漢字を入力したいときに、読みからの変換ではうまく漢字に変換できないことがあります。また、世界各国の文字や記号類なども、標準のかな漢字変換では入力できません。かな漢字変換で入力できない文字を使いたい場合には、「文字検索」というアプリケーションを利用します。
マウスの右ボタンを押し、「小物」メニューから「文字検索」を選択することで、「文字検索」が起動します。
文字検索は、入力したい文字の読み、画数、漢字の構成部品(偏や旁など)、区点コードなどを指定して文字を探し出すことができます。
検索のポイントは「電話で相手に漢字や文字を伝えるときのように、検索条件を指定できる」点です。 たとえば、「鰻」という漢字を電話の相手に伝えるときには、どう表現したらよいでしょうか。
「魚偏に、日と四と又」
「漫画の漫からサンズイを取って、魚を付けた字」
「魚に曼陀羅(まんだら)の曼」
など、さまざまな表現ができるでしょう。
文字検索では、上記のいずれの表現も、検索条件として指定することができます。
従来の漢和辞典の検索方法では、正確な部首や画数の知識がないと目的の文字を見つけ出すのは、なかなか難しいものです。辞書を使い慣れていないと、本棚から辞書を取り出すのさえ億劫に感じてしまいます。
しかし、超漢字の文字検索は、文字の見た目から簡単に検索できます。
「漁」は本来「水」部(サンズイ)に属しますが、文字検索では、サンズイの代わりにカタカナの「シ」と「魚」を検索条件に指定すれば見つけることができます。
「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」の「爨」は、部首も総画数もよく分かりません。そういう場合は、構成部品として「林」と「大」と「火」など、目立つ部品だけを指定したり、総画数を「25画から30画の間」と、おおよその画数で検索したりできます。
目的の漢字が見つかったら、正確な部首や画数、読みなどの情報を、文字検索の文字情報画面や「超漢字岩波新漢語辞典」などで確認してみましょう。文字検索を使ってゲーム感覚で漢字を調べているうちに、いつのまにか漢字の知識が身についているかもしれません。
文字検索の機能については、以下のページでも紹介しています。あわせてご覧ください。