プログラミング言語T開発環境はコンソールに対する文字列の表示とキーボードからの入力に関する以下の関数を用意しています。
■文字列の表示
文字列の表示は 「表示」という関数を使って行います。表示は以下引数を持ちます。
表示(書式文字列,引数...)
表示の引数はC言語のprintfに対応しており、例えば
表示("1+1=%d",2)
を実行するとコンソールには 1+1=2と表示されます。書式文字列の中では以下の記号を使用可能で、その意味はC言語のそれと同様です。
%d %x %f %c %s
なお、引数は最大16個までで、一行におさまりきらない場合は自動的に折り返して表示されます。
■数値読込
コンソールの入力部分(一番下の黄色い行)をアクティブにし、数値を入力できるようにし、入力が終わるまで待ちます。入力した値はコンソールに > の後に表示されます。また、関数の返値として入力した数値が返ります。
記述例
変数 a:整数
a = 数値読込()
■文字読込
コンソールの入力部分(一番下の黄色い行)をアクティブにし、文字列を入力できるようにし、入力が終わるまで待ちます。入力した値はコンソールに > の後に表示されます。また、関数の返値として入力した文字列が返ります。なお、読み込み可能な文字列の最大長は64文字です。
記述例
変数 text:文字[64]
text[:] = 文字列読み込み()
なお、C言語のscanfのように同時に複数の数値又は文字列を読み込むことはできません。
前のページへその他の命令 次のページへプログラミング言語T開発環境の使い方