第9回 超漢字VからWindowsへ、読めない漢字もラクラク入力

さて、文字検索で遊ぶのはこのくらいにして、Windowsでのお仕事に戻りましょう。WindowsのWordやExcelなどの文書に、読み方の分からない漢字を入力する場合にも、これまでにご説明した超漢字Vの文字検索機能が使えます。

例題として、以前の説明に出てきた「深圳」をWindowsのExcelのデータとして入力してみましょう。

手順はとても簡単です。
まず、超漢字Vの文字検索機能を動かし、以前の例と同じく「土」「川」を含む漢字を検索して「深圳」の「圳」を表示します。この状態のまま、超漢字側で「トレーへ複写」の操作を行った後、Window側の入力先アプリケーションで「貼り付け」の操作を行います。超漢字Vの機能により、超漢字側アプリケーションの「トレー」内の文字列が、Windowsの他のアプリケーションからも参照できるため、これだけの操作で「圳」をExcelやWordなど Windows側の文書に貼り込むことができます。

「深圳」の「#x5733;」をWindowsのExcelに貼り込む例

図1 「深圳」の「圳」をWindowsのExcelに貼り込む例

なお、この方法によって直接Window側に貼り込める文字は、Windowsでも扱えるUnicode 2.0範囲内の漢字や文字に限ります。

具体的には、「森鷗外」の「鷗」、「鄧小平」の「鄧」など、日本のJIS補助漢字に含まれる漢字や、中国の簡体字、韓国の漢字や一部のハングル、一部の繁体字、欧州文字などはこの方法でWindows側に入力できますが、それ以外の漢字(上記を除くGT書体や大漢和辞典収録文字)については、もともと Windowsで扱うことのできない文字ですので、超漢字Vから貼り込んで使うこともできません。

このような文字をWindows上で見るには、たとえば、別売ソフトウェアの超漢字ウェブコンバータ超漢字ウェブサーバを使って、文字の部分を画像に変換する方法があります。

そのほか、超漢字Vの技術をベースにしたWindows用の文字検索ツール超漢字検索を使い、多漢字・多文字をWindowsのアプリケーションに画像として貼り付ける方法もあります。

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