基本文章編集で図形を作成することはできませんが、基本図形編集で作成した図形を文章の中に埋め込むことができます。以下の2つの方法があります。
方法1: 図形データを直接文章の中に埋め込む
方法2: 開いた仮身を貼り込む
■図形を文章の中に埋め込む
基本図形編集で作成した図形を、文章の中に埋め込みます。埋め込まれた図形を“埋め込み図形”とよびます。
1≫基本図形編集で図形を作成します。
2≫ドラッグ操作やトレー操作を使って、図形を文章の中に移動・複写します。
文章の中に図形が埋め込まれます。
∇文章の中の図形は、1文字として扱われる
埋め込み図形は1つの文字のように扱われます。したがって、図形を埋め込む位置は文字を置くことのできる位置に限られます。また、文字と同じように、移動・複写することができます。
◆[文字色]メニュー、[書体]メニュー、[文字修飾]メニューの[太字]、[斜体]、[袋文字]、[影付き]、[比例ピッチ]および[書式/印刷]メニューの[回転]は効果がありません。
∇埋め込み図形を拡大・縮小する
埋め込み図形を拡大・縮小することができます。
1≫埋め込み図形をクリックして選択します。
ちらつき枠で囲まれます。
2≫埋め込み図形の隅をプレスし、そのままドラッグしリリースします。
埋め込み図形が拡大・縮小されます。
■埋め込み図形の文字化
埋め込み図形を“文字化”することにより、以下の修飾を図形に対して行うことができます。
*[文字修飾]メニューの[下線]、[網掛]、[反転]、[上付き]、[下付き]
埋め込み図形の文字化は、以下の操作によって行います。
1≫埋め込み図形をクリックして選択します。
ちらつき枠で囲まれます
2≫埋め込み図形の隅をプレスし、そのまま、図形の幅または高さがなくなるようにドラッグしリリースします。
図形の大きさが文字の高さにそろいます。この状態の図形を、“文字化された図形”とよびます。
∇文字化された図形と一般の文字の違い
“文字化された図形”と“一般の文字”の違いは、以下のとおりです。
文字化された図形
*基本図形編集を使って複雑な図形を描くことができます。
*文字化された図形が入った文書を、超漢字Vが動作しているほかのコンピュータと自由に交換することができます。
*文字のように扱えるのは、[文字サイズ]メニューの全て、[文字修飾]メニューの横書きの[下線]、縦書きの[左線]、[網掛]、[反転]、横書きの[上付き]、縦書きの[右付き]、横書きの[下付き]、縦書きの[左付き]、および[書式/印刷]メニューの[縦中横]、[ルビ](ルビ文字としては不可)です。
*[文字色]メニュー、[書体]メニュー、[文字修飾]メニューの[太字]、[斜体]、[袋文字]、[影付き]、[比例ピッチ]および[書式/印刷]メニューの[回転]は効果がありません。
*検索の対象になりません。
*ユーザ辞書に登録することはできません。
一般の文字
*[文字サイズ]メニュー、[文字色]メニュー、[文字修飾]メニューを使って、文字を修飾できます。
*[書式/印刷]メニューを使って、[縦中横]、[ルビ](ルビ文字にも使えます)、[回転]も利用できます。
*[書体]メニューを使って、書体を選択できます。
*検索の対象にできます。
*ユーザ辞書に登録できます。実身の名前など、文字を使う局面ならば超漢字Vのどこででも使えます。