指定した仮身のダブルクリック起動アプリケーションを起動します。指定した仮身のウィンドウがすでに開いている場合は、そのウィンドウに最前面に出します。
仮身セグメントに対するイベントを記述する手続き内では、〈仮身〉を省略してVOPEN文を記述できます。この場合、その仮身のダブルクリック起動アプリケーションを起動します。たとえば、仮身セグメント“仮身1”が存在した場合、内部的に以下のDCLICK手続きが定義されています。
ACTION 仮身実行 DCLICK 仮身1
VOPEN
END
VOPEN文によって開いたウィンドウの大きさや位置は、閉じた場合も保存されません。
†マイクロスクリプトのウィンドウの場合、自身のスクリプト中でWSAVE文を使い、自ウィンドウの位置、大きさを保存することができます。
ダブルクリック起動アプリケーションが“マイクロスクリプト”であってもかまいません。この場合、〈仮身〉のPROLOGUE手続きが最初に実行されます。そして、VOPENを実行したスクリプトと新たに起動された〈仮身〉のスクリプトが、並列に動作します。
複数のスクリプトの間では、システム変数$GV[0]~$GV[49]、およびメッセージを使ってデータの交換ができます。
〈仮身〉から開いたウィンドウを閉じます。
〈仮身〉を省略したときは、開いたウィンドウをすべて閉じます。この場合、VOPEN文によってではなく、ユーザがダブルクリック操作で開いたウィンドウも対象になります。
〈仮身〉がマイクロスクリプトのウィンドウの場合は、そのスクリプト中でFINISH文を実行したのと同じことになります。
〈仮身〉から開いたウィンドウが閉じられるまで待ちます。複数の仮身を指定した場合は、すべてが閉じられるまで待ちます。
〈仮身〉を省略したときは、すべての仮身から開いたウィンドウのが閉じられるのを待ちます。この場合、VOPEN文によってではなく、ユーザがダブルクリック操作で開いたウィンドウも対象になります。
〈タイムアウト式〉は秒単位で指定します。0~86400(24時間)の範囲です。
〈タイムアウト式〉を省略した場合は永久に待ちます。〈タイムアウト式〉が0の場合はすぐ戻ります。タイムアウトで終了したのか、条件を満たして終了したのかは、システム変数$ERRで判断できます。
†VOPEN、VCLOSE、VWAIT文では〈仮身〉のかわりに小物メニューに表示されている小物名称を文字列として指定することもできます。