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今昔文字鏡文字の扱いに関して
  《超漢字、超漢字2ユーザーの方へのご案内》

2001年2月8日(木)
すでに「超漢字」「超漢字2」をご利用の正規ユーザーの方が、「超漢字3」を購入された場合の利用形態は、次のようになります。

1. 「超漢字」、「超漢字2」の区画に対する「超漢字3」の追加登録

文字鏡フォントセンターの利用規定によりますと、「超漢字」「超漢字2」の正規ユ ーザーの方は、それらに含まれていた今昔文字鏡の書体を使い続けることが可能です ので、ご安心ください。具体的には、「超漢字」または「超漢字2」の登録されてい る区画に、「超漢字3」を追加登録(追加インストール)した場合、お客様のデータや 今昔文字鏡の書体(フォント)を残したまま、「超漢字3」を登録できます。 ただし、以下の注意点がありますので、あらかじめご了承ください。

■元には戻せない

「超漢字3」に追加登録すると、元の「超漢字」、「超漢字2」に戻すことはできません。
注:「超漢字3」上に、「超漢字」あるいは「超漢字2」を上書きして登録(消去せずに登録)した場合の動作は保証できません。

■今昔文字鏡の文字に対する文字検索機能は使えなくなる

「超漢字3」では、今昔文字鏡の文字をサポートしておらず、代わりにGT書体フォントや大漢和辞典収録文字をサポートしています。そのため「超漢字3」の文字検索小物は、「超漢字」や「超漢字2」のものから大幅に改定されています。
「超漢字」または「超漢字2」から、「超漢字3」への追加登録によっても、「超漢字3」の文字検索機能(GT書体フォント対応版)に置きかわります。したがって、「超漢字3」上では今昔文字鏡の文字を検索したり今昔文字鏡の文字情報を表示したりすることはできなくなります。

2. 文字検索小物の取り扱い

[消去せずに更新]で「超漢字3」へ追加登録した場合でも、文字検索小物や区点入力パネルは「超漢字3」のものに更新されます。そのため以下の制限が発生します。 もし今昔文字鏡の文字を検索したり文字の情報を見たりしたい場合は、別のパーティション(区画)に新規に「超漢字」または「超漢字2」を登録(インストール)し、その区画を今昔文字鏡の文字検索を動かすために利用する方法があります。操作の詳細は『5. 別の区画に「超漢字」または「超漢字2」を登録し、「超漢字3」と共存させる』をご覧ください。

3. 今昔文字鏡の文字を見分ける方法

■文字検索小物を使って見分ける

文字検索小物を起動して、「文字情報」の見出しを選択してから、チェックしたい文字を「文字検索」のウィンドウ内にドラッグしてください。

「超漢字」「超漢字2」の場合

ウィンドウの右上の英数字の下に「文字鏡1」、「文字鏡2」、または「文字鏡3」と表示される文字が、今昔文字鏡の文字です(画面例)。

「超漢字」「超漢字2」から追加登録した「超漢字3」の場合

ウィンドウの右上の英数字の中に「11-」、「12-」、または「13-」と表示される文字が、今昔文字鏡の文字です(画面例)。

■書体を「使用しない」に設定して見分ける

「超漢字」または「超漢字2」、あるいは「超漢字」「超漢字2」から追加登録した「超漢字3」の場合、システム環境設定小物を起動して、〈書体〉のページに表示されている「今昔文字鏡1-明朝可変」、「今昔文字鏡2-明朝可変」、「今昔文字鏡3-明朝可変」をそれぞれ[使用しない]に設定します(画面例)。

この設定後は、「超漢字」、「超漢字2」でも今昔文字鏡の文字を使った部分は、網掛けの四角(■)で表示され、読めなくなります(画面例)。
注:操作が終わった後は、「今昔文字鏡1-明朝可変」、「今昔文字鏡2-明朝可変」、「今昔文字鏡3-明朝可変」を[使用する]に設定を戻してください。

4. 今昔文字鏡の文字を「超漢字3」収録文字に置き換える

今昔文字鏡の文字のうち、人名・地名用の難字や異体字、旧字体の漢字の多くについては、GT書体フォントや大漢和辞典収録文字にも同じ字形の文字が存在します。該当の文字を、今昔文字鏡からGT書体フォントや大漢和辞典収録文字に置き換えていただくことにより、「超漢字3」上でも、文字検索小物を使い読みやコード番号などの文字情報を調べることができます。

注:今昔文字鏡の文字のうち、大漢和辞典収録外漢字の一部(特に俗字など)、変体仮名、字喃(チュノム)、甲骨文字、梵字、水文、源氏香など文字に関しては、「超漢字3」上に対応する文字がありません。

5. 別の区画に「超漢字」または「超漢字2」を登録し、「超漢字3」と共存させる』

今昔文字鏡の文字を文字検索小物で検索するには、「超漢字」または「超漢字2」が必要になります(詳細は『2. 文字検索小物の扱い』)。以下の手順で、「超漢字3」へ追加登録した区画とは別の区画に「超漢字」または「超漢字2」を登録して、「超漢字」または「超漢字2」と、「超漢字3」を併用してください。
  1. 『超漢字3 お使いになるまえに』の『第2章 「超漢字3」用の区画を作成する』(P.5)をお読みになり、区画(パーティション)を作成するためのツール「システム・セレクター」を使い、Windowsの区画を縮小し、新しい空き区画を作成します。
    注:すでに「システム・セレクター」以外のソフト(「システムコマンダー」、「Partition Magic」など)を使ってハードディスクを操作していた場合は、「システム・セレクター」を使用せず、そのソフトを使用して新しい区画を作成してください。
  2. マニュアル『お使いになるまえに・超漢字2』の「第3章 ハードディスクへ登録する」(P.23)をお読みになり、手段1~4のいずれかの方法で「超漢字2」を登録します。

■共存するうえでの注意

「超漢字」または「超漢字2」と、「超漢字3」を併用する場合、以下の点にご注意ください。

6. 今昔文字鏡文字のご利用に関するFAQ

Q. 「超漢字3」にはなぜ今昔文字鏡フォントが入っていないのですか?
Q. 「超漢字」、「超漢字2」を使っていたパソコンに「超漢字3」を登録すると今昔文字鏡のフォントは消えますか?
Q. 「超漢字」、「超漢字2」を使っていたパソコンに「超漢字3」を登録すると文字検索小物はどうなりますか?
Q. 「超漢字」、「超漢字2」のユーザが「超漢字3」を購入して利用する場合、「超漢字3」で今昔文字鏡のフォントを使うことに問題ありませんか?
Q. 「超漢字」や「超漢字2」のCD-ROMに含まれている今昔文字鏡の書体(フォント)を、「超漢字」、「超漢字2」とは別のパソコンあるいは別の区画(パーティション)上で動作している「超漢字3」に、後から登録(インストール)して使用しても構わないのでしょうか?
Q. 「超漢字3」のパッケージ印刷箱や広告の一部には、“「超漢字」、「超漢字2」で作成された文書のうち、文字の一部は、本製品上で表示できない場合があります。” と書いてありますが、どういう場合に表示できないのでしょうか?
Q. 「超漢字3」上で、今昔文字鏡の文字も検索したいのですが、どうすればよいでしょうか?
Q. 「超漢字3」に新しく収録された「大漢和辞典収録文字」の書体(フォント)は、今昔文字鏡の書体を使っているのでしょうか?
Q. 「超漢字」、「超漢字2」のCD-ROMに含まれているBTRON形式の今昔文字鏡フォントを、エンドユーザが第三者に配布することはできるのでしょうか?
Q. BTRON形式の今昔文字鏡フォントは文字鏡フォントセンターで配布していないのでしょうか?
Q. 今昔文字鏡文字を可能ならGT書体に置き換えたいのですがよい方法はないでしょうか?

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