■複雑な文書構造も、実身と仮身をフルに活用してスッキリ整理
作成した文書(実身)が増えてきたら、それらをきちんと分類整理して、実身の中に入れておくことをお勧めします。キャビネット(仮身一覧)だけでなく、原稿用紙(基本文章編集)や画用紙(基本図形編集)も文書を格納しておく場になります。単に仮身を並べるだけでなく、文章や図形の中に仮身を混ぜてわかりやすく整理できます。
このとき、同一の実身を複数の仮身から指すことができる実身と仮身の性質をフルに活用できます。たとえば隣に住む鈴木さんは、町内会の幹事さんでもあれば、町内野球チームのサードを守る3番打者かもしれません。鈴木さんの立場はいろいろですが、鈴木さんという人は1人です。
実身と仮身を使うと鈴木さんに関する実身をうまく整理できます。鈴木さんの実身を指す仮身を2つ作り、一方を基本文章編集で作った町内会名簿に、もう一方を基本図形編集で作った守備のポジション図に入れておくのです。
■実身を削除できないようにする
実身を間違って削除してしまったり、変更したりできないようにすることができます。
1≫仮身を選択します。
この仮身が参照する実身が対象になります。
2≫[実身操作]メニューの[管理情報]を選び、〈使用者管理〉の見出しをクリックします。
使用者管理情報を設定するパネルが現れます。
3≫実身の内容を変えることを禁止するには[変更不可]をON()にします。
実身を削除することを禁止するには[削除不可]をON()にします。
◆通常、参照する仮身が一つもなくなった実身は自動的に削除されます。しかし、“削除不可”属性のついている実身は削除されずに、くず実身としてディスク上に残ります。くず実身は、普通の実身へ復旧することができます。
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