第3回 文字と仲良し、超漢字V
「見慣れない漢字をパソコンに入力したいが、読み方がわからない」
「顧客名簿を作っているがパソコンで扱える人名漢字が少なくて困る」
「Unicodeの漢字だけでは蔵書のデータベース化ができない」
こういった悩みを簡単に解決できるのが超漢字です。
日本生まれの超漢字は、日本やアジアの多様な文化の象徴である漢字の機能が特に充実しており、多くの人名用異体字、大漢和辞典収録文字から中国、韓国、台湾の文字、iモード絵文字やトンパ文字まで含む18万の文字を自由に混在して扱えます。
また、漢字の部品(部首)や異体字から必要な文字を容易に検索できる文字検索、文書中の異体字をあいまい検索する異形字ゆらぎ検索など、多くの便利な機能を搭載。単にたくさんの漢字が出るだけではなく、それらを使いこなすための道具も揃っています。
図1 文字検索で「深」の「圳」を検索
この検索結果には「土」と「川」を含む漢字が多数の表示されていますが、「川」は「ツ」や「巛(くくく)」を含む漢字の検索にも使えるようになっていますので、「川」を含む漢字以外に、「ツ」や「巛(くくく)」を含む漢字も検索にヒットしてい ます。
同じ方法で、「魚」を含む漢字を検索してみましょう。
検索キーの部分に「魚」を入力して[検索]のボタンをクリックすると、魚編の漢字が多数表示されます。その結果を図に示しますが、これでも全体のごく一部であり、超漢字Vには、「魚」を含む漢字だけで2000文字以上が収録されています。なお、検索された漢字の表示文字の大きさは、メニューで調節することができます。
図2 「魚」を含む漢字を検索
さて、「魚」を含む漢字はたくさんありましたが、「魚」を3つ含む漢字はあるでしょうか。
第5回では、この文字検索を使って、ちょっと面白い漢字を探検してみましょう。
