超漢字Vの実身をFTPサイトへアップロードします。
1≫FTPサイトにアクセスできる環境を用意します。
†LAN経由でFTPサイトにアクセスするときは、あらかじめネットワーク設定小物でLANの設定をします。
†ダイヤルアップ接続でFTPサイトにアクセスするときは、あらかじめネットワーク設定小物でダイヤルアップ接続の設定をし、ダイヤルアップ接続小物でダイヤルアップ接続を確立しておきます。
2≫[小物]メニューの[ファイル変換]を選びます。
利用できるディスクやデバイスと並んで、[ネットワーク(ftp)]という青い仮身が現れます。
3≫[ネットワーク(ftp)]という青い仮身をダブルクリックします。
ネットワーク(ftpサーバ)接続のパネルが現れます。
†このパネルで設定した情報は保存されます。ただし、パスワードは保存するか保存しないかを選べます。ホスト名は、前回ファイル変換を終了したときのホスト名とパスが表示されます。
ホスト名:
接続するftpサーバのホスト名を入力します。
†ホスト名の後ろに、ディレクトリ名を ':'(コロン) で区切って指定すると、接続後直ちにそのディレクトリに移動します。例えば、ホスト名に ftp.foo.com:/foo/bar と設定することにより、ftp.foo.com に接続後、直ちにディレクトリ /foo/bar の内容がファイル変換のウィンドウに現れます。
ユーザID:
ftpサーバにログインするときのユーザ名を入力します。あらかじめanonymousというユーザ名が設定されています。匿名ftp(anonymous FTP)を利用する場合は、ユーザIDはこのままanonymousを使います。
ポート番号:
制御用の接続で利用するポート番号を設定します。通常は21を指定します。
パスワード:
ftpサーバにログインするときのパスワードを入力します。匿名ftp(anonymous FTP)を利用する場合は、自分のメールアドレスを入力します。
パスワードを保存:
ο[パスワードを保存]がON() パスワードを保存します。次回以降パスワードを入力する必要はありません。
ο[パスワードを保存]がOFF() パスワードは保存されません。毎回パスワードを入力する必要があります。【標準設定】。
パッシブオープンを使用:
ο[パッシブオープンを使用]がON() データ転送用の接続を開設するのに、サーバにデータポートの作成を要求して、こちらからサーバに接続します。
ο[パッシブオープンを使用]がOFF() データ転送用の接続を開設するのに、ポート番号をサーバに伝えてサーバからこちらに接続します【標準設定】。
†通常は[パッシブオープン]がOFF()の状態で利用します。
†ファイアウォール等で、外部からの接続が制限されているような環境では、[パッシブオープン]がON()の状態で使う必要があります。
サイズを取得:
ο[サイズを取得]がON() ファイルのサイズを取得できる場合には取得します。ファイルのサイズは、接続先のftpサーバによっては取得できない場合があります。
ο[サイズを取得]がOFF() ファイルのサイズを取得しません【標準設定】。
4≫設定が終ったら[接続]スイッチをクリックします。
接続に成功すると、ftpサーバ側で設定されたログインディレクトリの内容が表示されます(ファイル一覧表示)。
†ftpサーバに接続している間は、ftpサーバからの応答を待っているようすをシステムメッセージパネルに表示します。
ο青色の仮身 FTPサイトに接続中であることを示します。
ο緑色の仮身 サブディレクトリを示します。
ο水色の仮身 移動元(ひとつ上の階層)のディレクトリを示します。
ο灰色の仮身 ファイルを示します。
†システム環境設定小物の〈画面〉-〈配色〉の見出しで、仮身背景色を変更している場合は、灰色ではなく変更した仮身背景色で表示されます。
†16文字を越えるファイル名は、先頭の16文字までが表示されます。
†接続先のftpサーバによっては、ファイルとディレクトリが逆に判断され、ファイルがディレクトリとして表示されたり、ディレクトリがファイルとして表示されることがあります。このような場合に対応するため、ftpサーバに接続した場合に限り、ファイルと表示されていてもダブルクリックによりディレクトリとして移動したり、ディレクトリと表示されていてもドラッグしてファイルとして取り出したりできるようになっています。
5≫必要であればサブディレクトリの仮身をダブルクリックします。
ダブルクリックしたサブディレクトリの内容が現れます。
†いちど移動したディレクトリは、[ディレクトリ]メニューに一覧表示されます。一覧からディレクトリを選択すると、指定のディレクトリに直接移動することができます。
6≫変換したい超漢字V上の実身を指す仮身を、ファイル変換小物のウィンドウへドラッグします。
†移動操作でかまいません。複写操作をする必要はありません。
7≫ファイル名と変換方法を指定するパネルが現れます。
必要な設定を行います。
出力ファイル名:
ο出力ファイル名を入力します。ファイル名として英数字のみが有効です。全体の長さは59文字までです。
ο変換方法が[無変換(詳細)]以外の場合、ファイル名にピリオドがない場合はデフォルトの拡張子をつけます。ピリオドがある場合は、拡張子がそのまま出力されます。
†拡張子とは、たとえば “my.index.html”という名前のファイルの場合、“.html”の部分を指します。
ο変換方法が[無変換(詳細)]のとき、ファイル名にピリオドがない場合は「.000, .001, …」の拡張子がつきます。ファイル名にピリオドがある場合は、最初の1ファイルはそのままで、次のファイルから「.001, .002,…」の拡張子がつきます。なお、実身のレコードが1つだけのときに拡張子を指定しない場合は、「.000」という拡張子はつきません。
例:ピリオドが無いとき
index → index.000, index.001, index.002, …
例:ピリオドがあるとき
index.html→index.html, index.001, index.002, …
変換方法:
ο[文章(全角/半角混在)]
実身の中の日本語の文章の部分だけを超漢字VからShift_JISでエンコードされたファイルへ変換します。変換後、ファイル名に“.TXT”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。JIS第1水準とJIS第2水準のどちらにも含まれない文字は〓に変換されます。文字幅指定付せんによって半角に修飾されている文字、および比例ピッチに修飾されている文字は、できるだけ1バイトコード(半角)に変換します。
ο[文章(全角のみ)]
実身の中の日本語の文章の部分だけを超漢字VからShift_JISでエンコードされたファイルへ変換します。変換後、ファイル名に“.TXT”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。JIS第1水準とJIS第2水準のどちらにも含まれない文字は〓に変換されます。すべての文字を2バイトコード(全角)に変換します。
ο[文章(詳細)]
[実行]スイッチをクリックすると、テキスト出力変換詳細設定パネルが現れます。
ο[画像(BMP)]
実身の中の最初の画像(ピクセルマップ)だけを、Windows BMP形式へ変換します。変換後、ファイル名に“.BMP”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。
†BMP画像の変換についての詳細は、BMP画像変換の詳細をご覧ください。
ο[画像(JPEG)]
実身の中の最初の画像(ピクセルマップ)だけを、JPEG形式へ変換します。変換後、ファイル名に“.JPG”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。[実行]スイッチをクリックすると、[JPEG出力詳細設定]パネルが現れ、JPEG画像の品質や処理方法を選択できます。
†JPEG画像の変換についての詳細は、JPEG画像変換の詳細をご覧ください。
ο[画像(PNG)]
実身の中の最初の画像(ピクセルマップ)だけを、PNG形式へ変換します。変換後、ファイル名に“.PNG”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。
†画像の変換についての詳細は、PNG画像変換の詳細をご覧ください。
ο[無変換(基本)]
実身のTADレコードをバイナリデータとして変換します(無変換)。変換後、ファイル名に“.TAD”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。
ο[無変換(詳細)]
実身のすべてのレコードをバイナリデータとして変換します(無変換)。制御部分のデータもすべて変換します。変換後、各レコードごとに、「ファイル名.000,ファイル名.001,…」と複数のファイルができます。
ο[書庫]
書庫実身をバイナリデータとして変換します。変換後、ファイル名に“.BPK”の拡張子がつけられ、1つのファイルができます。
8≫[実行]スイッチをクリックします。
ファイル変換小物のウィンドウの中に仮身の形でファイルが現れ、ディレクトリの中にファイルが作成されたことを示します。
†変換方法に文章(詳細)、画像(JPEG)を選んだときには、詳細設定のパネルが現れます。適切な設定をしてください。
9≫ファイル変換小物のウィンドウで、[終了]メニューを選びます。
ファイル変換小物のウィンドウが消えます。
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