◇TRONプロジェクトと超漢字 | |
スタートから約25年の歴史を持つTRONプロジェクト。その成果は、日本発の組込み制御用OS「ITRON」として、デジタル家電や携帯電話、自動車など数多くの工業製品に広く普及し、日本のものづくり産業を支えてきました。
ITRONによって培われてきた組込みソフトウェアのノウハウは、最新のT-Engineプロジェクトへと受け継がれ、ユビキタス・コンピューティング環境の実現へと発展しています。身の回りの無数のコンピュータの協調動作によって、地球環境に優しく人間にとっても住み良い環境を作っていこうというTRONプロジェクトの理念は、誕生から四半世紀を経て、次第に目に見える形になってきました。 このTRONプロジェクトの成果の一つとして、パーソナルメディアがパソコン用に開発したのがBTRON仕様OS「超漢字」です。漢字や文字の扱いが得意な日本生まれの「超漢字」は、アメリカ製のOSにはないユニークな機能を持っており、多数の人名用異体字を含む18万の漢字や文字をどこでも自由に使える多漢字機能や、簡単な操作で漢字や文字の検索、入力ができる文字検索機能など、発売以来高い評価をいただいてきました。 | |
◇パーソナルメディアとTRONプロジェクト | |
パーソナルメディアは、TRONプロジェクトの発足当初よりBTRON仕様OSの開発に携わっており、1991年には、TRONの成果として初めてBTRON仕様のノートパソコン「1B/note」を一般発売しました。その後もBTRON仕様OSのバージョンアップ版のご提供や、T-Engine開発キット、T-Engineをベースとした組込みシステム開発向けソリューションのご提供など、TRONプロジェクトの成果を活かしたソフトウェアの開発に幅広く取り組んでいます。このほか、BTRON、ITRON、T-Engine関連の仕様書および参考書、隔月刊のTRON関連技術情報誌「TRONWARE」の発行など、TRONを題材とした出版事業も行っております。 | |
◇超漢字V用の別売ソフトウェアと関連書籍 | |
【TRON関連書籍】http://www.personal-media.co.jp/book/ | |