RTF出力変換詳細設定

「実身→共有フォルダの変換」で、変換方法に[文章(RTF)(詳細)]を選ぶと、RTF出力変換詳細設定のパネルが現れます。

RTF出力変換詳細設定のパネル

プレーンテキストで表現できない文字は、RTF出力変換詳細設定パネルで設定した内容に応じて、以下のように出力されます。

  • GTコード文字変換方法
    変換元の文章データ内でGT書体コードで表現された文字の変換方法を指定します。

    • GTをフォント切替方式で出力
      インジケータをON(ONマーク)にすると、文章データ内でGT書体コードを使って表現された文字を、フォント切り替え方式によるTRONの多漢字の機能を有効にしたRTFの文字コードに変換して表示します。
      変換先のファイルをMicrosoft Office Wordやワードパッド上で開くことにより、フォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を利用できます。
    • 書体
      Windows側でフォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を使って表示するためのフォントを書体の一覧から選びます。
      変換できるWindows用フォントは以下の4種類です。
      • GT書体
      • T明朝体
      • Tゴシック体
      • T楷書体

      ご注意

      • Microsoft Office Wordやワードパッド上でフォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を利用するためには、Windows用のGT書体やTフォントがインストールされている必要があります。
      • 変換元の超漢字V側の文章データ内で指定されていた書体情報は、出力変換時には無視されます。
      • プレーンテキストで表現できる文字はワードパッドやMicrosoft Office Wordの標準設定のフォントで表示されます。

文字画像変換方法

プレーンテキストで表現できない文字を画像イメージで表現する際の書体と画像のサイズを指定できます。

  • 書体
    変換する画像の書体を超漢字Vで利用可能な書体の一覧から選びます。
  • サイズ
    変換する画像のサイズを一覧から選びます。
  • 階調表示
    インジケータをON(ONマーク)にすると、階調表示を有効にした文字の画像に変換します。
  • 高解像度
    インジケータをON(ONマーク)にすると、高解像度の画像で変換します。
    • 指定した画像サイズが大きい場合や、変換される文字の画像イメージが多数含まれる場合には、変換後のファイルサイズが大きくなります。
      この場合、共有フォルダ参照の出力変換の処理時間も長くかかります。また、Windows側でファイルを開く際に時間がかかる場合がありますのでご注意ください。

ご注意と制限事項

プレーンテキストとして変換できる文字は、Shift_JIS(コードページ932)の範囲およびUnicode 2.0のうち超漢字Vの各国面に収録されている文字コードの範囲に限られます。

超漢字Vの各国面に収録されている文字であっても、変換先のWindows側のフォントの設定によっては正しく表示されない場合があります。

本文中の変換できないデータは読み飛ばされます。

  • 変換元の文章データの書体情報は変換先のファイルに反映されません。
    RTF出力変換詳細設定パネルで指定したGT書体コード範囲の書体情報のみ有効になります。
  • 文字の大きさや色などの修飾情報および書式設定情報は変換できません。
  • 変換元の文章データ内の図形や画像は変換できません。

文字セット範囲外文字のテキスト形式TRONコード(&T形式)による変換には対応していません。

  • 文字セット範囲外文字をWindows側でテキスト形式TRONコード(&T形式)で表現したい場合は、ファイル出力変換パネルの変換方法として[文章(詳細)]を選んで、テキスト形式で変換してください。

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