シートの保護とセルの保護

入力するセルが決まっているようなシートでは、入力の対象でないセルを誤って変更しないようにそのセルを入力禁止とすることができます。この機能を保護と呼びます。

例えば、販売実績データの統計を取るようなシートでは、総売上額の計算式が入ったセルや品目名などのタイトルとなっているセルを保護しておき、実際の販売実績の数字を入力する部分だけ入力可能にしておく、といった使い方ができます。

あるセルが保護状態となった場合、そのセルに格納されている値、式、書式を書き換えるような編集操作は禁止されます。

保護は、“シートの保護”と“セルの保護”の2段階で設定するようになっています。

■シートの保護

[シート/印刷]メニューの[保護]のメニュー項目は、現在のシートの保護状態を示しています。

ο[OFFマーク 保護] シートは非保護状態。

ο[ONマーク 保護] シートは保護状態。この状態になると、保護が設定されているセルが実際に保護状態になります。

このメニュー項目を選ぶと、「シートの保護←→非保護」の状態が反転します。

◆標準では、シートは非保護状態になっています。

■セルの保護

セルを保護状態にする方法を説明します。

1≫保護状態にしたいセルを選択します。

2≫[セル]メニューの[保護]のメニュー項目を見てください。現在選択されているセルの保護状態を示してます。

ο[OFFマーク 保護] そのセルは非保護状態

ο[ONマーク 保護] そのセルは保護状態。

3≫このメニュー項目を選びます。

そのセルの「保護←→非保護」の状態が反転します。

複数のセルが選択されているときには、選択領域の左上隅のセルの状態がこのメニュー項目のON(ONマーク)/OFF(OFFマーク)の表示に反映されています。ここでこのメニュー項目を選ぶと、左上のセルの保護状態が反転し、選択範囲に含まれる残りのセルも左上のセルと同じ保護状態に設定されます。

「シートの保護」が設定されると、保護が設定されているセルが実際に保護されるようになります。言い替えれば、セルに保護が設定されていても、シートが保護状態になっていないと、実際にはそのセルは保護されません。

◆このように「シートの保護」と「セルの保護」の2段階で保護を行うようにしているため、一度保護状態にしたセルの内容をあとから少し変更したいときに便利です。つまり、シートを非保護にするだけで、すべてのセルが一時的に変更可能になり、変更終了後にシートを保護状態に戻せば、元の保護状態に戻せます。

◆標準では、すべてのセルは保護状態になっています。

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