作成した図形を保護して、間違って操作してしまわないようにすることができます。この操作を“部品を保護する”といいます。
たとえば、部屋の中の家具のレイアウトを決めるために基本図形編集を使ったとしましょう。ひとつひとつの家具を部品として作成します。次に部屋の見取図を描きこれを保護しておきます。こうすれば、見取図を誤って動かしてしまうことなく、家具をいろいろに配置して、レイアウトを検討することができます。
保護の機能は、[基本図形編集]と[仮身一覧]のアプリケーションで使うことができます。以下が保護の対象になります。
[基本図形編集]: 一般図形、ピクセルマップ枠、文字枠、仮身
[仮身一覧]: 仮身
保護には、部品を“固定化”する方法と“背景化”する方法の2つがあります。それぞれ以下のように操作が制限されます。
操作 | 固定化された部品 | 背景化された部品 |
---|---|---|
選択 | ○ | × |
移動(注1) | × | × |
複写 | ○(注2) | × |
拡大・縮小 | ×(注3) | × |
削除 | × | × |
属性変更 | × | × |
[図形操作]メニュー | × | × |
[~前へ][~後ろへ]メニュー | ○ | × |
[仮身操作]メニュー | × | × |
[実身操作]メニュー | ○ | × |
[実行]メニュー | ○ | ○(注4) |
文字入力 | × | × |
○:操作可能 ×:操作不可
注1:[仮身一覧]では、[自動配置]と[整頓]操作も含みます。
注2:複写によって新しく生成された部品は、固定化されません。
注3:ちらつき枠の隅でも、ポインタは変形手〔〕になりません。
注4:選択できないので、[実行]メニューは選べません。ピクトグラムのダブルクリック操作によって起動します。
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