超漢字V 仮想ディスク

2006年11月29日(水)
編集するファイルに関する説明を追加
初版:2006年11月 2日(木)

概要

超漢字Vのデータ用ディスクとして利用可能な仮想ディスクです。超漢字Vが動作する仮想マシンに追加することで、2台目以降のハードディスクとして認識されます。

追加した仮想ディスクはデータを格納する専用ディスクとしてご利用ください。これにより、超漢字システムやアプリケーションを登録した製品付属の仮想ディスクと、頻繁に更新するユーザデータを保存する仮想ディスクとを分けて管理できます。
たとえば仮想ディスクは、Windows上では拡張子 vmdkの1つのファイルになりますので、このファイルのバックアップを取ることで、ユーザデータ全体をバックアップすることができます。

利用方法1の手順で操作すると、超漢字Vのシステムが登録された仮想ディスクと同じ、ディスク容量の最大値が40GBの仮想ディスクが1つ追加できます。少ない操作で仮想ディスクを追加したい方はこちらをお試しください。

利用方法2では、最大値が5GB, 10GB, 20GB, 100GBの仮想ディスクや、複数の仮想ディスクを追加する方法をご説明します。既に仮想マシンの設定を変更されている方はこちらをお試しください。

  • 追加されたデータ用ディスクに、システム用ディスクや外部接続のUSBメモリなどからデータをコピーするためには、実身複製操作を行います。実身複製の詳細については、操作ガイド「7.4.1 実身複製」(p.42)や、超漢字V FAQ集 Q.1001をご覧ください。

動作条件

超漢字Vが動作しているマシン

  • 仮想ディスクは、はじめは大きさが数MB程度のファイルですが、ディスク容量の最大値までデータを保存するためには、仮想ディスクを格納するHDDに最大値以上の空き容量が必要です。

利用条件

本仮想ディスクは、下記の利用条件に同意された場合のみ、ご利用いただけます。

  1. 本仮想ディスクに対するサポートは行いません。パーソナルメディア株式会社は、本仮想ディスクに関するお問い合わせをいっさいお受けすることはできません。
  2. 本仮想ディスクの動作の保証はいたしません。利用者ご自身の責任でお使いください。
  3. 本仮想ディスクの登録や利用の結果生じた直接的あるいは間接的な障害、損害、その他いかなる事態にも、パーソナルメディア株式会社はいっさい保証の義務を負いません。ご承知おきください。

利用方法1

ダウンロードはWindows上で行います。

  • 作業を始める前に超漢字Vは終了しておいてください。なお終了する際はVMware Playerウィンドウの右上の×ボタンではなく、超漢字Vの初期ウィンドウで[終了]メニューを選んで終了操作をしてください。
  1. 以下の「超漢字V 仮想ディスク」をクリックしてください。
    vmdk.zipという名前のファイルがダウンロードされます。 適当なフォルダ(ディレクトリ)に保存します。
  2. vmdk.zipのアイコンを選択して、メニューで[すべて展開]を選びます。 vmdkフォルダが作成され、展開したファイルが格納されています。
  3. [スタート]メニューから、“マイ ドキュメント”→“超漢字V”→“vm”と進んで vmフォルダをウィンドウに開きます。
  4. vmフォルダにある 超漢字V.vmxファイル(アイコンにポインタを合わせると「種類: VMware Configuration File」と表示されます)をバックアップのために名前を変えます。
    超漢字V.vmxファイルを選択して[名前の変更]メニューを選び、たとえば 超漢字V-backup.vmxなどのファイル名にします。
  5. vmdkフォルダの内容を、vmフォルダにコピーします。
  6. vmdkフォルダと vmフォルダのウィンドウを閉じます。
    なお vmdk.zipファイルと vmdkフォルダは、バックアップ目的で残さなければ削除してください。
  7. デスクトップ上の超漢字Vアイコンをダブルクリックして超漢字Vを起動します。
  8. 初期ウィンドウに追加された仮想ディスクのデバイス仮身 B-right/V-Data40Gが現れます。予めBTRON形式でファーマットされていますので、そのまま最大値40GBのデータ用ディスクとしてご利用いただけます。
    またデバイス名を変更したい場合は、[実身操作]メニューの[実身名変更]を選んで新しいデバイス名を入力してください。
    • もしも超漢字Vが正常に起動できなかった場合は、vmフォルダを開き、超漢字V.vmxファイルを削除した後、手順4で作成したバックアップ用のファイル(たとえば 超漢字V-backup.vmxなど)を元のファイル名 超漢字V.vmxに戻してください。これで、仮想マシンが利用方法1を始める前の状態に戻ります。

利用方法2

最大値が5GB, 10GB, 20GB, 100GBの仮想ディスクや、複数の仮想ディスクを追加する方法をご説明します。

  • 作業を始める前に超漢字Vは終了しておいてください。なお終了する際はVMware Playerウィンドウの右上の×ボタンではなく、超漢字Vの初期ウィンドウで[終了]メニューを選んで終了操作をしてください。
  • 操作の中で仮想マシンの設定ファイル 超漢字V.vmxを直接編集します。操作を間違えると超漢字Vが正常に動作しなくなる恐れもありますので十分に注意してください。
  1. 利用方法1の手順1から3の操作を行います。
  2. vmフォルダにある 超漢字V.vmxファイル(アイコンにポインタを合わせると「種類: VMware Configuration File」と表示されます)をバックアップのためにコピーします。コピー先の名前は、たとえば 超漢字V-backup.vmxなどのファイル名にしておきます。
  3. vmdkフォルダの内容を、超漢字V.vmxファイルを除いて、vmフォルダにコピーします。
    • 誤って 超漢字V.vmxファイルを上書きしてしまった場合は、バックアップ用のファイルを使って復元してください。
  4. vmフォルダにある超漢字V.vmxファイルを選択して、[プログラムから開く]メニューの[プログラムの選択]を選びます。
    現れた「ファイルを開くプログラムの選択」で Notepad(他のテキストエディタでもかまいません)を選択して、OKボタンを押します。
  5. 「超漢字V.vmx - メモ帳」ウィンドウが開きます。

    ide0:0.present = "TRUE"
    ide0:0.fileName = "超漢字V.vmdk"

    という行がありますので、その直下に以下の2行を追加します。

    ide0:1.present = "TRUE"
    ide0:1.fileName = "超漢字VデータXXG.vmdk"

    XXの部分は、5, 10, 20, 40, 100のいずれかを記入します。
    各々が最大値5G, 10G, 20G, 40G, 100GBの仮想ディスクに対応します。
  6. 「超漢字V.vmx」ウィンドウを、変更を保存して終了します。
  7. 超漢字Vアイコンを起動すると初期ウィンドウに仮想ディスクのデバイス仮身が現れますので、利用方法1の手順8と同様にご利用ください。
    • もしも超漢字Vが正常に起動できなかった場合は、vmフォルダを開き、超漢字V.vmxファイルを削除した後、手順2で作成したバックアップ用のファイル(たとえば 超漢字V-backup.vmxなど)から 超漢字V.vmxを復元してください。これで、仮想マシンが利用方法2を始める前の状態に戻ります。

複数の仮想ディスクを追加する

超漢字Vの仮想マシンには、最大4台までの仮想のハードディスクやCD-ROMドライブが接続できます。超漢字Vをインストールした状態では、仮想のハードディスクとCD-ROMドライブが1台ずつ接続されています。利用方法1または2の操作を行うことで、2台目のハードディスクが追加されます。3台目のハードディスクを追加したい場合は、vmフォルダにある超漢字V.vmxファイルに以下の記述を追加してください。

ide1:1.present = "TRUE"
ide1:1.fileName = "超漢字VデータXXG.vmdk"

  • XXの部分には5,10,20,40,100のいずれかを入力してください。

同じ最大値の仮想ディスク2台を接続する

同じ最大値の仮想ディスクを2台接続したい場合は、仮想ディスクファイルを vmフォルダ内でコピーしてください。たとえば最大値40GBのデータディスクを2つにする場合は、超漢字Vデータ40G.vmdkファイルをコピーして 超漢字Vデータ40G2.vmdkファイルを作り、vmフォルダにある超漢字V.vmxファイルに以下の記述を追加します。

ide1:1.present = "TRUE"
ide1:1.fileName = "超漢字Vデータ40G2.vmdk"

  • なお直後に超漢字Vを起動した時に同じ名前のディスクが接続されていると警告された場合は、一方のディスクの名前を変更してください。

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