表示ライブラリはマイクロスクリプトを使ってコンソールのような環境をつくるライブラリです。プログラミング言語T開発環境以外でこのライブラリを使用する際には、以下の2つの仮身をマイクロスクリプトに入れてください。なお、開発環境の中にはすでに入っています。
表示ライブラリでは以下の関数を使用することができます。
なお、「プログラミング言語T開発環境」を利用する場合は下記の「表示初期設定」と「表示詳細設定」の記述は開発環境の中で記述されているので改めて記述する必要はありません。
表示初期設定
表示をする前に本関数を呼び出しておきます。細かな設定が必要な場合は、次項の「表示詳細設定」を利用してください。
表示詳細初期設定(行文字数設定:I, 表示行数設定:I, 行間隔設定:I, ログ数設定:I)
コンソールの細かい設定を行うことができます。
行文字数設定: 一行の文字数です(最低16、最大64、デフォルト32)
表示行数設定: 行の数です(最低4、最大32、デフォルト16)
行間隔設定: 行間隔です(最低1、最大32、デフォルト5)
ログ数設定: コンソールが記憶するログの行数です(最低64、最大256、デフォルト128)
表示(書式文字列:C, 引数...)
コンソール画面に文字を表示します。書式文字列や引数はTEXT文と同じです。ただし、引数は最大16個までです。一行におさまりきらない場合は自動的に折り返して表示されます。
数値読込
コンソールの入力部分(一番下の黄色い行)をアクティブにし、数値を入力できるようにし、入力が終わるまで待ちます。入力した値はコンソールに> の後に表示されます。また、関数の返値として入力した数値が返ります。
文字読込
文字を入力する点をのぞけば数値読込と同じです。最大64文字まで読込可能です。
■コンソールのユーザインタフェース
スクロールバー
通常のスクロールバーと同様にドラッグ移動、プレス移動が可能です。
ただし、ダブルクリック移動はサポートしていません。
スクロールボタン
上下にスクロールさせるためのボタンです。押しっぱなしで素早く移動させることも可能です。
入力部分
画面下の黄色い部分で数値読込または文字読込の関数でアクティブになります。
■制限事項
マイクロスクリプトの仕様などにより、以下の制限事項があります。
*表示によって一度に表示できる最大文字長さは128文字です。それ以上は切り捨てられます。
*入力部分に文字を入力した場合、画面の右端を越えてもスクロールしません。これはマイクロスクリプトの仕様です。なお、最大64文字まで入ります。
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