超漢字Vでは、事実上無限個の文字を混在して扱うことができます。超漢字Vの扱う文字コード体系を「TRONコード」と呼びます。
TRONコードというのは、文字セットを取り入れる「枠組み」あるいは「器(うつわ)」であり、1つ1つの具体的な文字と文字コードの対応を直接規定するものではありません。1つ1つの文字と文字コードの対応については、 JIS第1水準・第2水準(JIS X 0208)、JIS第3水準・第4水準(JIS X 0213)、JIS補助漢字(JIS X 0212)など、既存の文字コード規格をそのまま利用する形になっています。
この方針の優れたところは、他の言語の文字セットを追加する場合でも、また将来新しい文字セットが決められた場合でも、必要であればそれらを簡単にTRONコードに取り入れられる点です。TRONコードとしては、新しい文字セットをTRONコードのどの部分に入れるか、具体的には、言語指定コードをどうするかだけを決めればよく、あとは追加される文字セットのフォントや検索用辞書、データベース等のデータウェアがそろえば、超漢字Vで新しい文字セットが使えるようになります。
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