マイクロスクリプトとは?

『マイクロスクリプト』は、超漢字V用のビジュアルプログラミング言語です。

特に以下のような用途に適しています。

∇プレゼンテーション

マイクリスクリプトは、ウィンドウの画面を紙芝居のように次々と変えていくことができます。その中に絵を出したり消したり動かしたりするためのプログラミングが自由自在です。ウィンドウの中にボタンを作り、それをクリックすると何か別の動作をさせるといった仕掛けも埋め込めます。

これらの特長から、マイクロスクリプトはビジュアルに訴えることが有効な用途―たとえば、プレゼンテーション―に最適なツールとなります。

∇家電製品の制御

シリアルポートを経由して外部機器の制御が簡単にできることも、マイクロスクリプトの特長の1つです。制御の対象となるのは、赤外線リモコンで操作できる家電製品やAV機器。テレビやビデオはもちろんのこと、最近では、エアコン・照明・カーテンなど、赤外線リモコンで操作できる機器が多くなっています。マイクロスクリプトは、学習リモコンをつなげて、そういった機器を自由自在に制御できます。たとえば、朝になったらワンタッチ操作で、カーテンを開けて、テレビをつけて…、といった応用にも発展できます。

†超漢字Vでシリアルポートを利用するためには、あらかじめ 超漢字V.vmx ファイルでの設定が必要です。
詳細は、「VMware Playerのシリアルポートの作成方法」をご参照ください。

∇特定用途アプリケーション

マイクロスクリプトはビジュアルプログラミング言語ですので、画面の設計を非常に簡単に行うことができ、画面上でのいろいろな操作に対応したインタラクティブな処理が簡単に記述できます。さらに、画面上に関連した操作だけではなく、文字や数値を操作したり演算したりする機能も豊富に備えていますので、データの入力、集計、加工、表示などに関する各種の特定用途向けのアプリケーションを短期間に作成することができます。また、シリアル回線を経由した外部機器の制御や、ホストとのデータ交換などのより高度な処理も記述することができます。

マイクロスクリプトで記述すると画面のレイアウトやちょっとした処理の変更が非常に簡単できることも大きな特長といえます。

∇プログラミング言語

マイクロスクリプトはプログラミング言語ですから、マクロ定義、数値演算、条件判断、繰り返し、手続き、変数(局所・大域・共有・保存の4種類)などの機能を備えています。さらに、イベント駆動型の手続きやマルチタスクの記述も可能です。これらは、グラフィカルなユーザインタフェースを構築するときに欠かせません。マイクロスクリプトは、厳選された単純な機構の上に豊富な機能を搭載しています。このため言語としての奥が深く、使いこなししだいで非常に多くの用途に応用できます。

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