補足資料2:原稿用紙レイアウトのしくみ

超漢字原稿プロセッサで、新規に原稿用紙を設定する場合は、原稿用紙の印刷位置が実際にどのように決定されるかを知っておくと便利です。ここでは、原稿用紙のレイアウトのしくみを説明します。

  • 本文領域と原稿領域
    • 本文領域とは

      本文領域とは、レイアウト用紙(原稿用紙設定で選択した「用紙」)から、上下左右のマージンを除いた領域のことです。この本文領域内の上端にはヘッダを印刷するためのヘッダ領域、下端にはフッタを印刷するためのフッタ領域がとられます。

      本文領域

    • 原稿領域とは

      原稿領域とは、以下の3つの領域をあわせたものです。

      1. 原稿用紙設定で選択した字数、行数、マス目サイズ、行間隔、および中央を空ける幅から決定される、原稿用紙のマス目が占める領域(以下の図でマス目の描かれている領域)。
      2. 原稿用紙の行末以降に2マス分確保される、禁則処理用の領域。これは、禁則処理をする/しないにかかわらず、固定的に確保されます(以下の図で水色の領域)。
      3. 原稿用紙の行頭部分に確保される、行番号とページ番号を印刷する領域。ただし、行番号とページ番号の両方とも印刷しない場合は、この領域は確保されません(以下の図で緑色の領域)。

      原稿領域

  • 本文領域と原稿領域の印刷位置

    印刷時には、以下のルールで本文領域と原稿領域の印刷位置が決定されます。

    1. レイアウト用紙と上下左右のマージンから、本文領域が決定されます。この段階で、ヘッダとフッタを印刷する位置が決まります。
    2. 本文領域の中心を決め、それに原稿領域の中心が一致する位置に、原稿領域が決まります。

    本文領域と原稿領域の印刷位置

    † 上の図は縦書きの場合ですが、横書きの場合も同様の方法で原稿領域が決定されます。原稿領域が、上下左右のマージンを超過する場合は、縦書きの場合は本文領域と原稿領域の右上隅が一致する位置に、また横書きの場合は本文領域と原稿領域の左上隅が一致する位置に、それぞれ原稿領域が決まります。

  • 用紙設定のコツ
    • 縦書きのとき
      • 右余白と左余白は、文字通り用紙端から原稿用紙のマス目端までの余白そのものを表します。原稿領域を用紙の水平方向(左右方向)に対して中央に寄せたいときは、原稿用紙設定の「マージン」の左右の値を同じにします。
      • 上余白は、行番号もページ番号も印刷しないときは、文字通り用紙上端から原稿用紙のマス目端までの余白そのものを表します。それに対して、行番号やページ番号を印刷するときは、上余白の値に、行番号とページ番号を印刷するための6.8mmの領域を加えたものが、実際の上余白の値になりますのでご注意ください。
      • 下余白は、用紙端からマス目端までの余白そのものを表しません。下余白の値に、マス目サイズ×2の領域を加えたものが、実際の下余白の値になります。
      • 原稿領域を用紙の垂直方向(上下方向)に対して中央に寄せたいときは、前項で説明したように、実際の上下余白の値が同じになるように換算しながら、「マージン」の上下の値を調整してください。
      • 原稿領域の移動を簡単に設定するには、移動したい方向の「マージン」の値を、移動量の倍だけ増し、逆に移動したい方向とは反対の「マージン」の値を、移動量の倍だけ減らすとよいでしょう。
    • 横書きのとき
      • 上余白と下余白は、文字通り用紙端から原稿用紙のマス目端までの余白そのものを表します。原稿領域を用紙の垂直方向(上下方向)に対して中央に寄せたいときは、原稿用紙設定の「マージン」の上下の値を同じにします。
      • 左余白は、行番号もページ番号も印刷しないときは、文字通り用紙左端から原稿用紙のマス目端までの余白そのものを表します。それに対して、行番号やページ番号を印刷するときは、左余白の値に、行番号とページ番号を印刷するための6.8mmの領域を加えたものが、実際の左余白の値になりますのでご注意ください。
      • 右余白は、用紙右端からマス目端までの余白そのものを表しません。右余白の値に、マス目サイズ×2の領域を加えたものが、実際の右余白の値になります。
      • 原稿領域を用紙の水平方向(左右方向)に対して中央に寄せたいときは、前項で説明したように、実際の左右余白の値が同じになるように換算しながら、「マージン」の左右の値を調整してください。
      • 原稿領域の移動を簡単に設定するには、移動したい方向の「マージン」の値を、移動量の倍だけ増し、逆に移動したい方向とは反対の「マージン」の値を、移動量の倍だけ減らすとよいでしょう。

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