動]、または[トレーから複写]をします。そこにデータが貼り込まれます。

∇トレーはコインホルダーと同じ構造

トレーには、複数のデータを順に入れていくことができます。最初に入れたデータはどんどん奥深く入っていき、いちばん新しく入れたデータがいちばん上に入っています。トレーからデータを取り出すときは、 いちばん上のデータ(最後に入れたデータ)が対象になります。

いちばん上のデータを“最上段のトレーデータ”、上から2番目のデータを“2段目のトレーデータ”…とよびます。いちばん下のデータを“最下段のトレーデータ”とよびます。

◆トレーは一度に9個のデータを入れることができます。10個以上のデータを入れると、最初に入れたものから捨てられていきます。

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