Windows Vistaで共有フォルダを使用する方法

2013年1月9日(水)

Windows Vistaにインストールされた超漢字Vで、共有フォルダ参照機能を利用するためには、Windows側と超漢字V側で、それぞれ以下の設定をする必要があります。

以下は、『超漢字V 操作ガイド』の「8.2.1 共有フォルダをネットワークで共有する」(49~50ページ)に相当する内容です。

Windows側の設定

手順

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル]を選びます。

    [スタート]-[コントロールパネル]をクリック

  2. 〈ネットワークとインターネット〉の項目にある「ファイルの共有の設定」のリンクをクリックします。
    「ネットワークと共有センター」のウィンドウが開きます。

    「ファイルの共有の設定」をクリック


    • Windowsの[スタート]ボタンをクリックして[ネットワーク]を選び、メニューバーの[ネットワークと共有センター]をクリックしてもかまいません。

      [ネットワークと共有センター]をクリック

  3. 〈共有と探索〉の項目の以下の設定がすべて「有効」になっているかどうかを確認します。
    • ネットワーク探索
    • ファイル共有
    • パブリックフォルダ共有
    • パスワード保護共有
    1. すべて「有効」になっている場合は、共有フォルダはネットワーク上で共有されています。Windows側の設定を変更する必要はありません。これでWindows側の設定は終了です。

      すべて有効

    2. 〈ネットワーク探索〉、〈ファイル共有〉、〈パブリックフォルダ共有〉欄が「無効」になっている場合は、共有フォルダがネットワーク上で共有されていません。次節「〈パブリック フォルダ共有〉を有効にする」の手順で「有効」にします。

      〈パブリックフォルダ共有〉欄が「無効」

〈パブリック フォルダ共有〉を有効にする

手順

  1. 〈パブリック フォルダ共有〉欄の「無効」をクリックします。

    〈パブリックフォルダ共有〉欄の「無効」をクリック

  2. 「共有を有効にして、ネットワーク アクセスがある場合はファイルを開く、変更する、作成することができるようにする(O)」を選び、[適用]ボタンをクリックします。

    共有を有効にする

    • ここで「ユーザーアカウント制御」のウィンドウが表示される場合は、[続行]ボタンをクリックします。
    • ここで「ネットワークの探索とファイル共有」のウィンドウが現れる場合があります(「ネットワークと共有センター」のウィンドウに隠れている場合がありますが、タスクバーに表示されている「ネットワークの探索とファイル共有」のボタンが点滅しているので、そちらをクリックしてください)。
      「すべてのパブリックネットワークにネットワークの探索とファイル共有を有効にしますか?」と尋ねられるので[はい]をクリックします。

      ネットワークの探索とファイル共有

  3. 〈パブリック フォルダ共有〉の設定が「有効」に変わります。
    • 同時に〈ネットワーク探索〉、〈ファイル共有〉の設定も「有効」に変わります。
    • 〈パスワード保護共有〉が「有効」になっている場合は、〈パブリック フォルダ共有〉の設定は「有効(パスワードが必要)」に変わります。
  • 〈パスワード保護共有〉が無効でも、共有フォルダ参照は利用できますが、セキュリティの確保のため、パスワード保護共有を有効にしておくことをお勧めします。
補足:パスワード保護共有を有効にする方法
パスワード保護共有が「無効」に設定されている場合は、以下の手順で設定を変更してください。
  1. 〈パスワード保護共有〉欄の「無効」をクリックします。
  2. 「パスワード保護の共有を有効にする」を選び、[適用]ボタンをクリックします。
  3. 〈パスワード保護共有〉の設定が「有効」に変わります。

共有フォルダの作成

以下の手順で共有フォルダを作成します。
注意:以下の手順は、共有フォルダの作成例になります。

手順

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コンピュータ]を選びます。
  2. 左側の「お気に入りリンク」から「パブリック」をクリックします。
    なお、「お気に入りリンク」に「パブリック」が表示されない場合は、[詳細]-[パブリック]をクリックします。
  3. 「パブリックのドキュメント」をクリックします。
  4. マウスの右ボタンをクリックし、メニューから[プロパティ]をクリックします。
  5. 「パブリックのドキュメントのプロパティ」から「共有」をクリックします。
  6. 「共有」から[詳細な共有]をクリックします。
  7. 「詳細な共有」から「このフォルダを共有する」にチェックをつけます。
  8. 「このフォルダを共有する」にチェックがつきます。
  9. [アクセス許可]をクリックします。
  10. 「Everyoneのアクセス許可」から「変更」欄の「許可」にチェックをつけます。
  11. 「変更」欄の「許可」にチェックがつきます。
  12. [適用]をクリックします。
  13. [OK]をクリックします。
  14. 「詳細な共有」から[適用]をクリックします。
  15. 「詳細な共有」から[OK]をクリックします。
  16. 「パブリックのドキュメントのプロパティ」から[OK]をクリックします。

超漢字Vの設定

Windows Vista上で超漢字Vの共有フォルダ参照機能を利用する場合は、共有フォルダ参照でもアカウントとパスワードを設定しておく必要があります。

手順

  1. 超漢字Vの画面で[小物]メニューの[共有フォルダ参照]を選びます。
    共有フォルダ参照のウィンドウが現れます。
  2. 「ホストOSの共有フォルダ」が選ばれている状態で、[編集]メニューの[接続先設定]を選びます。
    接続先設定パネルが現れます。
  3. 「ホストOSの共有フォルダ」が選ばれている状態で、[編集]スイッチをクリックします。
    接続先登録パネルが現れます。

    接続先設定パネル

  4. Windowsで設定したアカウントとパスワードを入力します。

    接続先登録パネル

  5. [登録]スイッチをクリックして、接続先登録パネルを閉じます。
  6. [閉じる]スイッチをクリックして、接続先設定パネルを閉じます。
  7. 「ホストOSの共有フォルダ」をダブルクリックすると、共有フォルダが表示されます。
    上記の「共有フォルダの作成」で作成した共有フォルダは、「Documents」という名称で表示されます。

変更履歴

  • 2013年1月9日(水)
    タイトルを「Windows Vistaで共有フォルダを使用する方法」に変更。
    「共有フォルダの作成」の「パブリック」を選択する手順の情報を追加。
    「超漢字Vの設定」の共有フォルダが表示される場合の具体例を追加。
  • 2012年10月26日(金)
    「共有フォルダの作成」手順を追加。
    「補足:Windowsホストアドレス(IPアドレス)の値を確認する」は、「VMnet8のIPアドレスの取得(Windows Vista)」に統合。
  • 2009年10月28日(水)
    ドキュメントの内容を修正。
  • 2007年1月30日(火)
    初版

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