ダイヤルアップ接続をするために必要な情報を設定します。
†ダイヤルアップ接続が必要な場合は Windows でのダイヤルアップ接続をおすすめします。
†以下のダイヤルアップ接続の設定は、Windows でダイヤルアップ接続をせず、超漢字Vから直接モデムを制御してダイヤルアップ接続をする場合にのみ必要な設定です。
†シリアル接続のモデムを超漢字Vから直接使う場合は、あらかじめ 超漢字V.vmx ファイルでの設定が必要です。
詳細は、「VMware Playerのシリアルポートの作成方法」をご参照ください。
1≫[小物]メニューの[ネットワーク設定]を選びます。
ネットワーク設定小物のウィンドウが現れます。
2≫〈ダイヤルアップ〉の見だしをクリックします。
ダイヤルアップ接続で使うモデムの設定をするウィンドウが現れます。
3≫ダイヤルアップ接続で使うモデム関する設定をします。
表示される情報の意味は、以下のとおりです。
モデム選択
モデムAとモデムBの2つのモデムが設定できます。
οモデムAがON() 以降の設定をモデムAに対して設定します。
οモデムBがON() 以降の設定をモデムBに対して設定します。
シリアルポート
ο#0~#3 モデムを接続するシリアルポートの番号を指定します。
通信速度
[300]、[1200]、[2400]、[4800]、[9600]、[19200]、[38400]、[57600]、および[115200]から選択します。
ダイヤル方式
使用する電話回線の種類に応じて、ダイヤル方式を設定します。
†「トーンダイヤル」は、ダイヤルするとき「ピィ・ポッ・パッ」と音がする電話回線です。「パルスダイヤル」は、「プップップッ」と音がする電話回線です。
†「パルスダイヤル」回線に接続されている電話機の中には、「ピィ・ポッ・パッ」と音したあとに「プップップッ」と音がするものがありますので注意してください。
†携帯電話やPHSを使う場合は[無し]を選択して、「トーンダイヤル」も「パルスダイヤル」も指定しないようにすることができます。
スピーカ
オンにすると、ダイヤルするときの音、呼び出し音、データ転送のときの音などが、内蔵スピーカから聞こえます。
通信の状態が確認できるように、通常は[ オン]にしておくとよいでしょう。
†オンもオフも指定しないことができます。この場合、モデムに対してスピーカの設定コマンド(ATMコマンド)を送りません。
モデムコマンド
モデムの設定のためのコマンドを指定します。通常は何も指定する必要はありません。何も指定しない場合は、標準のコマンド(AT,AT&F)を送ります。
†たとえば、0発信して外線に接続するような場合は、ダイヤルトーンの検出を無視するためにATX3と設定します。
†モデムのスピーカーをオフにする場合はATM0と設定します。
†複数のコマンドを設定するときは、\rで区切って入力してください。最大8つまで設定できます。
例:ATX0\rATM0
AT, AT&F, ATX0, ATM0 が出力されます。
†標準のコマンド(AT,AT&F)を送りたくない場合は、モデムコマンドの冒頭に#を入力してください。'#' に続けて必要なコマンドを設定することもできます。
例:#ATX0\rATM0
ATX0, ATM0 が出力されます。
†モデムコマンドに \ 記号を入力する場合は \\ と入力してください。また、\rで CR(0x0d)、\n で LF(0x0a)、\t で TAB(0x09)、\b で BS(0x08) および \nnn (nnnは8進数) で文字コードnnnの任意の文字がそれぞれ入力できます。
再ダイヤル回数
話し中などの場合、つながるまで何回再ダイヤルするかを指定します。「0」を指定すると、再ダイヤルしません。再ダイヤル回数は、最大99回まで指定できます。
再ダイヤル間隔
次の再ダイヤルまでの間隔を秒単位で指定します。再ダイヤル間隔は、最大999秒まで指定できます。
†モデムによっては60秒以内には再ダイヤルできないようにしてある機種もあります。
4≫〈接続先〉の見だしをクリックします。
ダイヤルアップ接続で接続するアクセスポイントやログインに関する情報を設定します。
接続先
接続先を区別するための任意の名前を設定します。▲▼のスイッチにより接続先を切りかえられます。接続先は最大20個まで登録できます。
†登録した接続先を削除するときは、接続先の名前を削除して空にしてください。
†接続先の名前が空の状態で、▲▼のスイッチにより接続先を切りかえると、その設定は削除されたことになり、設定内容が破棄されます。操作に注意してください。
電話番号
ダイヤルアップ接続で使用するアクセスポイントの電話番号を指定します。数字のほか、アルファベット、記号類が指定できます。
モデム
ダイヤルアップ接続で利用するモデムの種類を指定します。
DNSサーバ
インターネットサービスプロバイダから指定されたDNSサーバのIPアドレスを設定します。DNSサーバが2つあるときは、プライマリのDNSサーバのIPアドレスを設定します。
†プロバイダからDNSサーバの指定がない場合や、サーバが自動的に割り当てる設定にする場合は、0.0.0.0 を指定してください。
†詳細は契約しているインターネットサービスプロバイダにお問い合わせください。
ドメイン名
DNSサーバのドメイン名を設定します。
†プロバイダからDNSサーバの指定がない場合や、サーバが自動的に割り当てる設定にする場合は、空欄にしてください。
ユーザ名
ダイヤルアップ接続でログインするときに使用するユーザ名を指定します。64文字まで指定できます。
†設定しないでおくと、接続時に毎回入力するようになります。
†インターネットサービスプロバイダによっては、ダイヤルアップ接続のときだけユーザ名に特定の文字列をつけくわえたり、ユーザ名にドメイン名をつけくわえる必要があります。ダイヤルアップ接続で使用できるユーザ名がどのようなものかは、インターネットサービスプロバイダにお問い合わせください。
パスワード
ダイヤルアップ接続でログインするときに使用するパスワードを指定します。
†設定しないでおくと、接続時に毎回入力するようになります。
†パスワードは網かけ文字で表示され、他の人から読めないようになっています。
†編集操作は[Backspace]キーによる一字消しのみができます。
†文字列の移動や複写、トレー経由の複写・移動操作はできません。
5≫[終了]メニューを選びます。
値を設定して終了します。
設定内容が保存されます。設定は直ちに有効となります。
†[終了]メニューで[保存して終了]を選択するか、[保存]メニューで[設定を更新]を選択しないかぎり、設定した内容は保存されません。
†次にネットワーク設定小物を開いたときには、この設定が使用されます。
◆ネットワーク設定小物を終了するときは、ネットワークを使用しないでください。
◆ネットワーク設定小物を終了するときにネットが使用中であった場合は、警告のパネルが現れます。一度終了操作を取り消して、ネットワークを使用しているアプリケーションをすべて終了してから、再度[終了]メニューを選んでください。そのままネットワーク設定小物の設定を更新することもできますが、この場合は、全てのネットワークアプリケーションが終了した後で、新しい設定が有効になります。
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