基本通信を起動したときに最初に現れるウィンドウを“通信ウィンドウ”とよびます。
変換入力/状態表示エリア
変換入力/状態表示エリアは、以下の2つの役割を持っています。
1)変換入力エリアとして
超漢字Vの文字入力状態が
英数状態のとき: ・打ち込まれた文字は、そのままただちにホストへ送られる。
それ以外のとき: ・打ち込まれた文字は、かな漢字変換の読みであると解釈され、変換入力エリアにためられる。この中で、かな漢字変換をする。
・右[Ctrl]または[F10]キーを押すと、文字列が確定しホストへ送られる。
・[Enter]キーを押すと、そのまま文字列が確定しホストへ送られ、さらに最後に「改行」が送られる。
2)状態表示エリアとして
電話をかけているときや、データの送受信しているときの状態を表示します。
受信文字表示エリア
受信文字表示エリアは、ホストから送られてきた文字を表示し、通信記録として残しておくエリアです。
スクロールバーを使ってスクロールして、前の通信内容を見返すことができます。
†左[Ctrl]キーを押しながら[↑]/[↓]キーを押すと、1画面スクロールします。
†[Page Up]/[Page Down]キーを押すと、1画面スクロールします。
†[Alt]キーを押しながら[↑]/[↓]キーを押すと、いちばん上/下へスクロールします。
†文字を受け取っている最中でも、通信記録を見返すことができます。このときにも、受け取った文字は通信記録の最後尾に追加されていきます。
受信文字表示エリアの中の文章を選択して、ほかのウィンドウへドラッグして複写することができます。
†[編集]メニューの[トレーへ複写]を使うこともできます。
†このエリアに表示されている文章の内容を変更することはできません。
接続状態表示エリア
接続状態表示エリアは、ホストとの接続の状態を表示します。
-使用不可- 回線が使用できない状態。通信環境設定によりほかのポートに変更してください。
-送信不可- CTS信号がOFFのため送信できない状態。
XON待ち中 XON/XOFF制御でXOFFを受信した状態。この状態では、XONを受信するまで送信できません。XONを受信しても超漢字V側から実際に何かを送信しないかぎり、この表示は解除されません。
CTS待ち中 RTS/CTS制御でCTS信号がOFFの状態。
接続中 XXX分 電話が接続されている状態(CD信号がON)。XXX は経過時間(分単位)。
(なし) 電話を接続していない状態、またはターミナルエミュレータとして使っている状態。
■ドラッグして文字を入力する
文字をキーボードから打ち込む代わりに、ドラッグしてホストへ文字を送ることができます。
1≫送信したい文字を通信ウィンドウへドラッグします。
†移動操作でかまいません。複写操作をする必要はありません。
†[編集]メニューを使うこともできます。
†受信文字表示エリアの中の文字をドラッグすることもできます。これは、過去に自分が入力した文字を再度入力する操作になります。
2≫データ送信のパネルが現れます。
[無手順]がON()になっていることを確認して、[送信]スイッチをクリックします。
∇スクロールして見返せる通信記録の範囲
受信文字表示エリアをスクロールして、前の通信記録を見返すことができます。その範囲は、以下に限られます。
*現在開いているウィンドウを起動したあとから始まった通信の記録
*ある一定容量を超えない最近の通信の記録
この条件にあてはまらない通信記録は、通信記録実身を基本文章編集を使って読むことができます。