一旦席を離れたり、長時間超漢字Vを利用しないときは、スクリーンセーバーを利用して、超漢字Vの画面の内容を隠すことができます。
†ここで設定するスクリーンセーバーは、超漢字Vのウィンドウ(VMware Playerのウィンドウ)の中のみ有効です。Windows の画面全体に対してスクリーンセーバーを実行したい場合は、Windows のスクリーンセーバーを利用いてください。
■スクリーンセーバーを選ぶ
1≫[小物]メニューの[システム環境設定]を選びます。
2≫〈画面〉の見出しをクリックします。
3≫〈スクリーンセーバー〉の見出しをクリックします。
*図は、実際とは異なる場合があります。
ο実行までの待ち時間 キーボードやマウスの操作をやめてから、スクリーンセーバーが起動するまでの時間です。0~999分の間で指定します。0分にすると、スクリーンセーバーは起動しません。
οパラメータ設定 選択しているスクリーンセーバーのパラメータを設定します。内容は、スクリーンセーバーによって変わります。
οテスト実行 選択しているスクリーンセーバーを、すぐに起動します。キーボードやマウスを操作すると、テスト実行したスクリーンセーバーは終了します。
4≫スクリーンセーバーの名前をクリックして、ONマーク()をつけます。
◆スクリーンセーバーを使用しない場合は、[なし]を選ぶか、[実行するまでの時間]を「0分」にしてください。
†パネルやメニューの表示中は、スクリーンセーバーは動作しません。
†ねこはスクリーンセーバー画面よりも前に表示されます。
■スクリーンセーバーを登録する
マイクロスクリプトで作成した、オリジナルのスクリーンセーバーを登録することができます。
1≫[小物]メニューの[システム環境設定]を選びます。
2≫〈画面〉の見出しをクリックします。
3≫〈スクリーンセーバー〉の見出しをクリックします。
4≫スクリーンセーバーの実身を指す仮身を、システム環境設定小物のウィンドウにドラッグします。
*図は、実際とは異なる場合があります。
†移動操作でかまいません。複写操作をする必要はありません。
■スクリーンセーバーを削除する
1≫システム環境設定小物のウィンドウで削除したいスクリーンセーバーをクリックして、ONマーク()をつけます。
2≫[操作]メニューの[削除]を選びます。
3≫[削除]スイッチをクリックします。
そのスクリーンセーバーの名前が一覧表示から消え、超漢字Vから削除されます。
◆削除したスクリーンセーバーは、くず実身になります。
■スクリーンセーバーを作る
オリジナルのスクリーンセーバーを、マイクロスクリプトで作成することができます。
スクリーンセーバーには、以下の仕様があります。
スクリプトは、[パラメータ設定]の実行と、[スクリーンセーバー]の実行の2つの実行方法に対応する必要があります。
パラメータ設定
マイクロスクリプトの通常の実行と同じです。
スクリーンセーバーの説明や、必要なパラメータの設定を行う画面を表示します。画面の内容は自由ですが、終了するためのスイッチが必要です。
†設定したパラメータは、$SV変数に保存することができます。
スクリーンセーバー
以下の特殊な実行となります。
1≫フルスクリーンモードで実行される
2≫ポインタは表示されない
3≫メニューは表示されない
4≫$PDS変数の値が-10に固定される(これにより、パラメータ設定の起動と区別する)
スクリーンセーバーの実際の動作を行います。画面の内容は自由ですが、マウスの移動やキー操作を監視して、自分自身で終了する処理が必要です。
†終了処理がない場合、強制終了([Shift]+[Pause]キーを押す)以外にスクリーンセーバーを終了することができなくなります。
その他の注意点
各種の画面サイズ/色数に対応するスクリーンセーバーを作成するには、以下を注意してください。
5≫ウィンドウの大きさは固定とせずに、$WDW/$WDH,$SCRW/$SCRH変数で参照する。
6≫ウィンドウ全体の背景は、背景色により設定する。
7≫各種の色数でも不自然にならないように、色の使い方に注意する。
起動を区別するスクリプトの例
VERSION 3
#
# 初期設定
#
PROLOGUE
IF ($PDS==-10)
#スクリーンセーバの実行(フルスクリーン)
EXECUTE 終了監視, セーバ実行
ELSE
#パラメータ設定の実行
EXECUTE パラメータ設定
ENDIF
END
#
# 終了条件の監視
#
ACTION 終了監視()
LOCAL X位置:I, Y位置:I, メタキー:I
X位置=$PDX; Y位置=$PDY # 元のPD位置
メタキー=$METAKEY # 元のメタキー状態
$DSKINS=-1 # ディスク挿入検出
# 終了条件: PD移動、通常/メタキー押し、ディスク挿入
REPEAT
IF (X位置!=$PDX)||(Y位置!=$PDY)||($KEY!=0)||\
(メタキー!=$METAKEY)||($DSKINS!=0)
FINISH # 終了する
ENDIF
SLEEP 500 # 少し待つ
ENDREPEAT
END
#
# パラメータ設定の実行
#
ACTION パラメータ設定()
END
#
# スクリーンセーバーの実行
#
ACTION セーバ実行()
END