いよいよ、舞台・役者を決め、台本を書く作業に入ります。
今回作る芝居は簡単なものです。そこで、完成した舞台と役者を先に全部見てもらうことにします(図15)。
■図形を作り、名前をつける
役者作りの基本は、登場させたい図形を描き、それに名前をつけることです。具体的には、役者の名前を文字枠に書き、図形と一緒にグループ化します。このとき、文字枠の中の先頭の文字は「@」になっていないといけません。
たとえば図15には、レンガの壁の絵と「@レンガ」という文字枠があり、この2つが一緒にグループ化されています。これによって、レンガの壁の絵に「レンガ」という名前がつけられていることになります。舞台とか役者の役割をする図形を「セグメント」とよびます。文字枠の中の「@」を省いた部分を「セグメント名」とよびます。
†“文字枠”“グループ化”については、文字枠とは?またはグループとは?をご覧ください。
図15の舞台の中にはいくつのセグメントが入っているのでしょうか。そこで、わかりやすいようにセグメントを点線枠で囲ってみました(図16)。セグメント「ようこそ」はセグメント「レンガ」の上に乗っているだけであり、「レンガ」とはまったく別のセグメントであることに注意してください。「社名」と「黒背景」の関係も同様です。
■場面に応じたセグメントを作る
芝居を進行させるために、表示させたいセグメントを次々と作っていきます。
図2に相当するのは、セグメント「レンガ」です。図3で現れる「BTRONへようこそ」という文字は、セグメント「ようこそ」に相当します。図4~図5に現れる下線はセグメント「下線」です。同様に、セグメント「黒背景」「社名」を作成してあります。
◆今度は、舞台や役者を動かすための台本作りです。