大量のセルの移動/複写、並べ替え、削除などの処理では短時間で終了しないときがあります。この場合、システムメッセージパネルに「処理中」のメッセージが表示され、該当する処理の実行中であることを知らせます。
また、処理をやり直したり、誤った操作で処理中になってしまったときには、実行中の処理を中止することができます。
■「処理中」表示
処理に時間がかかる場合、システムメッセージパネルに「処理中」のメッセージが表示されます。この「処理中」の表示は次の形式のいずれかで表示されます。
1) 処理中 n xxx%
2) 処理中 n *
3) 処理中 *
†“*”は、棒がくるくる回るように | → / → ― → \ → | というように変化することを示します。
1) の形式では、“n”が残りの処理フェーズ数、“xxx%”がそのフェーズの処理の進行状況を示しています。例えば、nは“5→4→3→2→1”のようにカウントダウンされます。xxx%は“20%→40%→80%→100%”のように表示されます。
2) の形式では、“n”が残りの処理フェーズ数、“*”はそのフェーズが処理中であることを示していますが、どの程度進んでいるかはわかりません。
3) の形式では、“*”が処理中であることを示していますが、どの程度進んでいるかはわかりません。
◆これらの「処理中」表示は、常に一定間隔で更新されるわけではありません。たとえば、nの表示が5のとき処理に時間がかかっても、4~1は一瞬で終わることがあります。xxx%の表示で、0%~90%までは順調に短時間で終わっても、残りの90%~100%に時間がかかる場合もあります。また、*の表示でも、一定間隔で棒が回転するわけではありません。しばらく棒の回転が止まる場合もあります。このため、残りの処理時間の目安にはならないことがあります。
■処理の中止
「処理中」の表示が出ている間は、処理を中断することができます。
1≫「処理中」の表示が出ている間に、[空白](スペース)キーを押します。
処理の中止を確認するパネルが表示されます。
†[空白](スペース)キーを押しても、すぐにはパネルがでない場合もあります。
ο[継続] そのまま継続して残りの処理が続けられます。
ο[中止] そこまでの処理は行ったままの状態で処理を中断します。
2≫[中止]スイッチをクリックします。
中止を確認するパネルが表示されます。
「中止」した場合にも、通常「取り消し」ができるようになっています。途中で中止した処理を、処理を行う前の状態に戻したいときは「取り消し」を行ってください。
◆[再計算]など、一部の処理では「取り消し」できません。
前のページへ表計算の操作を取り消す 次のページへ関数とは?