Lesson2 Step3 キーボードだけで編集してみよう

はるこ先生

それでは、いよいよ実際の編集操作に入りましょう!!
なるべくキーボードを見ずに、手探りでキーの配列を覚えられるようチャレンジしてみてください。

もし操作を間違えても、大丈夫です。私たちには[Esc]キーという心強い味方がついています。どんどんチャレンジしてみてくださいね!

文章を選択する

上下左右の矢印キーを押すと、押した方向にカーソルを移動させることができます。

  • 長い文章を画面1ページ単位でスクロールさせたい時には、左[Ctrl]キーを押しながら上下の矢印キーを押します。

左[Ctrl]キーを押しながら[↓]キーを押すと下方向に、 左[Ctrl]キーを押しながら[↑]キーを押すと上方向に、画面がスクロールします。

今度は、[Shift]キーを押しながら、矢印キーを押してみてください。

はじめにカーソルがあった位置から、カーソルを移動した位置までが選択枠で囲まれます。

[Shift]+[→]キーで選択枠を作成している様子

図1 [Shift] + [→] キーで選択枠を作成

つまり、[Shift]キーを押しながら矢印キーを押すと、編集対象の選択範囲を指定することができるのです。

  • カーソル位置と選択範囲の関係を、図版入りで紹介しています。
  • 原稿用紙(基本文章編集)の中では、カーソルの位置を開始点として、右下方向にのみ選択枠を作成することができます。

キー操作と選択範囲の関係

[Shift]+[→]キー 1文字分右側に選択範囲を拡大
[Shift]+[←]キー 1文字分左側に選択範囲を縮小
[Shift]+[↓]キー 1行分下側に選択範囲を拡大
[Shift]+[↑]キー 1行分下側に選択範囲を縮小

キーボードから実行できる編集操作

キーボードだけで自由自在に選択範囲を指定できるようになったら、メニュー文字を使って、さまざまな編集操作を試してみてください。以下の操作は、すべて左[Ctrl]キーを押しながらメニュー文字キーを押すことによって実行できます。

  • ここでは初期設定ガイダンスで「Windows標準」を選んだものとして説明します。
  • アプリケーションによって実行できる操作が異なります。

原稿用紙(基本文章編集)の編集操作に利用できる主なメニュー文字

メニュー メニュー文字 意味
編集
トレーへ複写 C Windowsの「コピー」にあたります。
トレーから複写 V Windowsの「貼り付け」にあたります。
トレーへ移動 X Windowsの「切り取り」にあたります。
トレーから移動 Z 1回だけ「貼り付け」し、トレーからは削除されます。
すべて選択 A ウィンドウ内のすべての情報を選択します。
検索/置換 R 検索/置換操作のための小さいウィンドウが開きます。
仮身化 9 選択範囲を仮身にまとめます。
仮身展開 0 選択した仮身の中身を本文中に展開します。
文字修飾
標準 B [文字修飾]メニューのうち、太字、斜体、袋文字、影付き、比例ピッチといった修飾を、標準の状態に戻します。
太字 D 選択した文字列を太字にします。
下線 F 選択した文字列に対して下線を引きます。
解除 N [文字修飾]メニューのうち、下線、網掛、反転、上付き、下付きといった修飾を解除します。
文字サイズ
標準 M 文字サイズを標準の大きさにします。
2倍 G 文字サイズを2倍の大きさにします。

もし、編集操作を間違えたり、取り消したいときには、焦らずに[Esc]キーを押せば、直前の状態に戻ることができます。

そして、編集操作を実行したあとには、左[Ctrl]+[S]キーで忘れずに保存しておきましょう。 最後にウィンドウを閉じるときには左[Ctrl]+[E]キーを押します。

まとめ

今回は、マウスの代わりにキーボードを使って画面を操作する方法を紹介しました。 ついでにタッチタイピングもマスターしてしまおうという欲張りな企画でしたが、いかがでしたか。

メニュー文字は、一度に丸暗記する必要はありません。よく使うものから順番に覚えていきましょう。 「Saveの[S]」「Endの[E]」「Openの[O]」など、機能と英数字を関連付けたり、語呂合わせなどで楽しく覚えましょう。

超漢字には、今回紹介した機能以外にも、キーボードから操作できる機能はたくさんあります。よく使うメニューの右側にメニュー文字が表示されていたら、次の操作からはキーボードで操作してみてください。最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、次第に効率よく編集作業を進められるようになるはずです。

たくさん文章を書く方はもちろん、ノートパソコンのタッチパネルが使いづらいとお困りの方にもお勧めです。キーボードに慣れ親しんで、超漢字をどんどん使いこなしてくださいね。

次回は、Lesson3「キャビネットを使いこなせ!」です。お楽しみに!!

このコンテンツは、「TRONWARE Vol.62」の掲載記事「BTRONを使いこなせ!」をもとに「超漢字V」に合わせて“はるこ先生”が加筆修正したものです。

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