共有フォルダ参照のRTF形式変換機能

2011年2月9日(水)

超漢字V R4.540から、超漢字V上の文章データをRTF形式で変換することにより、プレーンテキストでは表現できない文字を、フォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を使って表現したり画像イメージを埋め込んだりしてWindows側に出力できる機能を追加しました。

あらかじめWindows側にもGT書体フォントやTフォントを登録しておくことにより、Windows側のワードパッドやMicrosoft Office Word上で、フォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を利用できます。

  • TRON文字収録センター

    http://charcenter.t-engine.org/

    からWindows版GT書体フォントおよびTフォントをダウンロードできます。
    なお、Windows版GT書体フォントおよびTフォントの登録方法につきましては、超漢字V FAQ集 Q.425をご参照ください。
  • 「フォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能」とは、1つの文字コードに対して複数の漢字を割り当て、フォントの切り替えによりそれらを区別することによって、Windowsのアプリケーション上で扱える文字の数を擬似的に増やす方法です。
    文字は画像イメージではなく文字コードとして表現されますので、フォントサイズの指定や、太字化、斜体化、下線、文字色の変更などの機能は、通常の文字と同様に利用できます。
  • フォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能では、本来の文字コードに対して、別の意味や形を持つ漢字のフォントを擬似的に割り当てています。
    Windowsのアプリケーション上で検索や置換の操作を実行すると、フォントが割り当てられている元の文字コードが検索や置換の対象となり、フォント切り替え方式による多漢字を検索することはできません。
  • フォント切り替え方式によって表示されている多漢字に対してフォント切り替えに対応していない別のフォント(MS明朝やMSゴシックなど)を指定した場合、フォント切り替えの情報は失われますのでご注意ください。

超漢字Vの文章データをWindowsの共有フォルダにRTF形式で格納する

機能追加の概要

超漢字V R4.540では、以下の機能が追加されています。

  • ファイル出力変換パネルで、変換方法としてRTF形式を指定できます。
  • 文章データ全体をRTF形式で変換できます。
    • 拡張子は「rtf」になります。
  • 文章内の全角/半角の指定付せんを区別して変換します。
  • 改段落とタブの制御コードに対応しています。
  • 変換先のRTF形式のファイル内の文字は、変換元の文章データの文字に応じて、以下のように変換されます。
    1. GT書体コードをフォント切り替え方式で出力する場合は、指定した多漢字フォントが割り当てられた文字コードに変換します。
    2. プレーンテキストで表現できる文字コードとして変換します。
    3. 画像イメージとして変換します。
    • プレーンテキストとして変換できる文字は、Shift_JIS(コードページ932)の範囲およびUnicode 2.0のうち超漢字Vの各国面に収録されている文字コードの範囲に限られます。
    • 超漢字Vの各国面に収録されている文字であっても、変換先のWindows側のフォントの設定によっては正しく表示されない場合があります。

ファイルの出力方法

以下の手順で超漢字Vで作成した文章データを、RTF形式でWindowsの共有フォルダに格納することができます。

  1. [小物]メニューの[共有フォルダ参照]を選び、ファイルを格納したい共有フォルダを開きます。
  2. 超漢字Vで作成した文章データの仮身を共有フォルダ参照のウィンドウにドラッグします。
  3. ファイル出力変換パネルが現れます。
    [文章(RTF)(詳細)]を選び、[実行]をクリックします。
    • ファイル名の末尾に「.rtf」の拡張子が追加されます。
    [実行]をクリック
  4. RTF出力変換詳細設定パネルが現れます。
    文字の変換方法を指定します。
    RTF出力変換詳細設定パネル
  5. [実行]をクリックします。
    RTF形式で変換されたファイルがWindowsの共有フォルダに格納されます。

詳細な設定が不要な場合や、プレーンテキストで表現できない文字を含まない文章データをRTF形式で変換したい場合は、ファイル出力変換パネルで[文章(RTF)]を選ぶこともできます。

[文章(RTF)]を選んだ場合でも、プレーンテキストで表現できない文字は画像イメージとして変換されます。画像イメージの書体やサイズは固定値となり、RTF出力変換詳細設定パネルで以下のように指定した場合と同じ状態で変換されます。

  • GTコード文字変換方法:
    • GTをフォント切替方式で出力:OFF
  • 文字画像変換方法:
    • 書体:明朝体
    • サイズ:10(標準)
    • 階調表示:OFF
    • 高解像度:OFF

RTF出力変換詳細設定について

プレーンテキストで表現できない文字は、RTF出力変換詳細設定パネルで設定した内容に応じて、以下のように出力されます。

  • GTコード文字変換方法
    変換元の文章データ内でGT書体コードで表現された文字の変換方法を指定します。

    • GTをフォント切替方式で出力
      インジケータをONにすると、文章データ内でGT書体コードを使って表現された文字を、フォント切り替え方式によるTRONの多漢字の機能を有効にしたRTFの文字コードに変換して表示します。
      変換先のファイルをワードパッドやMicrosoft Office Word上で開くことにより、フォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を利用できます。
    • 書体
      Windows側でフォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を使って表示するためのフォントを書体の一覧から選びます。
      変換できるWindows用フォントは以下の4種類です。
      • GT書体
      • T明朝体
      • Tゴシック体
      • T楷書体

      ご注意

      • ワードパッドやMicrosoft Office Word上でフォント切り替え方式によるTRONの多漢字機能を利用するためには、Windows用のGT書体やTフォントがインストールされている必要があります。
      • 変換元の超漢字V側の文章データ内で指定されていた書体情報は、出力変換時には無視されます。
      • プレーンテキストで表現できる文字はワードパッドやMicrosoft Office Wordの標準設定のフォントで表示されます。

文字画像変換方法

プレーンテキストで表現できない文字を画像イメージで表現する際の書体と画像のサイズを指定できます。

  • 書体
    変換する画像の書体を超漢字Vで利用可能な書体の一覧から選びます。
  • サイズ
    変換する画像のサイズを一覧から選びます。
  • 階調表示
    インジケータをONにすると、階調表示を有効にした文字の画像に変換します。
  • 高解像度
    インジケータをONにすると、高解像度の画像で変換します。
    • 指定した画像サイズが大きい場合や、変換される文字の画像イメージが多数含まれる場合には、変換後のファイルサイズが大きくなります。
      この場合、共有フォルダ参照の出力変換の処理時間も長くかかります。また、Windows側でファイルを開く際に時間がかかる場合がありますのでご注意ください。

ご注意と制限事項

本文中の変換できないデータは読み飛ばされます。

  • 変換元の文章データの書体情報は変換先のファイルに反映されません。
    RTF出力変換詳細設定パネルで指定したGT書体コード範囲の書体情報のみ有効になります。
  • 文字の大きさや色などの修飾情報および書式設定情報は変換できません。
  • 変換元の文章データ内の図形や画像は変換できません。

文字セット範囲外文字のテキスト形式TRONコード(&T形式)による変換には対応していません。

  • 文字セット範囲外文字をWindows側でテキスト形式TRONコード(&T形式)で表現したい場合は、ファイル出力変換パネルの変換方法として[文章(詳細)]を選んで、テキスト形式で変換してください。

RTF形式で出力したファイルをワードパッドやMicrosoft Office Word、一太郎以外のソフトで読み込む場合に、正常に読むことができない場合があります。その場合は、超漢字Vから出力したRTF形式のファイルをいったんワードパッドで開き、保存操作を行った後に、該当のソフトで読み込んでください。

●ご参考
超漢字V FAQ集 Q.1925

RTF形式の文章データをWindowsの共有フォルダから超漢字Vに取り込む

機能追加の概要

超漢字V R4.540では、以下の機能が追加されています。

  • 超漢字Vの共有フォルダ参照からWindows側に出力されたRTF形式の文章データのテキスト部分を再び超漢字Vに取り込むことができます。
    • フォント切り替え機能によってGT書体およびTフォントで表現された文字は、対応するTRONコードの文字に変換します。
  • ファイル入力変換パネルで、変換方法としてRTF形式を指定できます。
  • 文章内の全角/半角文字を区別して変換します。
  • 改行とタブの制御コードに対応しています。

ファイルの入力方法

以下の手順で、Windows側でRTF形式で保存された文章データのテキスト部分を、超漢字Vの文書データに変換して取り込むことができます。

  1. [小物]メニューの[共有フォルダ参照]を選び、ファイルが格納されている共有フォルダを開きます。
  2. 超漢字Vに取り込みたいRTF形式のファイルを選んで、任意のウィンドウにドラッグします。
  3. ファイル入力変換パネルが現れます。
    ファイルを超漢字V側に取り込む際の実身名を入力します。
    • 変換方法は[文章(RTF)]、挿入付せんは[基本文章編集]に自動的に設定されます。
    ファイル入力変換パネル
  4. [実行]をクリックします。
    文章データの仮身がドラッグしたウィンドウに現れます。

ご注意と制限事項

変換できないデータは読み飛ばされます。

  • 本文のテキスト部分以外の情報(ヘッダやフッタなど)は取りこめません。
  • Windows側の変換元ファイルで指定された文字の大きさや色などの修飾情報、書体や書式設定などの情報は変換できません。
  • 文章中に埋め込まれた図形や画像などのデータは取りこめません。
    RTF出力変換時に画像イメージとして出力された文字は取り込む際に読み飛ばされます。
  • フォント切り替え方式によって表現された文字のフォント設定の情報は、入力変換時に超漢字V側の文字コードに変換するための情報として利用されます。
    ただし、フォント情報は反映されません。たとえばWindows側でT明朝体で表現されていた文字を超漢字V側に取り込んだ場合はGT書体フォントで表示されます。
  • 超漢字Vから出力変換した文章データ以外のRTF形式のファイルをWindowsから超漢字Vに取り込んだ場合は、文字化けするなど正しく変換されないことがあります。
    また、超漢字Vから出力した文章データをWindows側のアプリケーションで編集したあとで再び超漢字Vに取り込んだ場合の変換結果を保証するものではありません。
    あらかじめご了承ください。

変更履歴

  • 2011年2月9日(水)
    Tフォントに関する情報を追加。
  • 2009年7月15日(水)
    Windowsに出力したRTF形式に対応していないソフトでの回避方法の情報を追加。
  • 2009年7月8日(水)
    Windows版GT書体フォントの登録方法の情報を追加。
  • 2009年5月29日(金)
    初版

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